短かったけどしんどかった。
皆さんも消耗したんじゃないかと思います。
お疲れ様でした。
しかし、一回目も二回目も、宿題の質が総体的には高いので、とても嬉しいです。
最終レポートは、ある意味やり甲斐がないかなぁ、とちょっと心配ですが、楽しみにしています。
さて、今日はまとめの話のついでに感想を書いてもらいました。
無記名でも良い、ということで、もっと悪態が多いかな、と思ったらそれほどでもなく、まずは一安心。
なのですが、いくつか明確に批判的なコメントがあったので、少し弁解というか、考え方を説明しておこうと思います。
「 よく解らなかった」とか「 暑苦しいので髪を切れ」とかは、まぁ、そういう意見もあるだろうなぁ、ということで、全員に歓迎され、理解されるとは思っていないので(って、開き直りですが)仕方ないなぁ、と言うことなんですが……。
それと、「 部外者を呼ぶのは授業外にして欲しい」と言う意見には、ちょっと驚き。そうなのかぁ。幅が拡がって歓迎されると思ってた……。
そんな細かいことではなくて、一枚、非常に丁寧に授業を批判してくれた人がいます。
変に端折るよりそのまま引用した方がフェアだと思うので、以下、原文のまま。
学部共通科目としては受けた中で最低。
趣旨と意図が学部共通とはズレすぎている。
自分の趣味の話は自分の授業で話してください。
他学科の必修科目でするような授業ではないと
いうのが率直な感想です。服部先生と順番が
逆だったら、絶対にうけませんでした。
今まで、少人数の授業しかもったことないとしても、
次回はもう少し改善を。もしくは、以降、学部共通
をもたないで下さい。あなたは向いてません。
授業中やブログでそのような空気を感じませんでしたか?
理解できて頂ければ幸いです。
他の先生はもっと一般的で導入的なところをあつかっていますよ。
いやぁ、「最低」という評価はともかく、仰ることは、冗談でも負け惜しみでもなく本当にその通りだと思います。
こういう意見が出てくるのは匿名アンケートの良いところですね。
そして、必修とはいえ、出席取らない授業にちゃんと出て、こういう事を書いてくれることに感心・感謝。
私は“一般的で導入的”な話ができないんだ、と言うことを、改めて自覚させられました。
というか、そういう物は必要なくて、具体的個別的な物から、学生達が学び取ってくれればいい、と、期待しているのです。
実際、今回も、多くの人たちが、個別具体的な……つまり、オルゴールやプラモデルの……ことではなく、考え方の問題を話しているのだ、と理解してくれたんじゃないかと思っています。
ですが、アンケートを読んでいても、“プラモデルのことが分かって良かった”というような個別の知識に関する感想が相当あって、伝わってないなぁ、と思っているのも確かなんですよね。
本当に、大人数でどんな授業をすればいいのか、悩みに悩んだ末に、こういう話になりました。なので、いろんな所に未消化部分があって、私自身不完全燃焼のような……。
「 以降、学部共通をもたないで下さい。あなたは向いてません。」
これ、冗談抜きに、今後担当させられそうになったら使わせて頂きます。
そして「 授業中やブログでそのような空気を感じませんでしたか?」
ね。
ブログでは、変なコメントもありましたが、基本そういう「空気」は判らなかったんですが、教室の空気は確かに最後まで違和感というか、これで良いのかなぁ、という感じでした。
200人超だと、個別に意見も言いにくいだろうし、本当に難しいです。
私としては、やっぱりせっかく国立大学なんだし、こんな大教室の授業にすること無いじゃん、と思ってしまう。
今後も、正直やりたくないです。
でも、そうも言ってられませんよねぇ。
しかし、一般的、導入的、って、どんな話をしているんだろう……。
やっぱり、どうせ無理するなら、個別具体的な事象を材料にして、一般的な関心に持っていってもらえるようにし向ける努力をしたい。
教科書とか、その辺の本に出ていることなら自分で読めば済むわけで。
むうううう。
悩むところです。
慰めのコメントも歓迎ですが、すこし、大講義室で学部共通科目(言語文化学科以外の学生対象)だったら、こういう話をしたら、と言う提案など、お待ちしております(でもやりたくないいいいいいい)。
最終レポートについての質問も随時。
提出期限: 8/12(水)(13日から校舎に入れなくなります。それまでに出しておくこと!)
提出場所:人文学部A棟3階 レポートボックス(7月中に設置します。メール不可)。
課題:小二田の担当した授業を踏まえ、地域を学ぶことと、自分のこれからの研究とを、どう繋げることが出来るか、具体的な展望を2000字~4000字で書いて提出してください。
用紙・書式は自由ですが、学籍番号・学科・氏名を1枚目の紙に明記し、しっかり綴じて提出してください。
クリップは他のレポートを傷つける恐れがあるので不可です。
いろいろデザインに凝っても構いませんよ。
と言うことで!
皆さんも消耗したんじゃないかと思います。
お疲れ様でした。
しかし、一回目も二回目も、宿題の質が総体的には高いので、とても嬉しいです。
最終レポートは、ある意味やり甲斐がないかなぁ、とちょっと心配ですが、楽しみにしています。
さて、今日はまとめの話のついでに感想を書いてもらいました。
無記名でも良い、ということで、もっと悪態が多いかな、と思ったらそれほどでもなく、まずは一安心。
なのですが、いくつか明確に批判的なコメントがあったので、少し弁解というか、考え方を説明しておこうと思います。
「 よく解らなかった」とか「 暑苦しいので髪を切れ」とかは、まぁ、そういう意見もあるだろうなぁ、ということで、全員に歓迎され、理解されるとは思っていないので(って、開き直りですが)仕方ないなぁ、と言うことなんですが……。
それと、「 部外者を呼ぶのは授業外にして欲しい」と言う意見には、ちょっと驚き。そうなのかぁ。幅が拡がって歓迎されると思ってた……。
そんな細かいことではなくて、一枚、非常に丁寧に授業を批判してくれた人がいます。
変に端折るよりそのまま引用した方がフェアだと思うので、以下、原文のまま。
学部共通科目としては受けた中で最低。
趣旨と意図が学部共通とはズレすぎている。
自分の趣味の話は自分の授業で話してください。
他学科の必修科目でするような授業ではないと
いうのが率直な感想です。服部先生と順番が
逆だったら、絶対にうけませんでした。
今まで、少人数の授業しかもったことないとしても、
次回はもう少し改善を。もしくは、以降、学部共通
をもたないで下さい。あなたは向いてません。
授業中やブログでそのような空気を感じませんでしたか?
理解できて頂ければ幸いです。
他の先生はもっと一般的で導入的なところをあつかっていますよ。
いやぁ、「最低」という評価はともかく、仰ることは、冗談でも負け惜しみでもなく本当にその通りだと思います。
こういう意見が出てくるのは匿名アンケートの良いところですね。
そして、必修とはいえ、出席取らない授業にちゃんと出て、こういう事を書いてくれることに感心・感謝。
私は“一般的で導入的”な話ができないんだ、と言うことを、改めて自覚させられました。
というか、そういう物は必要なくて、具体的個別的な物から、学生達が学び取ってくれればいい、と、期待しているのです。
実際、今回も、多くの人たちが、個別具体的な……つまり、オルゴールやプラモデルの……ことではなく、考え方の問題を話しているのだ、と理解してくれたんじゃないかと思っています。
ですが、アンケートを読んでいても、“プラモデルのことが分かって良かった”というような個別の知識に関する感想が相当あって、伝わってないなぁ、と思っているのも確かなんですよね。
本当に、大人数でどんな授業をすればいいのか、悩みに悩んだ末に、こういう話になりました。なので、いろんな所に未消化部分があって、私自身不完全燃焼のような……。
「 以降、学部共通をもたないで下さい。あなたは向いてません。」
これ、冗談抜きに、今後担当させられそうになったら使わせて頂きます。
そして「 授業中やブログでそのような空気を感じませんでしたか?」
ね。
ブログでは、変なコメントもありましたが、基本そういう「空気」は判らなかったんですが、教室の空気は確かに最後まで違和感というか、これで良いのかなぁ、という感じでした。
200人超だと、個別に意見も言いにくいだろうし、本当に難しいです。
私としては、やっぱりせっかく国立大学なんだし、こんな大教室の授業にすること無いじゃん、と思ってしまう。
今後も、正直やりたくないです。
でも、そうも言ってられませんよねぇ。
しかし、一般的、導入的、って、どんな話をしているんだろう……。
やっぱり、どうせ無理するなら、個別具体的な事象を材料にして、一般的な関心に持っていってもらえるようにし向ける努力をしたい。
教科書とか、その辺の本に出ていることなら自分で読めば済むわけで。
むうううう。
悩むところです。
慰めのコメントも歓迎ですが、すこし、大講義室で学部共通科目(言語文化学科以外の学生対象)だったら、こういう話をしたら、と言う提案など、お待ちしております(でもやりたくないいいいいいい)。
最終レポートについての質問も随時。
提出期限: 8/12(水)(13日から校舎に入れなくなります。それまでに出しておくこと!)
提出場所:人文学部A棟3階 レポートボックス(7月中に設置します。メール不可)。
課題:小二田の担当した授業を踏まえ、地域を学ぶことと、自分のこれからの研究とを、どう繋げることが出来るか、具体的な展望を2000字~4000字で書いて提出してください。
用紙・書式は自由ですが、学籍番号・学科・氏名を1枚目の紙に明記し、しっかり綴じて提出してください。
クリップは他のレポートを傷つける恐れがあるので不可です。
いろいろデザインに凝っても構いませんよ。
と言うことで!
私は「一般的導入的」といえば、その昔「食卓から政治が見える!」というスローガンとか、
「エビやバナナから日本と東南アジアの関係を考える」とか、そういうものを想起します。
あと「個人的な問題は社会的な問題だ」というのもありました。
身近な「具体」が普遍的テーマに繋がる面白さ・・・、学問、サイエンス、社会問題へのアプローチ方法として、まさに「一般的導入的」だと思うのですが。
私は受講生でないため講義を聴いてないので、ここで書かれている「ねらい」と実際の講義内容が一致していたのかどうか、という部分ではなんともいえませんけれど。
実際に“他の先生”はどんな話なんだろう。
具体的で身近な材料は使わない??
「趣旨と意図が学部共通とはズレすぎている。」
と言う、その趣旨は、何を想定しているのか、とか。
まぁ、開き直って自画自賛するのは良くないし、こういう議論は活発にしたいんですが、一方で、やっぱり個別具体的なことから発見する力を身につけて欲しいのだよなぁ。
総論・概論というのは、相当に“各論”が頭に入ってからでないと理解できないと思うのです。
“入門”“導入”は、まさに“食卓”とかから入るのだろうと……。
もう少し、学生達から意見が出てくると嬉しいです。
学部共通に求めるものによって、変わってくるのではないでしょうか。
僕は逆ですね。学部共通は、言い方悪いですけど、受けたくなくても受けなければならない授業、しかも自分の興味がなくても。
だから、僕はその授業で導入的な知識なんて求めていません。覚えたところで、忘れるだけだし、仮にその分野に興味を持てても、その後さらに専門的なことまでは学ぶ気になれません。
それならば、先生のように具体的な例を取り上げていただければ、興味も持ちやすいし、そこから知識だけではない何かを学べるかと思います。
例えばですが、経済系の授業を受けたとして、需要曲線がどのこうの言われるより、ガソリン価格の急騰や、サブプライムローンなどの実例を取り上げたほうがおもしろいのではないでしょうか。
一回の講義につき何か一つ考えさせることがあればいいんじゃないでしょうか。
今回の講義は独特な課題や講演もあって「楽だった」とは言えませんが、有意義に感じた人も少なくはないと思います。
結局のところ、これを言ってしまえば元も子もないですが、人によりけりだと思います。
テスト重視か授業態度重視か賛否両論のように。
「ひとによる」んですよね。
たしかに、リアルな現象の話を出さずに需給曲線とか言われても、ねぇ。
一昨日のオープンキャンパスで、「静大オリジナルの授業はありますか」という質問がありました。
高校までの授業は、同学年なら大体同じ授業をしなければならないんだけれど、大学はみんな違う。
いま、それを均質化しようという動きもあるんだけれど、そうなったらどんどん授業は楽しくなくなるんじゃないかと思うのだ。
楽しく身近なネタで、「何か一つ考えさせることがあればいい」を目指したいですね。
「何か一つ知識が増えた」ではなく「知識ではない何か」。
というわけで、色々ご意見有難うございます。
その上で、私はもう一つ、人大講満室でちゃんと聴いて貰える授業って、どういうの? と言う疑問があるのです。
講演会では200人超も経験あるんですがそれは、テーマに興味がある人が来るので受けて当たり前。
経済などの専門の授業で専門の学生ならそれもあり得るでしょう。
でも、「受けたくなくても受けなければならない授業、しかも自分の興味がなくても」という学生たちを引きつけるのって、中々難しい問題ですよねぇ。