福井田鶴子アートギャラリー

日々の生活で感じた事、絵画制作への思い入れ
絵画教室「小人の森」での楽しい出来事など綴てみました。

ムバラク大統領ついに辞任!

2011年02月19日 | つれずれ日記
「独裁者はもういない」の記事が2月13日の一面記事に出ていた。
これからのエジプト、少しでも民主化が進むのだろうか?




軍がまだ全てを掌握している様な気がする。
サダト大統領が暗殺されて引かれた戒厳令は
30年も続いている事を最近知った。
この異常さは後10年は続いて混沌とするのではないか。

タハリール広場に集まった人々の中には
「ガラベーヤ」という伝統的な服を着たほんとうに貧しい人がいっぱいいたそうな。
旅行中見た高速道路の下に住んでいる乞食の様な貧しい生活をしている人々だと思う。
私が観て感動したエジプトは歴史も深く世界でも一級の宝物が
数多く収集されている国でもあるのです。
これ以上それらの宝物がこわされたり盗まれたりして欲しくないのです。
エジプトでギザのピラミットに続くアブシンベル神殿は
アスワンダム工事にあたって
ユネスコが立ち上がり....
守り抜き初の世界遺産になったのです。

☆いずれもアブシンベル神殿のナイトショウ☆


早く安全な観光が出来る国になってほしい。
そしてそれらで潤った利益が
少しでも貧しい人々の安定した生活に廻ってほしい。

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☆遠~いエジプトが心配!

2011年02月05日 | つれずれ日記
チュジニアから始まったデモはエジプトカイロで大きな渦となっている。
『ムバラク打倒!をスローガンに.... 』


夕方のカイロ 左側にカイロ考古学博物館正門側にタハリール広場がある
 右側には母なるナイル川がゆったり見える。 
     
 
2月1日は100万人デモ行進となり其のテレビ映像をみると
カイロ考古学博物館前や車が一台も走ってなく市民に解放されてしまっている高速道路や
地下鉄の駅等が眼下に見える。
2007年丁度この時期、私達が宿泊したラムセスヒルトンホテルの
眼下にもこの様な街並が静かに何事も無かった様に広がっていた。
「懐かし~いな~」
今を考えると.....
なるほどそうだったのか!と思うエジプトのかかえる現実をその旅行で見て感じてしまい
今でも痛烈な記憶として残っているのです。

 
●ひとつは王家の谷を見学していた時でした。
もう少したつとムバラク大統領が来るので観光はやめてバスの所で待つ様にと一方的。
エジプト青年軍兵達が一メートル間隔で王家の谷のはじからはじ迄並び
そこに黒塗りの大きな車が列をくんで走って来たのです。
もちろんそので中で一番めだつかっこういい車リムジンだったかな?
ムバラク大統領がさっそうと乗っていました。
「こんな光景って日本でありかな?」

●もうひとつは空港に向かう高速下を見るとつぶれかかった泥の様な家々の間で
乞食の様なかっこうをしている人々が日常生活を営んでいるのです。
露天商は新鮮なエジプト特産オレンジを壊れかかった箱の上に置いて売っていて
そのオレンジ色は今でも頭の片隅に残っているのです。
「こんなみじめで汚い風景日本にないよ~~ 貧富の差がはげしすぎる!」

●世界に類をみないツターカメンの秘宝等も収拾してあるカイロ考古学博物館には心深く感動をしたのですが....
秘宝のひとつが壊された映像をみた時


「早くこの混乱が終息して 国民の貧富の差が縮まり 平和になって
国が平和になる事もさる事ながら世界の秘宝も守ってほしい」
今は市民が博物館の周りを日夜スクラムを組んで
略奪と破壊から世界の宝を必死に守っているそうな!
「頑張れ、ガンバレ」とテレビに向かってエールを送ったのです。
「守り抜いてほしい!」遠い日本から心より願ざわるを得ないのです。


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