えーっと。
北斗星で札幌に向かうため、東海道線をどの列車に乗ればよいか。
まぁ、そんな風に見ていただいたほうが健康によろしいものです。
出張最終日。
私、小田急電鉄相模大野駅に降りました。
午前7時のこと。
で、午後3時半くらいまで仕事して、下北沢のGMにでもちょっと寄って、午後6時発のはやて~つがる~はまなすで札幌に戻ろうとしたのですね。
前と同じパターンで。
ところが。
財布にカードと免許証が無いんです。
気がついたのは午後3時45分。
特急なんぞ乗ってリッチにフフんなんてやろうと
相模大野で新宿方面行列車を待っていたときでした。
【16:17:30/相模大野改札】
真っ青です。
あわてて窓口に駆け込み、
拾得物の確認をすると、幸い。
相模大野に行く列車の中で落し、その列車は小田原に到着していたとの事。
そう。
「 小 田 原 」に保管されているとの事。
金品なので移送もできないこと。
だから、
札幌に帰るのに小田原経由で帰ることが決まった瞬間でした。
【16:19:16/相模大野】
さがみ75号
何故かそれに乗ることになってしまったのでした。
もっと相模大野で急げれば、もっと違った展開であったかもしれません。
が、事実はこの時間がスタートです。
【16:28:40】
乗客は一両に15名くらい。
【16:48:48】
どんどん山が見えてきます。ここで携帯で乗り換え連絡を調べると
「午後6時には東京上野に着くのは無理だよーん」
ということ。
ああ、
乗り損ねてしまうこと確定です。
自腹で飛行機を取るか、またはせめて乗車券だけ活かして北斗星に乗るか。
色々考えます。
会社には「とにかくなんとかする」
と言うだけ。
明日の午前中には会議に出なくてはなりません。
私はドコまで連れて行かれるの?
小田原ってどれくらい遠いのか?
既に客が居ませんでした。
本厚木でほぼ降りていってしまいました。
【16:52:08】
ああ、前に小田原に行ったことあるな。
楽しかった旅行だった。
しかし今は焦燥感しかありません。
感覚も忘れております。
おいおい、本当にどこまで山の中に入るんだ・・・?
【16:57:22】
誰も居ないから、携帯で会社と連絡。
「とにかく別手段で帰る」
総務「じゃ、追加金は自腹でヨロ、勝手に帰ってきなさい」
そーだよねぇええええ。
かなりのカーブです。
【16:59:24】
通勤電車がすれ違うのが奇跡のようです。
これ、本当に新宿まで繋がっているのねぇ。
この写真のちょっと前に、当列車の上をJR車輌が越えていきました。
「JR東海313系!!!」
もうね、なんか偉い遠くに来たみたいです。
【17:09:06】
小田原に着きました。
どうだ、伊豆ッ箱の到着駅ではないか。
といっても、写真取りに行く余裕などありません。
まず、
屋根を撮る
ちがうちがう。
【17:09:58】
忘れ物ゲエエエエエット!!!!
確かにありました。
ありがとう。
で、ここでまず、新幹線と各特急急行の乗車変更をしなくてはなりません。
東京駅に着くまでには発車してしまうから、この駅が最終(乗変)チャンスです。
払い戻しはアレとしたので、北斗星を狙います。
「開放寝台車ならありますよ」
うん。
個室なんて贅沢なこと言えないな。
とりあえず確保。
で、間に合うのかと聴けば「わかりません」
【17:25:34】
とりあえず、東京行の東海道線に飛び乗りました。
贅沢ですが、諸々考えるためにG車です。
もう・・・小田急ですら色が違うんだもん・・・。
格好いいなぁ・・・違うって?
【17:32:26】
とりあえず列車は走り出しました。
この列車では間に合うのか?
携帯をポチポチ操作すると・・・
「基本的に間に合いませぬ」
あ”~ま~じ~で~!
接続はしていないのでした。
こまったぞぉ
間に合わないことを考えると最終決断地は横浜と考えます。
横浜までに考え及ばないと、羽田には飛べません。
それ以前に、払い戻しできなくなります。
乗車変更はもう掛けられないので後は払い戻しのみになります。
【17:42:12】
しょうがないので、時刻表モードでマニュアルで模索します。
【18:05:18】
あんんだあれ?
鎌倉駅であんなのが見えるんですね。
【18:06:06】
タシーロ
【18:11:54】
ここは・・・どこだ・・・?
いずれにしてもあと53分で上野駅に居なくてはなりません。
次は横浜か・・・あ?215系だ!
【18:13:12】
暫く併走しておりました。
ライナー運用の回送でしょうか?
で、ここまでで判ったこと。
「東京駅と上野駅、乗り換え時間最大2分弱で駆け抜ければ、乗れる可能性あり!」
これはトライする価値はありそうです。
最悪、北斗星を新幹線で追いかければ良いや・・・?え?コストパフォーマンスは最悪ですよ?
【18:18:58】
このあたりでアテンダントにこの列車が890Mという列番である事を教えてもらう。
小田原17:24発で横浜駅18:22発らしい。
熱海からきているらしい。
この列車で間に合えば北斗星最終連絡列車確定。
で、ここからは流石に写真撮れず。
猛然とアホみたいにおっさんが走ります。
ラッチ内をスーツ姿のおっさんが走ります。
結果は
【19:05:18】
間に合いました。
えーっと、東京駅でそれはそれは速やかに山手線ホームに駆け上がり
ほぼ同発の京浜東北ローカルに乗車。
上野駅ではそれはそれは猛然とダッシュ。
弁当も飲み物も買えず13番線に駆け込み、発車ベルの鳴る中、13番線の根元のコインロッカーから荷物を引き釣り出して列車11号車に駆け込んだのでした。
この時間見ると、19:03発のはずが、2分遅れているように見えます。
これは間に合ったのか、待ってくれたのか・・・?
ひとつだけ、
このカレチ氏「あ、クーラー強くしておくね」
と、ものごつう汗だくで荒い息をしている私に声を掛けてくれたのでした・・・・。
ちなみに
大宮あたりまで、デッキでゼーゼー言っておりました・・・・。
890M
これは連絡列車と・・・言えませんよねぇ・・・。
一本前の伊東発528Mが限界だと思います・・・。
↑何やってんだ・・・。
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Nは北海道主体で集めています。
貴重品が無事見つかりよかったですね。
東海道新幹線に乗ればもう少し時間に余裕があったのでは?と思います。
あ、観音様は鎌倉ではなく、大船だと思います。
で、ちょっとしたギモン
1:小田原だったら「こだま」は視野になかった?
2:東海道→山手乗換ならばなぜ新橋で乗り換えない?
まぁ、1については再度¥追加になるからわからんでもないが、
東京よりも新橋乗換の方が、横移動距離が絶対に短いし、
人も少ないからダッシュできたろ?
こだま使うのが一番時間的・精神的余裕ができたと思われw
890M小田原発車の15分後に664A(こだま664号)があったのに。
ほぼ完璧に近い形で仕事してるこむめちんなのに、
こんなミスするなんて、かなりテンパってたんだろうな。
流石に。
blog楽しく見させていただいております。
ROM onlyですが地元ネタに触れたので初カキコ。
・JR313系がOverクロスしたのはJR御殿場線で
JR松田駅、小田急新松田駅の所です。
・伊豆箱根鉄道はまさに最寄りの鉄
・色違いの小田急は箱根湯本-小田原or新松田 間の各駅停車に基本的に使われてる車両で
箱根登山鉄道色彩に似せています。
厳密な限定運用ではないので新宿方面に顔を
出すことも希にあるようです。
・大船駅の観音は文字通り大船観音です。
大船観音の写真の次の写真は大船駅で、その次の写真は戸塚駅ですね。
小田急線渋沢付近の焦燥感が、なんとも痛快。
いやぁ。
ワタシがこの立場だったら…
ここまで撮るような気持ちの余裕がありません。
さすが!
とはわかっていてもなんとも手に汗握る展開でした。
とりあえず財布と北斗星乗車が無事でなによりです。
お疲れさまでした。