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観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

No.350 「ミュージカル三銃士」

2011年07月30日 23時15分42秒 | 過去の観劇記録
2011年7月30日(土) マチネ 帝国劇場 1階 C列 13番

ダルタニャン=井上芳雄、アトス=橋本さとし、アラミス=石井一孝、ポルトス=岸祐二、ミレディ=瀬奈じゅん、リシュリュー枢機卿=山口祐一郎、アンヌ王妃=シルビア・グラブ、コンスタンス=和音美桜、ロシュフォール=吉野圭吾、バッキンガム公爵=伊藤明賢、ルイ13世=今拓哉、役者/ジェームズ=坂元健児、他。
指揮=西野淳。

フランス、ルイ13世の時代(1600年代)。
ダルタニャン(井上芳雄)は、自慢の剣の腕で身を立て、国王守護の銃士隊の隊員になろうと田舎町ガスコーニュからパリにやってきた。初めての大都会パリ、そこで「銃士隊にこの人あり」と知られたアトス(橋本さとし)、アラミス(石井一孝)、ポルトス(岸 祐二)の3人と知り合い、剣の腕を認められ、友情を誓う。
銃士隊は、リシュリュー枢機卿(山口祐一郎)配下の親衛隊とことごとく対立していた。また、アンヌ王妃(シルビア・グラブ)とイギリスの貴族・バッキンガム公爵(伊藤明賢)の「秘密の恋」を嗅ぎつけた枢機卿は、国王の面前で王妃の秘密を暴こうと企んだ。王妃が国王・ルイ13世(今拓哉)から贈られた首飾りをバッキンガム公爵に渡したことを知る枢機卿は、王妃に首飾りを身に付け、国王と共に舞踏会に出席するよう勧めた。…首飾りは今、公爵のもと、ロンドンにある…。
王妃の窮地を救おうとダルタニャンと「三銃士」達は、首飾りを取り戻しにロンドンに向けて旅立った。そこに枢機卿の手下、冷酷非情なロシュフォール(吉野圭吾)と謎の女・ミレディ(瀬奈じゅん)の黒い影が立ちはだかり…。
(あらすじは公式サイトより)

本日はe+貸切公演でした。

デュマの「三銃士」は中学生頃に見たNHKアニメから始まり、2009年から2010年にかけての人形劇で放送されていたのを見ましたね~。
原作も確か読んだハズ… ダルタニャンとコンスタンスの男女関係など、結構濃ゆい内容だった記憶があります(^_^;)

今回のこのミュージカル版、ダルと三銃士の出会いから首飾り事件までなので、かなり駆け足で進みます。
だいたい三銃士との出会いが性急すぎやしないか?(笑)
セットも衣装も豪華です。帝劇初の銀橋!! 銀橋に立つ瀬奈さん… 一瞬タカラヅカを観にきたかしらんと錯覚w
ナンバーは思った以上にロック調のが多かったですが、心に残るようなのが少なく、訳詞が若干残念な印象です。
アトスがミレディの事を思って歌う「クリスタルの天使」なんて素敵なんだけど、え~その歌詞?
それと立ち回りの時には効果音を入れて欲しいです。新感線ばり、とは言わないけど、せめて剣の音は入れて~!

ダル井上君はハジける若さと希望・夢に満ちあふれまくった青年ですねん♪
ちょっぴりKYな所もありますが(笑)井上君のキャラ的にはいいかなぁと。年齢的に、そろそろこういう役も卒業かも知れませんが。
アトスさとしさん。ん~大人の酸いも甘いも噛み分けてる感じw ミレディとの愛に破れ、ちょっと陰があるのが素敵(でも軽め)。
アラミス石井さん、女性にモテモテのプレイボーイ。顔が濃い(爆)ちょっぴりキザだけど信仰心は篤い。
ポルトス岸さん。随分アンコ巻いてましたね。大食漢のポルトスなので口になにか頬張りながら話すなよ!! アトスとアラミスが揉めているのを押さえるのもポルトスの役目。
三銃士が歌う「一人は皆の為に、皆は一人の為に」はハーモニーが心地よかった。

リシュリュー枢機卿の祐サマ。赤い法衣には思わずコロレドと何が違うのか…と(^_^;)
祐サマには珍しい(?)ダンスシーン、さらにスタンドマイクを振り回しての熱唱(笑いに耐えるのに必死。スマソ)
もっと悪に徹して欲しかったなぁ。
ロシュフォールの吉野さんが格好いいよーん♪ 黒い長髪・眼帯がキマってて、銀橋でダルと戦う場面は“うっとりぽー”でした。
ミレディ瀬奈さん、さすがの銀橋!サマになるぅ~。衣装もセクスィでしたね(ラスト近くの三銃士・ダルと戦うシーンでオーバースカート取れてしまった)
枢機卿に騙され手込めにされ、さらには百合の烙印(犯罪者の印)を付けられ、愛する人にも離れられ、誰も信じることもできず、あげくに果てに何の罪もないコンスタンスを殺害。アトスにも見放された彼女が辿った道は悲しすぎた。
歌ちょっと弱いかな?
コンス和音さん初見です。ヅカ出身で歌は心配ナシです。こういう「守ってあげたくなる系の(そこそこ若手)舞台女優」さんが少ないので、今後沢山拝見しそうですw
アンヌ王妃のシルビアさんは貫禄の王妃様でした。バッキンとの愛よりも、やはりフランスの国の為、ルイ13世の為。
ルイ13世の今さん。枢機卿のいいなりで操り人形のようだった1幕~2幕前半と、アンヌの愛情を確かめた2幕後半でのきっぱりとした態度の差。
バッキンは伊藤さん。世間知らずな感じがビバ(爆)だいたいアンヌに呼ばれたからって、ほいほい敵国のフランスに単独で来るかね~w
役者/ジェームズ2役のサカケン兄さん。役者で1幕&2幕の幕開きにあらすじを紹介。バッキンの従者ジェームズのヅラは卑怯でしょう(笑)ちょっとオネエ系なのですね?? 動きはサスガの体操出身だけあって、身軽でした。

通常カテコ後に貸切公演の挨拶。井上君と瀬奈さんでした。
瀬奈さんのスカートが外れたのは今回のハプニングだったそうです。そういえば本番中に吉野さんが「スカート取れたよ!?」とか言ってたw
ここの所貸切が少ないので嬉しいと言っておりました。
お客送り出しの後、さらに井上&瀬奈が銀橋に出てきてくれました。いや~、近いね。
銀橋の渡り方を瀬奈さんに教わったという井上君。瀬奈さん共々、お客様にお尻をみせずに舞台上に戻るやり方をしてみせてくれました。
やはり瀬奈さんの動きは素敵です。あと羽根が背負いたいらしい井上くんでしたw


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4 コメント

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三銃士 (yumi)
2011-07-31 10:12:56
先週見てきました。
1幕目、途中記憶の飛んだ箇所が・・・・

ロシュとリシュの二人が出てくると、
「父上」と脳内変換されてしまったり
リシュがコロレド猊下に見えてしまったり
レミの出演者がいっぱいいるなぁって思ってしまったりと
なぜかストーリーに集中できない私。

次回はしっかり舞台を観てきます(汗)
動画 (ゆき)
2011-08-01 00:19:23
アップされましたね。
主役より、アラフォー戦隊がとっても気になりました(笑)

今週末、かなり楽しみです。
楽しんで来ました (たかのり)
2011-08-01 13:28:56
ふふふ、私も観て来ました。
帝劇ミュージカルなのに戦隊物ショーを
観ているような錯覚に一瞬、陥ったり
ロックっぽいけどなんか違う枢機卿とか、
銀橋もどきとか、突っ込みどころ満載な舞台で、
でも終わってみれば。結構楽しんでいる自分がいました。

岸さん扮するポルトスは、芋洗坂係長あたりなら
アンコ巻なしでいけたのに?とか勝手に思ったり。
(「ゾロ」で芝居もできる人なんだと見直したので)
石井さんをもっと歌わせてあげたかった・・・。
さとしのソロ、いいんだけど千秋楽までに喉が潰れないか心配・・・。

と、主役のダルタニャン以外の人の方が印象に残っているのですが、
タイトルはとりあえず「三銃士」ですからね(笑)

追伸:三銃士とは関係ないのですが
某六本木イベント、参加日が重ならず
お会いできなくて残念です・・・
部分部分は面白いんだけど…ね (mini)
2011-08-01 23:31:44
>yumi様
祐サマ+赤い法衣=コロレド。
と方程式が出来てしまっていますね(笑)
今回のリシュリューのナンバー、ちょっとキーが辛そうだったんですけど。
マントや長い法衣のあしらい方はサスガです。

いいかげん東宝もキャスティング&演出家を何とかして欲しい…
チケ代も高いしなぁ。

>ゆき様
いちおう「三銃士」ですからっ!(笑)
アラフォー戦隊も頑張ってますよw

立ち回りにもっと迫力が欲しい私でした♪

>たかのり様
ほんと、ツッコミ所満載でしたね~
もう少し引いた所から全体を観てみたかったですが、もう1回観に行く気力はナイです。

駆け足のストーリーの中で、一人一人にナンバーをあげるのは至難のワザですが、岸さんにはソロナンバーすら無かったし!

再演されるんでしょうねぇ…
次はもう少し何とかして欲しいです。

p.s.
六本木イベ、残念です。
6公演しかないのに、結構お会いできない人も多くて。
来年の舞台公演では久々のグループ観劇を企画しようかと考えております。
また何かありましたらヨロシク御願いします。

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