帰ってきた赤城山の熊さん

恥ずかしながら、帰って参りました!(^_^ゞ

大蛇となって兄達を殺害した…(^_^;)伊勢崎市八郎神社

2017-01-13 11:38:00 | 日記

伊勢崎市太田町の五郎神社から、福島町の八郎神社へ。

いかにも村里のお社…ホノボノした感じの神社です。

社殿も可愛らしい(*^^*)

格子のなかをのぞくと、内部は二つに別れていて、小さい方は…

え?自由の女神?と思ったら…お釈迦様でした(^o^;)生まれてスグにトコトコと歩き出して、天を指差し「天上天下唯我独尊!」と言ったという…

大きい方は、真っ赤な火炎を背負った不動明王…この神社に祭られている八郎サンは、実は怒りの神様なンだとか。

はるかな昔のこと…この地の地頭の息子であった八郎は、その名前でもわかる通り八男で、上には七人の兄がいましたが、容姿にすぐれ、優秀でもあったため(ワタシみたい)兄達を差し置いて、後継ぎに指名されました。その後、都にのぼって官位も授かったのですが、これを兄達は妬み、八郎に夜襲をかけて殺害し、死骸を蛇食池の蛇塚の岩屋(聞いただけでオソロシイところ)に投げ込みました。無念のうちに死んだ八郎は、大蛇となってよみがえり、兄達ばかりか、一族郎党を皆殺しにしてしまいました。さらに村人にまで危害を加えようとしたので、年に一度、美しい娘を生け贄に差し出すことにして、これを免れました。
さて、月日は流れて…あるとき、みちのくに赴任するために通りかかった一人の若者が、生け贄に決まっている娘と恋に落ち、身代わりとなって大蛇と対決します。彼が一心に法華経を唱えると、たちまちのうちに大蛇は改心して、この地の守り神となることを誓った…メデタシめでたし(*^^*)というお話です。以来、何百年も村人達は、八郎を祭ってきました…
義経伝説の残る村里でも、タッタ一夜の触れあいを、大切にいまに語り残している行事があるそうです。
昔の人々はホントに純粋な心を持っていたンですね( ̄ー ̄)チョッと反省しよ…( ̄▽ ̄;)