電話が鳴った。
リサイクル店からで、不要な衣類はないかとのこと。
つい最近、他のリサイクル店で買い取ってもらったばかりだった。
電話の女性は、1枚でもいいと言う。
ちょうど、春になったら買い取りに出そうと思ってよけていたスカートが2枚あった。
こちらからわざわざ持ち込んでもゴミ袋代にもならないこともある。
翌日、リサイクル店からの若い男性がやってきた。
店はとなり町で . . . 本文を読む
福島原発事故が起きてしばらく、メディアは東電や政府や保安院が発する情報を鵜呑みにして報道した。
もっともらしく学者や専門家を登場させ、東電や政府の尻馬に乗って片棒を担いだ。
小中学生にさえウソと見破られるような論拠で、「心配ない。安全だ!」と言ってのけた。
建物が吹き飛ぶ爆発だったのに、煙が漏れた程度の表現だった。
チェルノブイリのように放射能が飛散する危険はないとも言って . . . 本文を読む
「馬ナンコ」という料理を知っている人は限られているだろう。
馬の腸を使った炭鉱料理のことだ。
北海道でも、ある土地以外では食べられない郷土料理だ。
今だからこそ郷土料理なんていうとかっこ良く聞こえるが、当時はどこの家でも普通に食べていた炭鉱料理。
炭鉱が最盛期のころは大人たちも外でナンコ鍋を囲んでワイワイとやってもいた。
グロテスクな生のナンコをゆでると、独特の臭いが家中 . . . 本文を読む
久しぶりに利用したスーパー。
レジの様子が以前と違うことに気づいた。
従来のレジが数列あるが、その後ろ側の数列で客が何やらやっている。
自分で清算する「セルフレジ」というものだった。
セルフレジのことは以前、ニュースで知ってはいた。
全商品の重量がバーコードに登録してあり、レジ下の重量計で瞬時に照合するという優れものだ。
客側はレジ待ちの短縮、店側はコスト削減。
ピッ . . . 本文を読む
幼稚園の孫の「祖父母参観日」に出向いた。
孫は女の子で、上の兄と姉のときもジジババは参観日に出席した。
可愛い孫の姿を見ようと、祖父母もずいぶん集まっていた。
子供の数が少なくなったので、1人の孫に祖父母4人が集まるなんていうのも・・・。
いつものように園児たちは幼稚園の庭に全員集まっていた。
園児は組によってそれぞれ決まった色の帽子をかぶっている。
我 . . . 本文を読む
車に乗せてもらっていたら、原発に関連するニュースがラジオから流れてきた。
ニュースを聞き終えたあと運転していた知人が、「さかんにテレビなんかに出ていた御用学者は、さすがに最近顔を見せなくなったな」と口を開いた。
「大きな事故でない、放射能も心配ないと・・・、まぁいい加減な解説ばかりだったから、顔は出せないさ」と、知人の友人が同調する。
「とにかく事故を小さく見せようとばかりだった。学者と言え . . . 本文を読む
野田内閣が発足し、「ドジョウ内閣」という呼び方がぴんとくる。
むかしからドジョウは滋養強壮の薬効があるといわれたようだ。
そこで小さい頃にみたことがある「ドジョウ鍋」を思い出す。
そのころ一時期だが、祖母が一緒に暮らしていた。
その祖母がドジョウ鍋を作ったときのこと。
ドジョウを鍋に入れ、酒をふりかけてすぐ蓋をする。
ドジョウたちはものすごい勢いで鍋のな . . . 本文を読む
孫が昨年、ひまわりを植えたいがマンションに植えるところがないというので、種を買って我が家の畑の隙間に植えた。
種類はいろいろあったがあまり背が高くならず、花径もそこそこでしかも脇からも花を咲かせるものにした。
最初の年はババの背丈ほどのひまわりが咲いた。
そしてその種をとっておき今年、地温が上がったころ数ヶ所に直まきした。
芽が出たがそれからの成長が鈍い。
茎は細くて頼り . . . 本文を読む
鉢呂経済産業相が「原発周辺市町村は人っ子一人いない、まさに死の町という形でした」と発言したことを、不穏当な発言だと批判されている。
メディアと国会議員などが先陣を切って、非難を浴びせている。
しかし、さほど不穏当な発言だろうか?
どう見てもヒステリックだ。
一方、原発事故に苦しむ福島の農家を支援するためにと企画された物産店が、抗議の電話やメールで、中止に追い込まれた。
「 . . . 本文を読む
娘に頼まれていた着なくなった孫たちの衣類1箱と、ババのスカート数枚を持ってリサイクル店に行ってみた。最近オープンした店だ。
子供物は襟ぐりのタグに名前が書いてあるものは引き取らなかった。
それらを7点ほど返された。
そして合計545円を受け取った。
こんなものだろう。ゴミ袋代にはなった。
さて、返された襟ぐりのタグにはボールペンやマジックで名前が書いてある。
ブランド品 . . . 本文を読む
野田佳彦新首相が誕生した。
ドジョウ首相の愛称が早くも定着した感がある。
民主党代表選で、自らをドジョウに例え、泥臭いドジョウの政治をやり抜くと強調した演説が印象深かったからだろう。
風貌や地味な雰囲気からピッタリだ。
ドジョウで思い出した。
ひと月ほど前の夏休みのある日、小学低学年の兄弟らしい男の子2人が、池のある水場の周りで、網を持って手に虫かごと袋やをさげてなにやら . . . 本文を読む
新政権への期待はほとんどなし。
民主党政権に対する支持率が急回復ことも期待薄だ。
それでも、首相の言葉の軽さや思いつき発言で迷走、混乱した鳩山・菅政権よりはまだマシかも・・・。
まぁ小沢一郎のご機嫌を損ねないように、党内融和を掲げた体制は、ひとまず安定に向かうことだろう。
しかし党内安定が国民にとって良いかどうかは別問題だ。
野田政権の陣容は、中庸と和を好む日本人向きと言 . . . 本文を読む