福井田鶴子アートギャラリー

日々の生活で感じた事、絵画制作への思い入れ
絵画教室「小人の森」での楽しい出来事など綴てみました。

6.12.阿修羅像&奈良ホテルにタイムスリップ!

2017年06月12日 | 福井田鶴子アート
興福寺国宝館の耐震工事による一年間の国宝館休館の為の
阿修羅像、及び26体群像が一同に集合する群像展が
6月18日迄開催されており(秋にもう一度開催)多分このような歴史的雰囲気は二度と観られないと思い.....

 

それなら奈良ホテルにも宿泊するフリープランを見つけ先週出かけたのです。
奈良に出かけるのは中学、高校、大学、近年、


そして阿修羅像を拝見するのは東京展と5回目となりその度に一番の美仏様にひき寄せられ
今回も出かけてしまいました。

 

聖武天皇と光明皇后の間に生まれた子供は一歳を過ぎて突然の病気で亡くなり
光明皇后その面影を赤ちゃんの時から青年になる迄、八部衆像として作り
興福寺に安置したのです。他、阿弥陀如来像全ての群像合わせて26体
そして1300年の時を経て



一同に何の障害物もなく配置されたお姿その中の私をと....想うとそれはそれは感動でした。

もちろん紅顔の美青年阿修羅像はぐんを抜いて脳裏に又々焼きつき
繊細で凛としてちょっと悲しげな顔立ちは愛と儚さに満ちていて
悠久の時を経て多くの人間の悲しみや後悔の祈りを長い時を得て見続けている
凄い仏像なのです

そして神戸に住む友人にも声をかけたところ歴女であるNAGATAさんは大変喜んで一緒に
奈良ホテル迄同行したのです。



彼女は宿泊はしませんでしたが
とてもう嬉しそうにではしゃいでいました。(もちろん私もです)
奈良ホテルは明治42年に「関西の迎賓館」として建造され災害にも会わず守られて来たのです。
運が良い事に一番古い部屋に宿泊者がいなくフロントのお薦めで二泊する事が出来ました。

全てが当時のまま屏風絵等は色あせていました。
もしかして一番好きだったオードリヘップバーンも宿泊したかもしれない?と思うと
気持ちも高揚して一回り若い彼女と私はスマフォ撮りまくりです。

水周りと空調関係は快適になっていましたが。。。
レトロなお部屋への感動はだんだん不便この上なさに変わり
その部屋に行く為には階段を下り下がりしなくてはいけないのでちょっと疲れます。
やはりいいとこ二泊三日ぐらいかなとも思いました。

  
そのお部屋に泊まるとラウンジでの朝食の席も良く
二泊目は緑に囲まれた興福寺五重塔が見える
絵画の様な素敵な場所で朝食が出来ました。
さすがに無粋なのでスケッッチは出来ませんでしたが
スマフォには入れたので時が出来たら描いてみたいとも思っています。
コメント (2)
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