コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

【授業】日本言語文化各論Ⅳ【連動】

2009-10-07 14:31:01 | 
御意見帳35。10/6、14:30現在の登録者数は32。
ちゃんと登録手続してくださいね~。

今週新規に来る人もいるかも知れませんが、40を超えることはないでしょう。
まぁ、良い人数だ。


一回目の授業で話したように、この授業は江戸時代のワークショップのような物です。
山東京伝を講師に呼んで、情報意匠論の授業をやる、と言う感じ。

だから、今までの「文学」の授業のイメージで来ると面食らうかも知れません。

前々から言っているように、江戸戯作は「何を伝えるか」よりも「どう伝えるか」が遙かに大事。
それは逆に、どんなに時代や文化が変わっても、応用可能な発想の宝庫でもあるわけです。
伝えたいメッセージは変わる。
勿論、メディアも情報流通の仕組みも変わるんだけれど、我々が思いつく事なんて、大抵誰かがやってます。
特に、戯作者たち。

京伝に学ぶことの意味は、まだ解らないかも知れないけれど、多分今月の授業だけで仰天すると思うよ。

授業でも言ったように、最初に京伝の伝記的な話をする予定でしたが、まず一つ試しに読んだ方が楽しく入れると思うので、今週は『御存商売物』を読みます。

授業で紹介した画像を含め、いろいろネットで見られるような物をリンクしておきますので、一通り予習しておいて下さい(ホントはこう言うの、自分で探すべきなんだけどね)。

まだまだ沢山あるはずなので、見つけたらコメント欄に追加して下さい)。


勿論、文献資料も読むこと!
それから、所謂“文学”だけでなく、江戸時代、及び、江戸の街、芸能風俗などについての基本的な知識は蓄えておいて下さいね。



立命館大学アート・リサーチセンター公開アーカイブズ
ものすごい量のアーカイブの集積。ここから色々たどれます。
立命館の所蔵する戯作類の画像も大量にありますので、探してみて下さい。

国会図書館電子図書館
浮世絵などかなり。著作権の切れた明治の本が大量に読めます。近代の研究にも有効。WARP・PORTAも注目です。


国文学研究資料館 電子資料館
画像はまだ少ないんですが、調べ物には必須。「伊豆韮山江川家文書データベース」は社会学科の湯之上先生たちのお仕事です。

東京国立博物館 図書・写真検索
浮世絵が大量にあります。いろんなキーワードで検索してみて下さい。
実際に行って閲覧も出来ます。

日本芸術文化振興会 伝統芸能データベース
ここの「文化デジタルライブラリー」を一通り見ておくと、歌舞伎・文楽・能などを見に行くときの理解度が格段に上がると思いますよ。蔵書検索も。
実際に行って閲覧も出来ます。

国際日本文化研究センター データベース
ここからも色々辿れます。とんでもなく貴重・便利な物が含まれています。自分で見つけましょう。


都立中央図書館 貴重資料画像データベース
浮世絵が大量にあります。もっと草双紙が見られるようになるとありがたいんですが……。

静岡県立中央図書館 貴重書画像データベース
大量の浮世絵画像があります。閲覧申込をすれば本物も見られます(掛川まで行かねばなりませんが)。使用許可申請をすると素晴らしいtiff画像が借りられます。
デジタル葵文庫も必見。

中之島図書館 各種目録・データベース
上方はここ。西鶴や浮世草子の画像なども豊富です。

舞鶴市糸井文庫閲覧システム
ローカルネタですが、立命館の協力で大量の画像データベース。



東京大学附属図書館 電子版霞亭文庫
江戸時代の文芸書が大量に見られます。ダウンロードできるPDF版の目録(重い)も便利。
『御存商売物』の画像を探してみて下さい。

京都大学電子図書館 貴重資料画像
とにかくこのメニューを見よ! 特に『今昔物語』は、この手の資料の提供方法のとても早い実例です。標準になっていって欲しいですね。

東北大学附属図書館 狩野文庫画像データベース
絵本が豊富です。さしあたり「絵本」「画本」をチェック!

九州大学附属図書館讀本コレクション
全ページ画像は少なめですが、読本を通覧出来る貴重なコレクション。

東京芸術大学附属図書館 貴重資料データベース
登録制。ここにも絵本が沢山。

東京学芸大学コレクション
往来物・双六・教科書など多数。

早稲田大学演劇博物館 デジタル・アーカイブ・コレクション
ここにも浮世絵多数。他にも、上演資料や台本など演劇関係の資料の宝庫です。



くもん子ども浮世絵ギャラリー
使える画像というのではありませんが、貴重な画像がいろいろ。


切りがないのでやめますが、日本文学のテクストや浮世絵画像は、海外の美術館、大学のサイトなどでも提供されています(例えばボストン美術館スポルディングコレクションとか、バージニア大学日本語テキストイニシアチブとか)。或いは骨董屋さんのサイト(例えば森宮古美術~ウチのゼミ生の実家!~とか)が詳しい場合もあります。色々調べてみて下さい。

上にも書きましたが、ここにない物を見つけたら是非コメント欄で紹介して下さい。


静岡大学にも江戸時代の本が大量にあります。
デジタル化はまだ出来ていないようですが、検索できれば閲覧は可能です。
探してみて下さい!

そうそう、静岡市立中央図書館にも十返舎一九の作品のコレクションがありますが、これもデジタルデータは公開されていませんね。

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