映画とワンピースのこでまり日記

映画の感想と月曜日にはワンピースのネタばれ更新中~♪
簡単な内容ですが映画の感想もボチボチ更新していきます。

●アメリカン・ギャングスター(16)

2008-02-03 | 映画・DVD  あ行


ラッセル・クロウってこんなに恰幅よかったっけ??




2007年 アメリカ 157分
監督・・・リドリー・スコット
出演・・・デンゼル・ワシントン ラッセル・クロウ キウェテル・イジョフォー キューバ・グッディングJr. テッド・レビン




1970年代初期のニューヨーク。ハーレムを仕切るギャングのボスに15年間仕えてきた運転手のフランク・ルーカスは、ボス亡き後、誰かに使われる人生から抜け出すことを誓い、一匹狼として生きることを決意。ベトナム戦争の軍用機を利用して東南アジアの麻薬を密輸する計画を思いつき、大胆な行動力を発揮してそれを実行に移し、麻薬の新しいビジネス・モデルを築き上げることで暗黒街のアメリカン・ドリームを達成していく。腐敗がはびこる警察内で自分だけは腐ったリンゴになるまいと踏ん張り、麻薬ルートの解明と、それ以上の巨悪に立ち向かっていく刑事リッチー・ロバーツ。顔の見えない敵であったフランクをジリジリと追い詰めていく…。 





ずいぶん前から楽しみにしていた作品。
157分という長丁場ですが、まったく飽きることなく楽しめました。


今回デンゼルが演じるのは実在の麻薬王、フランク。
昔からのマフィアに牛耳られていた街を、その巧みな麻薬売買で遂には麻薬王にのし上がる。
    


相対するのはラッセル演じる刑事、リッチー。
周りの警官が賄賂や麻薬で腐敗しているなか一人正しい事をしようとするが、それが周囲の警官からは疎まれる。
しかしその正直さを買われ、特別麻薬取締局を取り仕切る事に。
    


ほとんどは2人の人生は別々に描かれていきます。
フランクはどのように新しい商売のやり方を見つけ麻薬王になっていくのか。
そしてリッチーの方は、彼の私生活が描かれたり、周りからの誘惑に負けずに警官としての自分を貫く姿が描かれます。


2人の演技はそれぞれ素晴らしいのですが、いかんせん、デンゼルが悪い人に見えない・・・
実際のフランクがこの撮影にアドバイスをしている映像を見たのですが、
ご本人も悪い人には見えない・・・!(白髪だったということもあるかもしれないけどネ・・・!
どうして塀の外にいるのか不思議だったけど、ラストでその理由はわかります)
だからなのか、彼のやっていることは実際は悪い事なのに、
売ってるものが“麻薬”だというだけで、実際は悪い人じゃないんじゃないかと錯覚してしまいそう・・・!

でもリッチーの相棒がフランクの麻薬を使ったせいで命を落とし、
その事がリッチーを大物逮捕に駆り立てます。
フランク、という大物らしき人物を突き止めたものの証拠はなし。証拠がなければ裁判も勝てない。
だけどフランクの身内がヘマしたことから、フランクの帝国が滅んでいく事になるのです・・・。
リッチーが麻薬の製造工場(?)へ手入れをする場面はドキドキでしたよぉ~!


デンゼルとラッセルの演技はもちろん見ごたえ充分。
欲を言えば、もう少し2人が共演してる場面を見たかった・・・!
そしてラストのエピソードは良かったなー。
2人で協力して憎むべき悪徳警官を検挙できたって事が大きかったんでしょうか・・・。


コメント (15)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●1月に見たイマイチ映画 | トップ | ●ラスト、コーション(17) »
最新の画像もっと見る

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (アイマック)
2008-02-03 12:30:53
私的には157分は長かった・・でもそれなりに見応えはありました。
当時のアメリカの警察の醜さはびっくり。
戦争と麻薬がつながってたとはなあ。

いい人デンゼル・ワシントンがキレると凄みがあるね・・
でもスーツ姿もきまって、やっぱりどんな役こなしてもかっこいい!
悪いヤツなのに、感情移入させられるのはデンゼルのほうだった。。
フランクもリッチーも立場は違うけど信念をもって行動したところはお互いわかりあえたんだね。
返信する
TBありがとうございました (ミチ)
2008-02-03 14:16:15
こんにちは♪
見る前は長尺に不安を覚えていましたが、本編が始まるとぐいぐいひきつけられてしまいました。
>ご本人も悪い人には見えない
そうなんですかー?
悪い事やってる人は人相も悪いような先入観がありますが、フランクの場合は違うんですねぇ。
デンゼルをキャスティングしたのもそういうワケがあるかもしれませんね。
返信する
こんにちは! (由香)
2008-02-03 17:49:27
お邪魔します♪
TB&コメントありがとうございました。

長さを感じさせない見応えある映画でしたね~
デンゼルとラッセルの対比のさせ方が上手かったので、ドキドキしながら夢中で見入りました。
最後に悪徳警官をがっつり捕まえたエピソードは良かったですね。
ただ、フランクとリッチーが妙に慣れ合いのような雰囲気を出していたのが腑に落ちませんでした~
フランクは麻薬を大量に売り捌いた悪い奴ですからねぇ~
返信する
紳士的 (ジュン)
2008-02-04 01:16:43
見るからに悪人面していなかったから怪しまれないし
やたらと目立つことなく商売を成功させることができたんでしょうね。
なのにあんな派手な毛皮、帽子までかぶっちゃって・・・
返信する
Unknown (ジュン)
2008-02-04 01:27:19
眠い目をこすりながらPCに向かっていたら
押さなくていい場所で投稿ボタンを押してました(T_T)
コメント途中でごめんなさい~~~

デンゼル・ワシントンの演じたフランクはかっこよかったですね。
家族への思いも強く紳士的で惚れ惚れするほど素敵で。
絶対処罰されなくてはいけない悪事をやっているのに
心情的にはそんなに悪い人に思えなかったという・・・
返信する
警察 (こでまり)
2008-02-04 18:46:33
 アイマックさん、こんにちは!TB&コメントありがとうございます♪

当時の警察ってホント腐ってたんですね~!
3/4が逮捕されたと聞いて驚きました。
人員補充が大変なんじゃ・・・なんてヘンなとこを心配したりして・・・
軍隊でもあれですからねぇ・・・

そうそう、デンゼルが演じると、悪い人でもいい人に見えちゃうから不思議~
麻薬王だってこと、忘れそうになりました。
返信する
おじいちゃん (こでまり)
2008-02-04 18:50:35
 ミチさん、こんにちは!TB&コメントありがとうございます♪

悪い人に見えなかったというのは、
実物のフランクもリッチーもすっかりおじいちゃんになってるせいかもしれません。

まったく長さを感じさせない作品でした。
もう一度劇場鑑賞はキツイけど、DVDになったらまた見てみたいです。
返信する
馴れ合い (こでまり)
2008-02-04 19:10:26
 由香さん、こんにちは!TB&コメントありがとうございます♪

2人が協力して悪徳警官を挙げていくところは、もうちょっと丁寧に・・・というか詳しく描かれたら良かったのかもしれませんね。
フランクは確かに悪い奴・・・スッゴク悪い奴なんだけど、
デンゼルが演じるとそうは見えなくて・・・
リッチーの中では麻薬売買<悪徳警官だったのかも・・・
返信する
毛皮 (こでまり)
2008-02-05 15:54:49
 ジュンさん、こんにちは!TB&コメントありがとうございます♪

あの毛皮はいけませんねぇ・・・。
まあ惚れてる嫁に言われちゃあ断れないでしょうけど・・・
それに比べて毛皮を燃やすシーンが印象的でした。

そうそう、デンゼルはちっとも悪い人に見えなくて困っちゃいましたョ
でも時々垣間見せる「キレル」部分がちょっと怖くもありました。
普段穏やかな人ほど、怒らせたら恐ろしいと・・・
返信する
ラッセル・・・ (なな)
2008-02-10 20:35:57
こんばんは~,ラッセル,たしかにメタボ入ってましたね。
ご本人の気の緩みから太るような方じゃない気がするので
役作り?実在のリッチーは太めなんでしょうか?
以前「インサイダー」に出たときも,実在の人物に似せて
かなり太ったラッセル。
「マスター・アンド・コマンダー」で
オーブリー艦長を演じたときも体重を増やしてましたね。
うう・・・この映画でそこまでしなくても。

アンダーシャツ姿のときの二の腕がムチムチ・・・。
彼の信念はかっこよかったけど
ルックスはむさかったですぅ。

デンゼルは完璧にかっこよかったですね。
ほんと、悪人に見えなかったです。
ご本人もそうなのですね。

ところでこでまりさん,3月はお忙しいのですね。
更新が間遠くなるのはさびしいけど
身体に気をつけて,お引越しがんばってね!!!

返信する

映画・DVD  あ行」カテゴリの最新記事