サーリー1×1をオートマからシングルスピードにする為の、LXハブが届いたので、早速ホイールを組む事にします。何故、シングルスピードなのにLXかと言う経緯はこちら。
ハブの下にあるアクスルシャフトは、よく下り系の人がリアバック剛性を上げる為に、シマノハブのQRをスルーアクスルにするのに使っていたシマノ補用部品。(セイントとかホーンが出る前の話ね) この型番で自転車屋さんに発注すれば、とれると思います。軸径10mmの軸長185mmです。
先ずはQRのアクスルシャフトを外します。ベアリングの玉押しを外すと、ベアリングがポロポロ落ちてきますので、器の中で外します。
それにしてもこのハブ、グリスが申し訳程度にしか付いていない。明らかに適量よりは少ないし、今までのシマノハブより少ないです。このハブ一つだけではナンとも言えませんが、’05LXから中国生産になったと聞いているので、対象ハブは疑った方がいいかもしれません。
玉押し、ナット、スペーサー類は、LXのものを使うので、スルーアクスルの物と差し換えて、組み直します。
組み上がりました。エンド幅を測って見ると136mm。1mm広いです。ノーマル状態のエンド幅を測っておくのを忘れてました。まあイイや。こんなモンなのかな?
問題となるスポーク長ですが、オートマ(インター3ハブ)の状態で、これだけ余ってました。ピッタリではなかったのね。
計算上は2mm足らなかったのですが、これでスポーク長は足ります。
ホイール組みの手順をメモったノートを持ってくるのを忘れたので、現状ホイールのスポークの組み方を写真に撮っておきます。デジカメってこういうとき便利。
これがギア(右)側。
こちらがブレーキ(左)側。
これが、ハブにスポークを通す順番。
これだけ分かれば、ホイールが組めます。
仮組み完了です。
この日は遅くなったので、これでおしまい。
別の日、ホイールの振れ取りをして組み上げます。
それから、フレームに組み付けてセンター確認。 フレームのシートステーが「正」として、左右のシートステー~リム間距離を測ります。すると1mm程フレームセンターからズレています。真後ろから見てみると、ズレているような、いないような・・・。
私の使っている振れ取り台は、ホイール組みするには十分なのですが、センターゲージが折りたたみ式なので、押し付け具合にによってゲージがたわんでしまいます。精神衛生上よろしくないので、自転車屋さんの一体型のガッチリしたセンターゲージを借りて、ホイールセンターを取り直します。
すると、フレームセンターとホイールセンターがピッタリ出ました。これからは、センターゲージは自転車屋さんのを借りよう。
お次はブレーキキャリパーの取り付け確認。
ウッ・・・ガビィ~ン!(古っ) ディスクローターとフレームのブレーキ台座の間隔が狭過ぎて、ブレーキキャリパーマウントが入りません。
シングルギア用ハブのローター位置と、多段ギアのハブのローター位置って違うの?知らなかった。でも、MTBマガジンのOURBIKESの鏑木さんピンキー号(1×1)は、多段化するって書いてあったよな?今月はお休みだけど、カセットスプロケを組んだホイールの写真が載ってたし。うまく組めたのかしら。
う~ん・・・仕方がない。また工作です。
各部を測って計算してみると、3.1mmローターを右側に寄せれば、キャリパーは取り付けられます。キャリパーの調整幅の真ん中に持ってくると4mm。でも、スペーサー代わりにするM10平ワッシャーの厚みは1.5mmですから、3枚使って4.5mm右寄せとなります。
試しにワッシャーを挟んで確認してみると、この通りブレーキの位置関係がでました。
このままの状態だとフレームをたわませていることになるので、日をあらためてハブのスペーサーを加工することにします。