休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

『人生、下り坂最高!』(御霊櫃峠を思いっきり下る・・・)

2013年05月26日 | 自転車
(2013.5.25 pm5:12 御霊櫃峠頂上から郡山方面へ下る)

5月25日、伊王野に行こうと思っていたのですが、いつもの時間午前4時30分にモーニングランに出掛けてしまいました。そこで、少しゆっくり出掛けてもいいやと思ってウダウダしていたのです。



そうこうしているうちに、時間はどんどん流れていって・・・。結局、午前11時32分、阿武隈川の堤防道路をみちのく自転車道へ向かって走っています。
「お昼を食べて行ったら」
と、“ワイフ君”は言ってくれたのですが、セブンで買ったオニギリを1個持って出掛けることにしました。
「どこへ行くの?」
「須賀川から諏訪峠を越えて、御霊櫃峠で帰ってくる・・・」



夏草が生い茂る小和滝公園。



12時1分、みちのく自転車道定点観測ポイント(スタートから15㎞地点)に到着。

次の日曜日はグランフォンド飯豊なんです。“坂に挑戦するならウダウダ考える前に一本でも多く坂を上れ”とは、わたしの勝手な解釈ですが・・・

『長い登りになると、ほとんどの人は苦しむだろう。
ということで、どうしたら上達するのだろうか?
その答えとして一つシンプルなものがある(先に言っておくが、あなたはこの答えは気に入らないだろう)。それは、ひたすら登って、登って、登ること。登る数を重ねれば、少しずつ登るのがより楽になる(と言ってもおそらく楽にはならないかもしれないが、より速くなるのは確か!)』

グレッグ・レモンはかつてこう名言を残した、『サイクリングはより楽になるものではない。ただ速くなるだけだ』 こうアメリカ発“おやじ”のブログに紹介されていたのです。



今はちょうどニセアカシアが満開です。みちのく自転車道にも甘い香りが漂います。



みちのく自転車道の中間地点、御代田橋から見た阿武隈川の様子です。



川底に幾筋もできている深い溝は、小石や砂によって長い間に浸食されたものなんでしょうね。よく見ると“む”なんて読めたりして。



12時50分、須賀川の浜尾遊水地に到着。



一旦は乙字ケ滝まで行って、岩瀬牧場経由で諏訪峠へと思ったのですが、ガーミンのルート案内が須賀川市内に入ってからさかんに進路変更を促すので、小作田橋を渡らずに牡丹園の南を抜けていくことにしました。



午後1時30分、牡丹園南側の道路を進行中・・・。



須賀川市内の国道118号線を走っています。



国道4号線を西へ横断します。



で、結局ナビのいうとおり、諏訪峠への県道67号線に乗り入れました。そしていま、釈迦堂川を渡っています。



今の時期、他人様のお庭はとても綺麗です。ところどころで見とれてしまいます。



午後2時9分、県道67号線とほぼ平行して走る“いわせ路サンロード”を走ることにしました。



だーれもいません。“いわせ路サンロード”の終点、滑川にかかる橋の上で諏訪峠を越えるための栄養補給をしました。といっても、セブンのおにぎり1個です。



いよいよの諏訪峠!
・・・ですが、意気込みとは裏腹に、すぐにナメクジ走行になってしまうのです。



いたるところ、藤の花が満開できれいです。しかし、藤に覆われてしまった木々はホントに気の毒です。



声を出して自分にハッパをかけながらノロノロと進んでいます。清々しいライムグリーンのトンネルも、平坦路や下り坂だったら心底楽しめるのでしょうが、斜度が6~12%で息を切らせている状態ではどうにも・・・



午後3時19分、ようやく峠の頂上に着きました。なにしろ、ずっとファイナル・ギアで時速も一桁のナメクジ走りですから、この先の予定が少し心配になったりするのです。



しかし、下りに入ってしまえばそんな心配も吹っ飛んでしまうのです。



そうそう、諏訪峠と言えばこの杉林がとても好きなんです。



特に杉林の中にびっしり生い茂った大きなシダが綺麗なんです。



午後3時46分、諏訪峠を下って湖南へ入りました。右手に大きなケヤキの木が見えたので引き返しました。『中地(なかじ)大仏』、入り口にはこんな立派な案内板が建っていました。



この大ケヤキは以前に一度だけ見たことがありましたが、随分前なのでもうすっかり記憶にありませんでした。




(案内はクリックで大きくなります)




時間が押しているので、あまりゆっくりしてはいられないのです。ところが、帰りがけに振り返ると、何ですかこの木は!?



すごい形相ですよね。人面木!?



午後4時、猪苗代湖にご挨拶。



西側を見ると、逆光に光る湖面がきれいでした。



時間は遅いし、体力は無いし・・・、どうしようか少し迷ってのですが、予定通り御霊櫃を越えて帰ることにしました。



猪苗代側からは相当楽なはずなんです。なにしろ上りはじめの標高が高いのですからね。



道ばたに面白い木があったので小休止しました。



アオダモの花によく似てはいますが、純白のそれとはどうも違うようです。
★後日、ネットで検索いたしましたところ、アオダモとは雌雄異株で雄花と雌花(両性花)を別株につけるのだそうです。これはその雌花(両性花)と思われます。



登らなければ帰れないので、苦しいのですがしかたなく自転車を漕いでいます。わたしはどうしても、皆さんのように坂が好きにはなれないのです。



ヤマツツジが綺麗です。ひょっとしたら頂上はヤマツツジがちょうど見頃なのかも知れません。期待が脚を復活させます。でも一瞬のことです。



午後5時8分、散々あえいでようやく峠の頂上に着きました。見下ろすと走って来た道が少しだけ見えました。この何とも言えない達成感だけのために、わたしは坂を上っているのかもしれません。



残念ながら標高が少し違うために、山頂のヤマツツジはまだ咲いていませんでした。



山頂から郡山側への下りは、距離も長く滅法気分がいいのです。火野正平がNHKで『人生、下り坂最高!』なんて言っているのが、分かりすぎるほど分かるわたしなのでした。



とうとう陽は沈みかけて、午後6時を回ってしまいました。少し前に休憩したセブンイレブンで家に電話を入れました。
「いま、片平のセブンで休憩中」
というと
「風呂焚いておけばいいのね」
“ワイフ君”だと思って話していたら、2番目の娘でした。
(よしよし、よく話がわかるじゃねえか)

ここからわが家までは13~14キロといったところ。どうやら暗くなる前には着けそうです。
もしかしたら坂が好きになれるかもという、淡い期待が見事にポシャった本日の走行距離117.91 走行時間5:37 平均速度21.0 最高速度57.8 獲得標高1,400

うーん、やっぱり坂道は手強い、グランフォンド飯豊が少し心配になってくるのでした・・・。


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
坂の練習は (ロンリーH)
2013-05-26 12:52:45
坂の練習はひたすら上るしかありませんよね。
それをしっかりと実践されるとは流石です。
実はは裏御霊櫃はまだ一度も走ったことがありません。
諏訪峠も今年はまだです。

今家族サービス中の昼休み。
夕方に御霊櫃峠に行きたくなっちゃいました。
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“ロンリーHさん” (koji)
2013-05-26 16:49:28
家族サービスご苦労様です。
きょうは朝から地区の運動会に参加をしていました。
猪苗代側からの峠越えは標高の高い場所からになりますから、諏訪峠にしろ御霊櫃峠にしろ郡山や須賀川からの比ではありません。しかしながら、わたしの場合、このひたすら登るという現実に滅法弱いのです。
しかしながら、峠を越えると猪苗代湖というシチュエーションには、ホントもうメロメロなんです。福島県には猪苗代湖があって本当に良かったですね。
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今週の練習はぼちぼち控えてくださいね (ケンヂ)
2013-05-26 20:36:22
☆輪店のオヤジから「ロングライドの一週間前は50km以上の練習は,してなんねんだ!」と怒られたのが,5年前。
もうロングライドも普段の練習もないのですが。
来週の日曜は,気温も天気もロングライド日和です。
諏訪峠と御霊櫃峠の練習が,功を奏しますように。
昨日も今日も自転車に乗らず,畑と庭,木工に勤しんでしまいました。
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“ケンヂさん” (koji)
2013-05-26 23:55:34
全くその通りです。先日の御霊櫃~母成のときも筋肉疲労が取れるまで1週間近くかかkりました。以前はそんなこと感じたこともありませんでした。これが年齢というものなのかも知れませんね。
天気予報、現時点ではまだ刻々と変化しているようですね。沢山参加下さる皆さんが気持ち良く走れるように最高の天気にしたいですね。
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楽しそうですね! (Yasu)
2013-05-27 12:02:51
Kojiさん
お疲れ様です。
いつも、風景写真を堪能させて頂いておりますよ。
今回も、素晴らしい写真、有難うございました。
こんな景色だと、もくもくと進むよりポタリング的な乗り方が似合いますね。
 
私も、相変わらず登りで苦しんでいますが、Kojiさん同様、わずかな達成感のために登っています。 笑
こちらも、負けないように明日出かけてきます!
(海沿いの平地かな? 笑)
では、またお邪魔します!

あ、文中にリンクを貼っていただいて、有難うございます。
更新の励みになります。 ^^
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“Yasuさん” (koji)
2013-05-27 22:25:09
自称“川の流れのように派”のわたくしですから、高い方から低い方へというのは、いささかのためらいもございません。反対に低い方から高い方へは何かしらのモチベーションがなければ、そうたやすくは・・・。ハハハ
まあ、その一つが“達成感”という自己満足なんだと思っています。
そんなこと抜きでも自転車はやっぱり楽しいですよね。どうぞ明日も存分に楽しんでしまって下さい。
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ロング失敗です! (Yasu)
2013-05-29 15:10:34
Kojiさん
お疲れ様です。
ブログにも書きましたが、色々トラブルが発生して、2週連続のロングは、失敗に終わりました。 残念。

人生下り坂最高! 私も流れに逆らわず行ってみます。


また、お邪魔します。
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水量 (玉井人ひろた)
2013-05-29 19:06:48
やはり、川の水量が少ないですね。今年も水不足かなぁ
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“Yasuさん” (koji)
2013-05-29 21:16:45
ドラッグレース、サーフィンそして自転車への真摯で果敢な挑戦意欲は、“Yasuさん”の物事に対する基本姿勢なんだということが分かったような気がします。ですが、時々は『人生下り坂最高!』と居直ってみることもまた面白いかもしれませんよね。
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“玉井人ひろたさん” (koji)
2013-05-29 21:22:56
御代田橋から見た阿武隈川、川底の岩盤が見えるぐらい少ないかったです。ここのところ雨も降りませんでしたし、雪解けの水も少なくなってきたのでしょうか。
水害が出るほどの大水はいらないですし、かといってカラカラの日照りでも困りますよね。
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