原発の処理費用を送電線使用料(託送料金)に上乗せする案は、急に出てきた話だ。議論がないのにいつの間にか決まりそうな気配になっている。
福島原発の事故処理費を、託送料金にもぐり込ませ、東電管内の新たに参入する新電力にも払わせようと経産省は企んでいる。
もっとひどいのが、全国の原発の廃炉費用を託送料金で払わせる という策略だ。
それだけでなく、福島原発の事故処理費用も紛れ込ませる ということである . . . 本文を読む
福島原発の事故処理費用は、倍々ゲームで膨らんで、22兆を超える と言いだした。
むろんこれで上限ではない。
近いうちに、事故処理費用が50兆円になると言うだろう。
やがて「100兆円を超える」と言い出す のではないか。
福島第一原発事故の処理費用について当初は、約6兆円という金額を公表した。事故があった2011年(12月)だ。
そして事故から3年後の2014年3月には、11兆円を超えると発表 . . . 本文を読む
政府の会議で、もんじゅに代わる高速炉の開発を行う方針を出した。
この会議のメンバーは全員推進派で、もんじゅに群がって利益を享受してきたものばかりだ。
電気事業連合会、原子炉メーカー、原子力機構(もんじゅの運営主体)、経産省、文科省。
もんじゅについてはこれまで1兆円以上、きちっと積み上げれば2兆円になると言われる国費をつぎこんできた。
にもかかわらず一度も発電できないで終わる。
本質的に危険な . . . 本文を読む
「無駄な公共工事でも、経済に活力を与える」という主張がある。
一面の真理だ。表面的にはそのとおりである。
政治家が採算のが合わないことが分かっているのに公共工事やイベントをやりたがるのも、
ある意味でその効果があるからだ。
だから無駄な公共工事も良いのだ、という主張である。
「穴を掘って、次にその穴を埋める作業をする。これを繰り返し、工事費を払ったらどうなるか」
この作業からは何も生まれない、無 . . . 本文を読む