こっちゃんと映画をみまちょ♪

レビューと呼ぶほど中身なし。しかし中身が無いのも中身のウチよのぅ。・・・なんちって。

キル・ビル vol.1 (2003)

2005年09月02日 | しびれるMovie

こっちゃんポイント

鑑賞環境 

★★★★★

こっちゃんシアター 

上映時間 113分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開 (ギャガ=ヒューマックス)
初公開年月 2003/10/25
ジャンル アクション/犯罪/サスペンス
映倫 R-15

毒ヘビ暗殺団で最強と言われた元エージェントの女、ザ・ブライド(ユマ・サーマン)が、4年間の昏睡状態から奇跡的に目を覚ます。彼女は自分の結婚式の最中に、かつてのボス、ビル(デイヴィッド・キャラダイン)とその手下たちに襲われ、頭を撃ち抜かれたのだ。友達も夫も、腹の中に宿っていた子供もみんな死んだ。ザ・ブライドは復讐の旅に出る。(goo映画より抜粋)

 

もう、めちゃめちゃですわ~
ちなみに2度目の感想です

2年前の映画ですから、もう観た方も多いでしょうが、
実はこっちゃん、VOL.2を購入したにも関わらず、
いまだそのパッケージは開封されておらず、
気がつくと1年以上の歳月が流れておりました
それで、VOL.2を観るために改めて見直したというわけです

しかし、2度目でもインパクトは全く薄れておらず、
それどころか更にパワーアップして刺激的な気がします
恐ろしい錯覚・・・・

5年前、自分の結婚式の真っ只中に襲撃に遭い、
愛する夫とお腹の子どもを殺された上、
自らも撃たれて死の淵をさまよった女
目覚めた彼女は復讐の鬼と化し、
自分の幸せを奪った者すべてを血祭りに上げるため、
たったひとりで闘いの旅へと向かうのだった・・・・・

初めに言いたい!!

タランティーノさん、アンタ絶対オカシイですって!
頭の中に何か悪い虫が住んでいますよ、きっと!
早くお医者さんに診て貰いなさいっ!

というわけで、冒頭のショッキングなモノクロシーンに始まるこの映画は、
痛めつけられ、顔中キズだらけ、
更に血まみれのユマ・サーマンのアップでスタート!
そこて、彼女は頭を打ちぬかれ、場面が変わります・・・・・

う~ん、これで、ツカミはオッケー!って・・・・
「え“ぇぇぇぇぇぇ~~~っ!?」
そ、そうなんです。
普通だったら死んじゃって終わりだろ?ってトコなんですが、
ココからが全ての始まり、始まりい~~~なんて、
そもそもが無茶なお話でして

一命を取り留めたユマは、自作の「デス・リスト」を手に、
復讐の旅に出ます!
たぶんB5版であろうのそのノートには、
(どうでも良いか、そんなことは・・・・)
油性マジックで大きく5人の名前が書かれております
どうやら彼女に殺された人は、そのリスト上で横線により
抹消されるシステムのようですな

それにしてもこの映画、「これでもかっ!」っていうくらい作風は
どっぷり!とタランティーノ・ワールド!
気をしっかり持たないと、意識がどっかの星に飛んで行きそうです~
ひゃぁ~っ!

とにかく、最大の見せ場の一つであろう「青葉屋」での大乱闘シーンは
気絶しそうになっちゃいますから~

そもそも、この「青葉屋」自体、
いったい何屋だ?というノリ!
お座敷があるので、どうやら料亭らしいのですが、
一階には、何故かステージがあり、
裸足でミニスカートの女バンドがロックを奏でる
(正しいかこの表現?)
それに合わせて中央のダンスフロアでは、
若者達がツイストらしき踊りを踊り、
横のバーカウンター(これもなんであるんだ?)では、
黄色いライダー・スーツに身を包んだユマ・サーマンが
ごく普通に飲食中(おいおい、目立ち過ぎるだろ!)
オマケに映画「蒲田行進曲」の
ヤスの階段落ちの舞台みたいな階段まであるじゃないですか~!

いちいちツッコミだしたら、こっちの身が持ちません

おお!しかしながらユマさまの、なんて素敵な刀さばき!
ルーシーの手下どもを、メッタ斬りではないですか!
ポン!ポン!と面白いように、手首・足首が飛びまくります

そしてクライマックスのルーシー・リューとの決闘シーン
飛び出した庭では何故か雪が・・・・
「獅子おどし」が「カコ~ン」なんて鳴る風流な日本庭園で
いざ真剣勝負!
バックには、なんじゃこりゃ?のBGMが流れます♪

そして、二人の決着がついた後には、
全く聞き覚えの無い演歌が、ムリヤリな形で流れ、
観客の心を打つというオマケつき!
もう、タラちゃんたら、なんて素敵な演出でしょう♡

とにかくこの作品、キャラクターが魅力的っていうか、おもしろ過ぎます
ワイルドな【ザ・ブライド】(ユマ・サーマン)を初めとして、
日本ヤクザの女ボス【オーレン・イシイ】(ルーシー・リュー)、
その手下でセーラー服の用心棒の【ゴーゴー・夕張】(栗山千明)と、
スタートレックの悪者に似た服の女弁護士【ソフィ】
さらに、沖縄在住の刀の名匠【ハットリ・ハンゾウ】(千葉真一)
他にも【ビル】(デヴィッド・キャラダイン)と、
その手下の【エル】(ダリル・ハンナ)etc・・・・・

まさしくこれは、個性の洪水ですよ!

しかも良く見ると、オーレン率いる
黒アイマスクのヤクザ集団「クレイジー88」
(これがヤクザの名前か?!)のメンツの中にも
何処かで見覚えのある日本人俳優が・・・・
あら~?オーレンにたて突く【田中の親分】は
國村隼さまじゃあ~りませんか?

・・・・いや~、もうお腹一杯です!これ以上は食べれません!

この映画で、ルーシー・リューの「ヤッチマイナー」が
名セリフとなったようですが、
こっちゃん的には、ユマとの一騎打ちの時に吐く
「嘘ツケー!」のほうがグッときます

まぁ、メチャメチャですが、それゆえ見所のある映画です

千葉真一とユマ・サーマンを同じショットで見られるなんて
先にも後にもタランティーノ映画以外には考えられません!!

残念なのは、この映画、残酷シーンがあまりに多く、
誰にもオススメできないコト
純真なお子様諸君は絶対にヤメテ下さい!
まだ観ていない分別ある大人の方にも、
とても「どうぞ」とは言えない作品となっております

それでも、観たい方に対しては、こっちゃんは一切責任は持てませんので
あくまで自己責任の上での鑑賞をお願い致します

それなのに、5ツ★なのは、なぜって?

それは・・・・こっちゃんは、やっぱりタランティーノが大好きだからです!

・・・それだけです。ハイ

《記事一部改訂》

 

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音楽だってハイセンス!

 



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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大好きだ~~! (kuu)
2005-09-02 09:10:02
私、見かけによらず、こんなん大好きです。

映画を見た後、速攻で、サントラも買いました。

そして、毎晩、お風呂で聞いてました。さすがに今はもう聞いてないけどね~~。

ユマ、かっこいい~~!!

先日、ベン・アフレックとの共演作「ペイチェック」を見たんだけど、ユマのアクションシーンの時には、「ユマ、あなたは、ほんとは、ベンより強いんでしょ?!」と、イライラしながら見てました~~(^^)。では!

返信する
未見なんですが ()
2005-09-02 09:23:14
見たくなるよ~

もう、こっちゃん勧め上手~
返信する
これって結構ホラー感覚? (【kuuさんへ】こっちゃん)
2005-09-02 09:29:39
って思うほど過激な部分もありますよね~。

たくましいユマはお好きですか?

ベンより強いですよ、彼女。

コレを毎晩お風呂で聞いてる女性像に疑問あります。



   こっちゃん
返信する
本当にお薦めできません(笑) (【る さんへ】こっちゃん)
2005-09-02 09:33:04
なのにmくんは観てしまったの(笑)

被害者1号。

しかも、VOL.2まで一緒に買っちゃって。

被害甚大。

本当に責任とれないんだよぉ~!

る さんは止めてね(笑)



   こっちゃん
返信する
おはようございまする (やっぱり邦画好き…)
2005-09-02 09:44:10
これは観ておりませんです。

邦画好きなので、洋画は試写会がはずれるとほとんどが未見になってしまうのです(^^;

これ一生懸命応募したんだけどね…ウウウ

残酷苦手のやっぱり邦画好き…デシタ。
返信する
観てないの (choro)
2005-09-02 12:48:43
これは観てないんだよね。

何しろ「ビュンビュン首が飛ぶし、血がドバ~だからあなたには無理!」という周りの声に従ってWOWOWでも何度もやってるのに、観てない・・

 

キャストも面白いし、ちょっと興味あるんだけど勇気がわかないんですよね~どうするかなぁ・・・(まだ迷い中)
返信する
じゃ、も~仕方ない (くまたん)
2005-09-02 12:56:55
ユマと上戸彩とチャン・ツィーと和田アキ子に戦ってもらお~
返信する
確かに。。。 (miyu1234_ever)
2005-09-02 13:02:35
ユマ・サーマンの魅力を最大に引き出せるのは

タランティーノかもしれないですね。



あたしもタランティーノ好きですよ~。

前にブラックなのはちょっと・・・って

言ってたからこっちゃんは残酷なのは

全部苦手なのかと思ってたぁ~

返信する
『キル・ビル』へのVOL.1的TBを... (ダーリン/Oh-Well)
2005-09-02 14:19:24
**こっちゃんさん、こんにちは~



先日は、『Mr.インクレディブル』への楽しいコメントを頂きありがとうございました!



今回は『キル・ビル』へのVOL.1的TBをさせて頂きました、



本作は、僕としては『キル・ビル VOL.2』よりストレス無く鑑賞できますし、見世物としても、例えば、続編VOL.2との比較などによらずとも、凄まじい面白さの乗ったものに感じた次第です、



一人の映画作家の一つの妙味な映画愛のほとばしり具合にクラクラしたものです、

映画館には3回足を運びました、封切り直後の新宿の映画館では、劇中何度となく、こりゃ可笑しくて堪らんぞ…といった笑いが沸き起こる映画でしたっけ



>たぶんB5版であろうのそのノートには、

>(どうでも良いか、そんなことは・・・・)

>油性マジックで大きく5人の名前が書かれております

>どうやら彼女に殺された人は、そのリスト上で横線により…



唐突に出てくるああいった小道具も妙に可笑しいんですよね、勿論、視覚的にヒロインの目指すもの(標的)が、あるシンプルさをもって伝わって来て馬鹿にはできませんね(笑)、



このキル・ビル2作品を観るまで、さほど意識していなかったんですが、

タラの映画の登場人物たちはメモを取るタイプが多いのかな?『キル・ビル VOL.2』でもエル(ダリル・ハンナ)が何やらもがき苦しむバド(マイケル・マドセン)に、或る毒蛇の説明を事細かに書いたメモを読んであげていましたしね...



では、こっちゃんのVOL.2のエントリーも楽しみにしておりまーす!



P.S)やはり、タラ映画でのユマって綺麗ですよね!!

返信する
観てないのですね。おめでとうございます。 (【やっぱり邦画好き・・・さんへ】こっちゃん)
2005-09-02 14:52:23
あなたは正常です(笑)

うかっりこんな映画に恋をしてしまうと、

この類の映画の虜になってしまいます。

残酷なシーンもエンターティメントに仕上げてしまうこの監督の世界観・・・。

まったくこの世のものとは思えません。

あ~恐ろし。

やっぱり邦画好き・・・さんは観ないでね。



   こっちゃん
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