最近の毎日新聞では糖尿病予防キャンペーン?が展開されていて、今日は大阪警察病院の小杉圭右先生への取材の様子が紹介されていた。
小杉先生はVOXのアドバイザーのおひとりなのだけれど、糖尿病関連の組織でいろんな役を担っておられて、大変お忙しいのか定例会でお会いすることはなくなってしまった。(現在は「さかえ」の編集委員もされている)
ヤング公開スクールは、代表責任者として毎回出席されているので年に一度はお会いできるのだけれど。
今日の記事で感心したのは、普通この手の記事はどうしても2型中心に話が展開されるのだけれど、先生のコメントでは端々に「1型」について説明や言及されていたり、患者への啓蒙だけでなく医療スタッフ側の現状や課題、(患者心理としての)治療継続の困難性や、患者と医療チームがともに克服していくという表現など、全体として新鮮な切り口になっている印象を受けた。
1型への言及に関しては、VOXやヤング公開スクールを担当されていることからも、小杉先生は大阪では多くの1型患者さんを診ておられる糖尿病専門医の1人であることに間違いはないと思うけれど、こうした認識の内科医がもっと増えれば、1型患者の置かれる医療環境はもちろん、日本での糖尿病の医療そのものも、もっと変わるのではないかと思った今日の記事だった。