休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

行きはよいよい、帰りはヘロヘロ自転車道・・・

2013年08月18日 | 自転車
(2013.8.17 道の駅東山道伊王野:栃木県那須郡那須町)

8月17日土曜日、きょうは久しぶりにみちのく自転車道へ出てみようと思っていました。



午前6時、郡山市との境、五百川の橋を渡っています。あれっ、そういえば旧国道4号線にかかるこの橋はいったい何ていう名前の橋なのでしょう。小さなころから“おおはし”って言ってましたが、大橋なんていう漠然とした名前では無いような気がします。



みちのく自転車道へと続く堤防の道路は、ススキやセイタカアワダチソウやメドハギなどの夏草が生い茂って自転車道を一層狭くしています。“メドハギ(上の写真)”はその姿があまりにも整然としていて、“ワイフ君”は庭に植えようとまで言うほどです。たしかに、先日園芸センターに行ったときには、野草として鉢植えにされて販売されてもいました。



ススキの穂がもうこんなに開いていたんですね。暑さはまだまだ真夏ですが、暦の上ではもう秋。今年の中秋の名月は9月19日ということですから、ススキがこんなになっていても無理からぬことです。



午前6時22分、みちのく自転車道入り口の小和滝公園に到着。きょうは朝から曇り空。とても涼しくて絶好の自転車日和になりました。



みちのく自転車道には様々な花々が咲いていますが、しとやかな昼顔の姿に自転車を止めました。



稲も一斉に穂を出して、田んぼの緑も心なしか黄色みがかってきたような感じさえします。



午前6時39分、家から15キロ地点の逢瀬川に到着。



自転車道からは沢山のお宅の庭を拝見することができます。そんな中で、これは一際見事な満開のサルスベリでした。



川原の雑木の中で咲いていたのは、つる性植物の“ガガイモ”。ヒトデを連想させるその分厚くてビッシリと毛の生えた花びらが特徴です。



鬱蒼と茂った葉の下に沢山ぶら下がっているのは藤の実。藤の花は房になって咲くのに、どうして藤の実は房になってならないんだろうと思っていました。よく見ると一房の花の跡に一つだけ実がなっているように思えます。ということは、栄養が良く行き届いて立派な実になるように、一房の花の中から選ばれた花だけが実を結ぶようになっているのかもしれません。



これはクズの花。よく見ると意外に派手なんですね。いま川原や雑木林にはクズやアレチウリが凄まじい勢いで広がっています。もうそれは今にも地球を覆ってしまいそうな勢いです。



みちのく自転車道も中間地点、御代田橋を渡ったところにあるエンジュが花を付けていました。6月に花を付けるニセアカシアはトゲがあるので“ハリエンジュ”とのことです。



モミジアオイの赤が何とも言えません。真夏といえばなんといっても、このモミジアオイとノウゼンカヅラでしょうか。



みちのく自転車道も須賀川に近づくと、道路の脇には秋の七草、ハギが花を付けています。



これはハギはハギでも“ナンテンハギ”という植物です。



久しぶりの自転車道ですから、もうすっかりうれしくって、こうして止まってばかりいるのです。



今度は自転車道の小さな秋・・・。



これはヒヨドリバナ。



そしてこれはシロバナツリガネニンジン。留まっているのはガガンボ。



午前7時35分、散々道草を喰って須賀川市の阿武隈川と釈迦堂川の合流地点に到着です。8月24日“釈迦堂川花火大会”の場所取り合戦に対する規制がされていました。



乙字ケ滝付近で見かけたこの花は“イヌゴマ”という植物のようです。



午前8時10分、これがきょうの乙字ケ滝。



そしてこれが、まだまだドンヨリ曇った乙字橋。



見事なほど沢山の実を付けているのは“ニワウルシ”。またの名を“シンジュ(神樹)”というそうです。



これはその実のアップです。見事でしょう。



乙字橋たもとのお宅に咲いていたミソハギ。



午前8時50分、みちのく自転車道終点の乙字ケ滝から中島村に近づいています。道路脇には“オシロイバナ”が咲いていました。小さなころ、近所にこのオシロイバナが沢山あって、実を割って遊んだ記憶がありますが、化粧でもしたのでしょうか。オシロイバナの黒い実を割ると中には白い粉が入っているんです。



午前9時2分、中島村の“童里夢(ドリーム)公園”に到着。



先日のタイサンボクの白くて大きな花がどうなっているのか見てみました。今はご覧のように実が成っていました。



南湖公園に向かって走っています。近頃は本道から逸れて山際の集落を走る細いクネクネ道がお気に入り。そこに咲いていたオミナエシが見事でした。



そして次のお宅のヤエカシワバアジサイが、これまたウットリするほど見事でした。



午前10時3分、南湖公園に到着。きょうはパンクしませんでしたよ。



きょうは涼しくてボートを漕いでも汗だくになったりしなくていいですね。



南湖公園から国道294号線を伊王野に向かって走っています。途中の寄居というところ、“抜苦山與楽寺(与楽寺)”というところで休憩にしました。





境内にはたいそう大きな山桜があって、那須の名木の指定を受けているようです。



與楽寺の山桜と本堂。



今は芦野を通過中です。芦野といえば“遊行柳(ゆぎょうやなぎ)”が有名です。国道249号線の枝垂れ柳もそれにちなんだものなのでしょう。



午前11時11分、『道の駅東山道伊王野』に到着。ここで“ワイフ君”に電話を入れました。
「例のもの売っているけど買っていく?いくつ?」
ここの売店には産直コーナーがあるんです。そこで“ワイフ君”の注文通り“日光とうがらし”を5袋買いました。



30分ぐらい休憩して後半戦の水分を調達、そしてわたしのお腹には冷たいアイスクリームを直接投入して帰路につきました。途中でキツネノカミソリが咲いていました。そういえばそんな季節なんですね。往路でキツネノカミソリの群生地を見なかったのが少しだけ悔やまれました。



ここに来て青空が現れ、気温はいきなり急上昇。あまりの暑さに木陰に退避しました。



先日の豪雨で引き水されている場所は壊れ、道路には水が溢れていました。冷たい水を頭から被ろうと思っていた目論見は見事に外れました。



沢のタマアジサイが満開です。



日陰でエネルギーチャージです。ところがこの異常な程のネットリ感と甘さには、甘党のわたしもさすがに参りました。ナルゲンボトルのスポーツドリンクで流し込みました。次はやっぱりゼリータイプにしましょう。そうそう、下の自作メッシュのナップザックにはトウガラシ5袋が入っています。



県境から白河の関を越え、白河市から中島村へ。“童里夢(ドリーム)公園”で小休止をして、午後2時51分、カンカン照りの乙字橋に到着です。



滝見不動で小休止。



滝の清水を全身に浴びて禊ぎをしました。それから清水をナルゲンボトル入れて、スポーツドリンクの水割りにしました。



さて、ここで乙字ケ滝に別れを告げて、再び後半戦の残りみちのく自転車道へと漕ぎ出しました。



須賀川を離れ、郡山を走っています。往きはよいよい帰りは暑くてグッタグタなのですが、天はそんなに見放してもいないらしくて、葉っぱの裏がチラチラするほどの追い風があるのです。



せめてもの追い風に助けられて、午後4時33分、小和滝公園にたどり着きました。



恒例の、阿武隈橋からのショットです。
(ああ、あ~~~っちから帰って来たんだよな・・・)

ここから我が家までは3キロといったところ。5時までには着けることでしょう。

行きはよいよい帰りはヘロヘロ・・・、本日の走行距離185.7 走行時間8:04 平均速度23.0 最高速度53.5


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
暑っつぃ夏の中に (ケンヂ)
2013-08-19 08:55:59
秋の気配。そんな中を180kmとは。
さすがです。
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“ケンヂさん” (koji)
2013-08-19 09:41:39
トウガラシを買いに栃木県まで行ってきたと思えば・・・それが今回のサイクリングの付加価値ということになりました。
“ケンヂさん”のあけがらしサイクリングも、暑い中ご苦労さまでした。
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残暑お見舞い申し上げます。 (masa(茨城))
2013-08-19 10:27:06
毎日暑いですね。
ロングライド大変お疲れ様でした。
日中の180kmは相当なものだったでしょうね。
私は160kmほどでヘロヘロでした。
それにしても沢山の花の写真が圧巻ですね。
湧き水を見て涼を感じました。
GPS持っているkojiさんがうらやましいですね。
私は事前予習の地図派なので行きあたりばったりが多いです。旅のように知らない道を走り、景色が新鮮で気持ちもリフレッシュしますのでこれがサイクリングの魅力で楽しいですね。
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“masa(茨城)さん” (koji)
2013-08-19 13:41:30
“masaさん”はバリバリのヒルクライムコースでしたから、平坦路のわたしとは比べものになりません。この日も午後は暑かったですね。
わたしも“masaさん”とおなじく行き当たりばったりのルート選定が多いです。知らない道、初めての道はなんだかワクワクしますよね。進んでいくと「ああ、この道はここへつながっていたのか・・・」なんていうことも多いですが、思いがけない発見をしたときは本当にうれしいですよね。
草花を眺めながら自然の中をマッタリと走るサイクリングはたまりませんね。やはり自転車は最高です。
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帰りはこわい(強い) (玉井人ひろた)
2013-08-19 22:00:09
歌の通りに帰りは‘こわい(強い)’でしたようですね。
それにしても、今年も道路の草刈りなどの管理は遅れていますね
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“玉井人ひろたさん” (koji)
2013-08-20 06:33:08
全くその通りで、35℃近くになると休み休みでないと応えます。年齢から来るものなのかもしれませんが、無理はしないことが一番だと思っていますから、休んでばかりいるんですよ。
夏草の勢いは凄まじく狭い自転車道を一層狭くしています。これから“大型遠隔操縦式草刈機(クボタAMX-7)”なども投入しての除草作業が行われることと期待しているところです。
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残暑 (ロンリーH)
2013-08-20 06:44:53
残暑が厳しい中でのロングライドお疲れ様でした。
雨が少ないせいか乙字ケ滝の水量も少ない感じがしますね。

伊王野で購入した唐辛子。大量ですがもしかして夏バテ予防それとも辛党?
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“ロンリーHさん” (koji)
2013-08-20 07:04:09
“ロンリーHさん”繁忙期本当にご苦労様でした。
午前中は絶好の自転車日和でした。そして後半の酷暑も追い風に随分助けられました。水量の少ない乙字ケ滝では夏休みの若者達が釣りや水遊びをしていました。わたしもジャージのままザブンといきたいところでした。ハハハ
伊王野の道の駅売店で売っていた唐辛子は“日光とうがらし”とかかれた細いものなんです。辛さが適当で“ワイフ君”は佃煮風にしました。チョイカラでご飯にいいです。
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とうがらし (へばな)
2013-08-20 10:21:04
ぶら下がってるのは「藤の実」だったんですか~! 今までの疑問が氷解しました。

こちらでは「日光とうがらし」というと「紫蘇巻きとうがらし」をまず思い浮かべますね。日光のお土産屋さんでは良く売られています。
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“へばなさん” (koji)
2013-08-20 19:43:39
藤の実で検索をかけると、煎って食べる、毒、下痢をする、などなど沢山の書き込みがあります。少しなら食べても大丈夫そうですが、おっかなびっくり食べても美味しいことはありませんよね。
“日光しそ巻唐辛子”ただいま確認しました。『トウガラシ1本に含まれるビタミンCはレモン10個分に相当するほど・・・』なのだそうです。これはよいことを聞きました。ありがとうございます。
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