奈良市北部・高の原の昆虫

奈良県と京都府の境の町、高の原周辺の昆虫を紹介します。
旅行や、でかけた先のお店や、日々の事などもつらつら。

ライトトラップ

2009年08月28日 | カマキリ目 カマキリ科
昨日、ベランダでライトトラップをしてみました。
とはいっても、物干に白い布を張り、ブラックライトを点けただけの簡易なものです。
夜9時頃に見に行くと、
 
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カマキリ飛来。チョウセンカマキリかな。
獲物を求めて来たのでしょう。
 
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マルハナノミの仲間でしょうか。
 
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大きいアリ。何処から登ってきたのか。
 
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カマキリは全部で3頭いました。
 
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クサギカメムシもやって来ました。
 
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コガネムシと、コオロギの仲間。。
奥のボーッと写ってるのはトリバガの仲間です。

意外と、ガの仲間が来てませんでした。
 
 
今日、クロアゲハが羽化しました。
2

1
 
ゴマダラチョウは、毎日1頭ずつ羽化しています。
ナミアゲハ幼虫が増えてきました。



頼もしい、テントウムシの幼虫

2009年08月25日 | コウチュウ目 テントウムシ科
ウチにエノキの鉢植えが2本、
1本はオオムラサキの為に厳重に管理しているのですが、
1本は何か虫が付くかなと放っておいています。
なので、エノキワタアブラムシのパラダイスとなっていました。
しかし、そのパラダイスも長くは続かなかった。。。
 
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とうとう天敵に発見され、時限爆弾を設置されてしまいました。
まだまだ、あちこちにあります。
 
 
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孵化直後でしょうか。
 
 
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ちょっと大きくなった者。脱皮の皮もあります。
口の周りにワタアブラムシのワタが付いています。
ワタは美味しいのでしょうか、それとも食べ残す部分でしょうか?
 
 
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もっと大きくなった者。終齢かな?
 
 
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サナギもありました。
ヒメカメノコテントウでいいでしょうか? ちょっと自信ありませんが。

そういえば、普通のカメノコテントウをずいぶん前に、
音浄ヶ谷公園で見つけたことがありますが、あれは大きかった。。
それ以来は見ていません。



虫も選挙に

2009年08月19日 | 
選挙ポスター作成」というサイトで、
選挙ポスターを自動生成してくれるのを知り、
作ってみました。
 
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何が何でも突き進む姿勢です。
 
 
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暑い中、ご苦労様です。
 
 
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可愛い顔で角をブンブン! パワフルです。
 
 
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あんたかてアホやろ、わいかてアホや。ほな、サイナラ~!
 
 
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言い切りました。
 
 
20090819212637
俺も子育てに参加する時代。
 
 
20090819212858
肉食でしょうに。
 
 
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ナナフシ、なかなか見つかりません、減ってきている?
 
 
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意外な方に、豊富な経験が。
 
 
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ふれあいたいらしいです。
 
 
掲示されました(誤字他、細かい間違いごめんなさい)。
Senkyo_220508



アケビコノハが羽化しました & 日本最長のローカルバス路線

2009年08月15日 | チョウ目ガ ヤガ科
昨日の朝、アケビコノハが羽化していました。
あれま、何時頃に出て来ていたんでしょう。
 
Photo
 
アケビコノハの顔です。
大きな眼が可愛い。
Photo_2
 
 
ついでに今日の日帰り旅行の事を書いておきます。
以前から乗りたいと思っていた。奈良交通バスの「大和八木~新宮」の路線に乗ってきました。
とはいっても路線の真ん中あたりの「上野地」までです。
全行程乗ると、一泊せねば帰れなくなります。

「大和八木~新宮」間は、高速バスを除いては、日本最長の路線バス区間です。
走行距離約168Km、所要時間約6時間30分。停留所数170か所。
紀伊半島を、紀伊山脈の間をぬって北から南まで走り抜けるので、
その路線の大部分が山・山・山。私も素晴らしい景色が見られました。
また、道路が狭く、対向車との行き違いが出来ない道幅の箇所では、
運転手さんの運転技術をスリル満点で見せてもらえるのも、ポイントとなっております。
途中、十津川温泉郷他、温泉地がいくつかあり、名所や山歩きコースも多いので、
全行程を走り抜けるなら、できれば最低でも3~4泊くらいかけて、
いつか、ゆっくり行ってみたいものです。

Rimg0211
車内の案内パネルです。
私たちの目的地「上野地」まではほぼ3時間。
運賃表示の為の整理券の番号は、最終的には170番台まで出る事になります。
(そこまで見る事はなかったけど)
 
Rimg0212
路線が長いので、途中、10分や20分と、休憩を取ります。
休憩時間には自由に降車して、買い物やトイレ等に行けます。
写真は五條バスセンター。
近くに柿の葉寿司の店舗があるので、車内でのお弁当用に、
柿の葉寿司を買い込む人もいました。いいですねえ~。
 
「上野地」へ着いたので、バスを降りました。運賃は大人で2450円なのですが、
娘に夏休み期間乗り放題の「夏休みどこでもパス(2500円)」を持たせているので、
娘はそれを見せて降り、同行の大人1人は運賃が子ども料金になるシステムなので
1230円を払って降りました。
 
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「谷瀬の吊り橋」です。高さ54m、長さ297m。
以前は日本国内では長さ第1位の吊り橋でしたが、今は2位となっています。
1位は大分の「九重夢大吊橋」ですが、しかしこちらは観光用の橋。
谷瀬の吊り橋は、かつて昭和29年に、住民が生活用の橋として資金を出し合って架け、
また、鉄線のケーブルだけで支えた吊り橋としては、変わらず日本一なので、
その点が地域の方の誇りとなっているようです。
 
●「谷瀬の吊り橋」のライブカメラ
 こわごわと渡る人がいたりして、結構面白い。

地元の人は、ここを自転車やバイクで通ります(観光開放してる時間以外)。
私、大昔に、この橋の下のキャンプ場でキャンプしたことがあるのですが、
真っ暗な夜中に橋のシルエットを見上げていたら、橋の両端にバイクの灯火が見えたので、
「あれ~、どうやって行き違いをするのかな? 一方が停まるのかな?」と思いつつ見ていると、
両者、停まる事無く、橋の真ん中付近でス~ッと行き違いをしていました。
見てる自分がぞ~っとしました。。橋の、板張りの歩ける部分の幅は、1mもないのです。
橋はライトアップなどされていなく、明かりはバイクの灯火のみです。
普通に歩いていても結構揺れる橋なのです(ライブカメラの映像でも揺れが分かってもらえると思います)。
私なぞは何回行ってもへっぴり腰でしか渡れません。地元の人、スゴイなあ~と思います。
 
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とりあえず、ココへ来た儀式として、橋を渡りました。
怖いなら、来なけりゃいいのに、なぜか時々来たくなるのです。
とはいっても10年ぶりで、娘を連れてくるのは初めてです。
娘はマレーシアの「キャノピーウォーク」が全く平気だったので、
では「谷瀬の吊り橋」はどうだ!、と連れて来たのですが、
やはり全く平気でした。
 
渡った左側の茶屋で、昼食を摂りました。
Rimg0222
梅そうめんと、紀伊の名物めはりずし、です。
めはりずしは、おにぎりを高菜の漬け物でくるんだものです。
なので、「寿司」というより「おにぎり」なのですがね、
ほんと好きなんですよね、コレ。
梅そうめん、食べかけでスミマセン。
 
川に降りて、ちょっと水遊び。
水着は持って来てないので、足をつけるだけ。
十津川警察のヘリがしょっちゅう来て、川遊びの人たちに注意を促していました。
リアルで読んだ「○○○の川流れ」を思い出しました。
 
その後しばらく付近を歩き、虫探し。
虫網でアカタテハやジャノメの仲間を捕まえました。
しばらく眺めてから放蝶。大きな黒いアゲハを見たけど、
暗がりだったので、カラスかミヤマカラスか見分けがつかず。
 
バスの時間が近づいたので、バス停側へ戻り、
橋のすぐ横の喫茶店でバス待ち休憩。
Rimg0230
ここから橋が間近に見られます。
帰りが遅くなるので、バスの中で食べようと、
パックの柿の葉寿司も買いました。
 
バス停に行くと、丁度、五條バスセンター行きのバスが来た所でした。
五條バスセンターまで1時間30分程。
八木までのバスはもう無いので、このバスに乗るしかないのです。
娘は、柿の葉寿司を食べた後、最後までぐっすり眠っていました。
JR五條で850円を払って下車。
 
五條駅からJRに乗り、高田、王寺、生駒、西大寺と、乗り換え4回で
近鉄高の原駅に戻ってきました。
知らなかったのですが、吉野口で近鉄と連絡するのですね。
でももう、王寺までの切符を買ってしまっていたので、
遠回りだけど、しょうがなく王寺までJR。ヘタこいた~!(笑)
しかし、行き4時間、帰りも4時間の行程で、時間的には同じであった。


マレーシア・コタキナバル、昆虫を探す旅3

2009年08月08日 | 旅行記
5日目 ロッカウィー・ワイルドライフパーク

今日でマレーシアでは最終日です。
チェックアウトして5時くらいまでに空港に行かねばなりません。
あまり遠い所に行くのも不安なので、近場で楽しめる所はないか考え、
2日目に、「バードサンクチュアリ」に行った時、タクシーの運転手がすすめてくれた、
「ロッカウィー・ワイルドライフパーク」へ行く事にしました。山間の動物園です。
 
Photo_2
 
朝食後、タクシーをチャーターしようとタクシー乗り場に行くと、
丁度その運転手さんがいたので、交渉。オーケーとなりました。
チェックアウトまでに時間があったので、本屋に行き、私はマレーシアの昆虫の本を買ってもらいました。
 
荷物をまとめてチェックアウトし、待っていてくれたタクシーに荷物全てを積んで乗り込み、
45分程で「ロッカウィー・ワイルドライフパーク」に到着。
 
Dscf1945
若い子どものゾウが、鼻相撲?をして遊んでいました。
 
ここでも多数のチョウを見ました。
大きなアゲハの仲間、ルリタテハの茶色いようなチョウ(多分、クロタテハモドキ)、
イナズマの仲間、ミスジチョウの仲間、大きなシロチョウの仲間、などなど。
みな素早くて、写真に撮れませ~ん。
 
Dscf1946
地味ですが可愛いチョウ、やっと撮れました。名前を調べ中。
 
8月9日追記
 シジミチョウ科のLoxura cassiopeiaか、Loxura atymnus、そのあたりの仲間かと、、
 和名は見つからず。しいて言うならオナガシジミ。
 
園の中には、植物を楽しみながら歩ける道や、植物ゾーン「ボタニカル・ガーデン」があります。
写真のこの植物は、何でしょうね。
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娘「わ~、でっかいサルトリイバラ~!」
 
花を見る事は出来なかったのですが、あちこちに生えていました。
ツルの形とか、もっと若い葉も、ほんとサルトリイバラにそっくりなのです、でかいだけで。
これがユリ目サルトリイバラ科の仲間だとしたら、ルリタテハ幼虫には食べ応えのある葉ですね~。
 
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テングザルの家族会議。
 
この園でも本を1冊買いました。右端のチョウの本です。
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左端のトンボの本は、精密なイラストで、トンボ好きにはたまらない本です。
真ん中はナナフシの本。この本はいいですよ。
メスとオスの大きな写真、その卵の写真。種の特徴から食草まで、分かりやすく書かれています。

チョウの本は、子ども向けなのかやさしい英語で、簡単に読めました。きれいなイラストです。
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あれれ、右下の文と絵に、突っ込みどころが。
いくらgenerallyゆうても、その文でオオスカシバの絵は、どうかと。
 
園を出て、空港に送ってもらい、マクドナルドで食事を摂り、
クアラルンプールで乗り継ぎです。
 
機内で出た軽食。
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キッズミールです。
パスタを完食したので、激甘ではなかったようです。
あと、スイカとメロン。
 
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ラクトオボのベジミール。
動物成分無しのピラフ。パプリカとブロッコリーはうすい塩味。
スイカとメロン。
 
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旦那の普通食、魚を選びました。
魚の天ぷらに甘酢あんのかかったもの、ピラフ、茹で野菜、
スイカとメロン。
 
クアラルンプールから関空へ飛ぶ間に、また軽食が出て、
朝6時頃に、朝ご飯が出ました。さすがに食欲なし。。。
 
関空から旦那は会社へ直行、私と娘は空港バスで帰って来ました。
朝に到着の便で帰って来ると、2日程は疲れが取れません。

また来年行きたいなあ。ナナフシが見られなかったのが心残りです。
旦那はキナバル山に登ってみたいようだし、私は下界で虫を探しまわりたい。
行く前には勝手が分からず、ANAのサイトから都市部のホテルに予約を取ったけど、
もっと山奥の宿があると分かったので、次回はそういうところに宿泊しようと思います。
キナバル自然公園に宿泊して、虫を探しつつ、山登りの旦那が帰るのを1泊待ち、
さらに、もっとジャングル奥に移動して、2泊程したいです。
(というか、住み着きたいくらいです)
 
マレーシアは、半島の方にも虫のパラダイスがあります。
キャメロンハイランドや、フレーザーズヒルが有名ですが、
いつかそちらにも行ってみたい。
近くにいながら気付かなかった虫、たくさんいたんだろうなあ。
名残惜しい気持ちで、帰って来ました。


マレーシア・コタキナバル、昆虫を探す旅2

2009年08月08日 | 旅行記
3日目 アイランド・ホッピング
 
娘が海で泳ぎたいと言うので、コタキナバル近くの島へ、
泳ぎに出かける事にしました。

Photo
 
ホテルで朝食後、船着き場である「ジェッセルトン・ポイント」へ行き、
3島を巡るチケットを買いました。
 
Rimg0115
受付では船の会社ごとにブースがあって、
チケットを買った会社の船なら、随時、乗る事ができます。
チケットを買った後、船に乗る時に着用するライフジャケットを借りるのですが、
その色が会社ごとに異なるので、船の運転手は、それで判断しているようです。
 
船着き場です。
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まずはマヌティック島、次にマヌカン島へ行きました。
船がマヌティック島へ付く寸前、すごいスコールが降りました。
旦那と娘は雨の中、泳いでいましたが、私は荷物番。
カメラを濡らしたくないので、写真は撮らず。
マヌカン島で昼食に、チャーハンやサンドイッチを食べました。
 
最後にサピ島へ行きました。
 
ウチの猫にそっくりなのが居ました。
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大きなトカゲも居ました。この島の名物のようです。
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この島が一番良かったです。小魚もよく見られ、手からエサをやれました。
最初の島で買った麩が、最後の島でやっと役立ちました。
チョウを数種見るも、高い所を飛んでいたので、見送るのみ。
 
船に乗って船着き場に戻ると、16時15分。
ホテルに戻り、シャワーや休憩をした後、夕食に出ました。
 
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ホテルのすぐ隣、「海王城」という中国海鮮料理のレストランです。
 
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水槽の中から食材と料理法を決めて、注文します。
 
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大きなエビ、色がすごい。
 
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カニと野菜の炒め物。
 
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エビをぶつ切りにして揚げた料理。
 
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青菜の炒め物。サバベジといって、この料理だけはどの店もハズレがありません。
なぜかこの料理には砂糖を使わないのがデフォルトのようです。有り難いです。
 
食事の後は、ホテルに戻って休みました。
 
 
4日目 キナバル山とキャノピー・ウォーク
 
朝食後、「今日は何処に行こうか」と迷い、
ナナフシがよく目撃されている、キナバル自然公園の中のキャノピー・ウォークに行きたいと
提案しました。生きたナナフシをまだ見ていなかったのです。
 
オプショナルツアーの申し込みには間に合わず、旦那がタクシーを1日借り切る交渉に、
ホテルのタクシー乗り場へ行きました。英語より中国語の方が得意な旦那なので、
中国系の運転手さんに決めて交渉、結果、オプショナルツアーに申し込むより、
タクシーをチャーターする方が、2分の1の金額で済み、しかも、
写真を撮りたい場所で停めてもらうなどの勝手が効くので、正解でした。
 
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途中、休憩した吊り橋での写真。
 
東南アジア最高峰、4056mのキナバル山が見えてきました。奥の峰です。
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富士山のように、唐突にそびえ立つ山です。
 
タクシーに乗る事3時間で、キナバル自然公園に着き、キャノピー・ウォークに向かいます。
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この公園の中には、ポーリン温泉という屋外スパがあります。
第2次世界大戦中に、ボルネオを占拠した旧日本軍が掘り当てたそうです。
私たちは暑い中、温泉なんて入る気しないので、眺めるだけで通り過ぎました。
途中で虫やチョウを見かけました。「バタフライ・ファーム」という施設があるのですが、
この日は定休日でした。
 
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残念なサナギ。
 
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多分、ドロバチの仲間の幼虫の巣。
 
水たまりで楽しげに見えたミズスマシ。

 
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バッタの仲間。造形が可愛いです。
 
だんだん、ジャングルの中に入っていく通路を進むと、
Rimg0175
また、コーカサスオオカブトに出会いました。
 
8月9日追記
 コーカサスではなく、モーレンカンプオオカブトだそうです。
 調べると、コーカサスオオカブトのボルネオ島における代置種と考えられるそうです。

 
キャノピー・ウォークを渡ります。
Rimg0179
 
キャノピー・ウォークとは、ジャングルの中の動植物を観察する為に、
木々の上部に渡された吊り橋の事です。高い所で40メートルちょっと、長さは全長157mです。
高い所が苦手な上に、よく揺れるので、おっかなびっくり。でも娘は走って渡っていました。
このあたりでナナフシを見たと、ブログに書かれている方がいたので、
なんとかナナフシを見られないものかと思っていたのですが、見つけられませんでした。
しかし他のきれいな昆虫を見る事ができました。
 
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トンボの仲間。
 
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バッタの仲間の幼虫。コオロギかな?
 
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タテジマのバッタの仲間。脚を1本どこへやったのか。
 
Rimg0191
キャノピー・ウォークを降りて、こんなところを進みます。
 
きれいなカメムシを見つけました。
邪魔をしてしまいました。

 
Rimg0196
尾状突起の長いチョウ。調べたら、ラビンドラオナガシジミという名前でした。
 
タクシーに乗り、途中で昼食後、
キナバル山の麓にある、もうひとつのキナバル自然公園へ向かいました。
途中の、キナバル山がよく見えるところで、写真を撮りました。
Dscf1911
 
別の角度から。
キナバル山に登頂する場合、途中のラバンラタ・レストハウスという宿舎で1泊せねばなりません。
登頂と宿舎の予約はニコイチで、ガイドの同伴も義務付けされています。
Dscf1914
入山のルールを厳しく定める事により、観光客でも登れる山となっているんでしょうね。
 
公園入り口付近には、登山客でなくとも、宿泊できる施設があります。
レストランがある棟の半地下で、ガを多数見ました。
 
Dscf1919
これもヤガ科Noctuidaeでしょうか。
 
Dscf1920
日本にも、似たようなのがいますね。
 
Dscf1923
娘が捕まえたヤママユ科Antheraeaの仲間。でも翅がボロボロで同定できず。
 
Dscf1924
翅を開かせて写真を撮ろうとしたけど、うまく撮らせてくれず。
 
Dscf1928
上のガを前から。
 
Dscf1925
メイガ科の仲間でしょうか。ガは本当に難しいですね。
科が違っても似てたりするし。。。
 
8月9日追記
 ヒトリガ科Arctiidaeヒトリガ亜科ArctiinaeNyctemera属、
 モンシロモドキの仲間ではないか、というところまで調べました。
 英名でいわゆるMagpie mothと呼ぶらしいです。和名はまだ不明。
 
Dscf1926
なんとなく、毒がありそうな色合い。
 
Dscf1941
年に一回行われる「キナバル・クライマソン」の去年のレコード。
スタート地点から頂上までを折り返す21キロのコースを走り抜ける、
高低差2,229m、総距離21kmの山岳耐久レースです。超人としか思えない。。。
日本人、良い記録を残していますね。
 
公園の駐車場で、大きなクワガタを発見。
Dscf1943
白人のおばさんが寄って来て、クワガタと一緒に写真を撮りたいと言うので、
旦那が撮ってあげてました。おばさん、嬉しそうにクワガタを掴んでいました。
 
8月9日追記
 コウチュウに詳しい方からの解説を、引用させていただきます。
 「クワガタは、そのまんまボルネオヒラタ?でしょうか?
  ヒラタの亜種は混乱しているようなので、正確には申し上げられませんが・・・。」
 KMさん、解説ありがとうございました。
 

 
タクシーに乗り、途中の山間のマーケットで、大きなスターフルーツを見つけて買いました。
8個で2リンギット(約60円)です。日本のスーパーだと1個500円以上はしますね。
スターフルーツ、ナシとリンゴを足して割り、そこに南国の果物の風味を加えた感じで、好きなのです。
ケロロ軍曹の好物でもあります。
 
ホテルに帰り、日本食のレストラン「よしみ」に夕食を食べに行きました。
刺身や寿司は普通に美味しかったのですが、醤油の味が薄い??、なんだか違う。
う巻きは卵の部分がやたら甘かった。。。1切れでもう勘弁。
 
ホテルに戻って、休みました。


マレーシア・コタキナバル、昆虫を探す旅1

2009年08月07日 | 旅行記
7月31日~8月5日の6日間、家族3人で、
ボルネオ島マレーシア・サバ州の虫を見て来ました。
(いや、虫以外にも、いろいろ見たのですが)
その旅の記録です。
 
8月9日追記
 虫の同定ミスを訂正しました。

 
Photo
 
 
1日目 関空からコタキナバルへ
 
この日はコタキナバルに夕方着なので、特に虫を見るでも無く。
マレーシア航空の機内食でも載せますか。
 Rimg0001
子供用のキッズミール。あと、子どもにはプレゼントのサービスもあります。
 
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自分が頼んだ、ラクトオボのベジタリアンミール。
別にベジタリアンではないのですが、旅行早々から胃もたれしたくなかったのです。
メインの皿は、ベイクドマッシュポテトに、ラタトゥイユをかけたようなもの。
美味しかったですよ、サラダも2品付いてて嬉しかったです。
 
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飛行機の窓から見えた、東南アジアの最高峰、標高4095mのキナバル山。
写真では荘厳さが伝えられないのが残念です。
 
コタキナバルに到着し、とりあえずホテルへチェックインしようとしたが、
1日延泊するついでに部屋を変更してもらい、その部屋がまだ掃除中とのこと。
しょうがないので荷物を預けて、ブラブラと夕食を摂りに出ました。
 
歩いてセンターポイントの地下にあるレストランで食事。
チキンとシーザーサラダとコールスローサラダ、パスタを頼みましたが、
コールスローとパスタは謎の甘さ! マレーシアの料理は砂糖を多用するのかな。
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甘いパスタは食べられず、残してしまいました。
あれはちょっと、中国でいろんな食材に鍛えられている旦那にもキツかったようです。
 
でも、シンガポールチキンライスの店で、チキンライスをテイクアウト。
これは私が食べたかったので、是非にと。
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ホテルに戻る途中、ビールや旦那用のスナックなどをコンビニで買いました。
そのコンビニの袋が、なぜかCGCグループの袋、、何故? 海外展開してるのか?
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チェックインして部屋に荷物を置いた後に、またブラブラ歩きに出ました。
巨大フードコート・セドコスクェアの前を通りがかり、食べはしないけど食材を見て回りました。

Rimg0012
大きなシャコエビが、ペットボトルに詰まっていました。
シャコが小さいうちにボトルに入れて、そのまま育てるのでしょうか。
 
ナイトマーケットへ行きました。
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特に買いたい物もなく回っていると、諍いをしているブースがあり見物。
 
この日は、燈火に寄って来るガでもいないかなと、ジロジロしながら歩いたのですが、
見たのはトカゲとゴキブリのみでした。
 
 
2日目 キパンディ・バタフライパーク
 
午前にタクシーで、「コタキナバル市バード・サンクチュアリ」へ。
ここは、「Kota Kinabalu Wetland Centre」でもあります。
「Centre」の綴りが間違ってるような気がしたのですが、この綴りでもいいのですね、
初めて知りました。
Rimg0015
虫はアリや小さなミノガの仲間など、あとチョウを数種見ましたが、カメラには収められず。
 
タクシーで街中に戻り、船着き場である「ジェッセルトン・ポイント」で下車、
歩いてホテルまで帰りました。
途中で見たマーケット。ハンドクラフトセンターの隣です。
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「Cock & Bull Bistro」という、アイリッシュレストラン?になるのかな、そこで昼食。
チーズのトーストと、フィッシュ&チップス。あとスナックなど。
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午後3時半から、予約していたJTBマレーシアのツアーで、
「KIPANDI BUTTERFLY PARK キパンディ・バタフライパーク」へ向かいました。
車でコタキナバルから1時間30分程、山の中の、いわゆる観光蝶園なのですが、
夜にライトトラップをしてくれるとのことで、楽しみにしていました。
 
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つい、肝心なエントランスの写真など、撮り忘れてしまうんですよね。
中に入ると休憩所にプラケース。中を見せてもらうと、
 
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これは、オオヨナグニサンのような大きなヤママユ科の幼虫かな。
シンジュサンの若齢に似ています。
猿岩石の有吉氏に似た、パーク・ガイドのジャイトさん(23才)に、
「この幼虫はこんなガ?」と言い、簡単に描いた絵を見せると、
「So so、Big moth」と言ってました。
幼虫付きの葉を、掴んで逃げたい気持ちになります、やらんけど。
 
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ハナカマキリもいました。この愛らしさは、文字では説明できません。
 
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標本室です。中央のケースには、ジオラマのように昆虫が配置されています。
 
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マレーシアの国蝶である、ラジャ・ブルック(アカエリトリバネアゲハ)の幼虫です。
ジャコウアゲハと同じTroidini族の仲間です。
有吉氏に英語でなんとか「この幼虫はアリストロキアを食べますか?」と聞くと、
「Yes、Yes、アリストロキア~、なんたらかんたら」と言っていました。
英語が出来ない事がこんなに悔しかったことは。ないですね。
面白い虫話を聞くために、会話程度の英語と、虫の学名、せめて科名くらいは言えないと
あかんなあ~と痛感しました。虫好きの変なおばはんだとは、分かってもらえたようですが。
 
8月9日追記
 後で調べてみると、アカエリトリバネアゲハではなく、アンフリサスキシタアゲハでした。
 トリバネと同じく、ウマノスズクサの仲間が食草である点は同じです。
 下の幼虫も、アンフリサスキシタアゲハでした。
 本物のアカエリも、飛んでる所は見たのですが、即座に違いが分からない何て、恥ずかしいですわ。

 
アカエリトリバネアゲハの顔(※上追記参照)
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幼虫のアップと、サナギ。この丸々とした姿が、たまりません(※上追記参照)
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ちょっと怒らせてみました(※上追記参照)
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こちらは、飼育しているジャコウアゲハのサナギです。
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蝶園内のラジャ・ブルック(※上追記参照)
飼育物でも、飛び交ってるのを見られると、嬉しいものです。
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イモの様に見えるのは、植物に寄生するアリの塚。
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日本の種とは雰囲気の違うカマキリ。
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8月9日追記
 ヒシムネカマキリだそうです。

 
つついてみます。
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ライトトラップの場所を確認してから、
夕食の場所へ案内されました。こういうレストラン。
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メニューは サバベジ(野菜炒め)、揚げたチキンの酢豚味のもの、
厚揚げの炒め物。これらを自分の皿に盛られたインディカ米のご飯にかけて食べます。
あと、コーンと卵のスープが付きました。
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バタフライパークに戻り、ライトトラップの様子を見に行きました。
(名前の分からない虫は、未同定のままです。名前をご存知の方、どうかお教え下さい)
 
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ビクトリアシロスジカミキリです。
 
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緑色の、セミの仲間。
 
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大きなクワガタの仲間の背に、ヨコバイの仲間が乗りました。
 
8月9日追記
 コウチュウに詳しい方に教えていただきました。
 恐らく、カステルナウツヤクワガタらしいとのことです。
 
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マドガ科Thyrididaeの仲間でしょうか。大きいです。
 
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こちらも大きなクワガタです。
 
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トラガか、カノコガの仲間と思いますが、未だに違いが分かりません。やけに黄色いです。
 
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これもマドガ科Thyrididaeでしょうか、ヤガ科Noctuidaeの、なんとかアツバにも
似てる気がします。
 
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小さくて可愛いスズメガの仲間が、飛んできましたよ。
大人しく手に乗ってくれました。眼が大きいですねえ。
 
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ヤガ科Noctuidaeオオトモエで良いでしょうか。
 
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こんなのも飛んで来た。コーカサスオオカブトでしょうか。気が強いです。
 
8月9日追記
 こちらもコウチュウに詳しい方から解説いただきました。以下引用お許し下さい。
 「カブトムシは、アトラスオオカブトか、モーレンカンプオオカブトと思いますが、
  色からすると前者でしょうか?
  コタキナバルは、珍種・モーレンカンプの生息地ですが、
  低所にはアトラス、高所にはモーレンカンプと棲み分けしているようです。」

 
他にも、うまくカメラに収められなかった昆虫多数。
虫まみれを堪能して、ホテルに22時過ぎに戻りました。