はたらくママのこころの中

仕事に育児・・・いつも悩みは尽きないけど、やっぱりどちらも面白い♪

祖父の死

2009-02-22 22:50:50 | 親戚
先々週、祖父が亡くなりました。

1年半前には祖母が亡くなったばかり。
二人とももうこの世にいないことが、
まだ信じられないような、そんな感じです。

あと1週間で95歳を迎えようとしていた祖父。
ここ数年は痴呆が進み施設に入っていたため、
最後にまともに話したのは10年ぐらい前になるかもしれません。

心の準備ができていたせいもあるでしょうが、
祖父の死は思った以上に冷静に受け止めることができました。

なぜだか通夜でも一滴も涙が出ませんでした。

ただ、告別式で地元の老人会の方が読んでくださった
お別れの挨拶を聞いた瞬間に昔の記憶が一気に蘇ってきて
心の底から悲しくなりました。

小さい頃から、夏休みになると
一人で飛行機に乗って熊本へ行き、
祖父母の家で何週間も過ごしました。

「小学校のうちは勉強しないでいいから遊びなさい。
勉強は中学になってからでいい」

口癖のように、祖父はそう言っていました。

家をとり囲うように広いブドウ畑があって、
毎日のように新鮮なブドウをとらせてもらっていました。

ランニングシャツに腰から蚊取り線香をぶらさげて、
「kakoちゃん、これがよかばい」
と、美味しそうに色づいたブドウを選んでくれました。

高校受験のときには、
教科書やら参考書をすべて熊本に送り、
祖父母の家でひと夏勉強をしました。

何もない田舎であまりにも暇だったので
人生の中であのときが一番勉強したなぁー。

その姿を見て、祖父が心配しながらも
「kakoちゃんは東大に行くたい」
と言っていたのが思い出されます。
まったく期待に応えることができませんでしたが。

よくよく考えてみると、最後に祖父母の家に泊まったのは
そのときかもしれません。

大学受験のときにも、また夏休みを利用して
熊本で缶詰になろうと準備をしていたのに、
祖父母のどちらかが体調を崩して行けませんでした。

社会人1年目のときには
飛行機のチケットまでとっていたのに、
今度は私が体調を崩して泣く泣くキャンセル。

気づいたら10年以上も間があいてしまい
次に会ったときには、祖父は痴呆が始まり
祖母は耳が聞こえなくなっていました。

なんだか、こうやって昔のことを思い出しながら書いていると
二人の優しい声が耳元で聞こえてきそう。

私にとって、唯一の田舎と呼べる場所。
でももう行くこともなくなるのかなぁ。

これで見納めかも……
そんな気がして、祖父母の家や周りの景色を
目に焼き付けて東京に帰ってきました。


過去記事
熊本
続・熊本
祖母の死
おじいちゃん、おばあちゃんの家


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リストラ

2009-02-21 01:52:45 | 仕事
先日書いた記事「多忙」に
ありえない続きがありまして……

6人のチームのうち
派遣社員一人が契約打ち切り、
新卒社員一人が異動、
とここまでのことを先日の記事で書きましたが、
その数日後にもう一人他部署への異動が決まりました。

この決定には、チームのメンバー一同
驚きを隠せませんでした。

何より本人がとてもショックを受けていました。
いまのマーケティングの仕事をとても楽しんでいたのに
いきなり総務への異動ですから……。

上司もかなり抵抗していたようですが、
この決定を覆すことはできませんでした。

どうして、私がいるチームだけ
こんなにも異動させられるのか理解に苦しみます。

社員の給与カットなど大掛かりなリストラで
他部署には辞める社員もチラホラ。
そのなかで、正社員は全員残るうちのチームから
人を補充するしかなかった、といった見方もあります。

また、広告費などのコスト削減で
業務自体が縮小するから人も減らす、といった見方もあります。

正直、よくわかりません。

ただはっきり言えることは、
6人が3人になった影響は計り知れない、ということです。
ものすごい皺寄せがきています。

今週は、ひたすら引継ぎ。
一度もryuを保育園に迎えに行くことができませんでした。

来週以降、しばらくはどうなるのかわかりませんが
人間って適応能力が高い動物ですからね、
春には意外と涼しい顔しているのかもしれません。

ひとまず、今週一週間がんばった分
週末はryuとたくさん遊んで、たっぷり充電したいと思います。


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落ち着きたい

2009-02-19 01:37:39 | 自分
2009年は、いったいどうなっちゃっているのだろう?

年が明けてから2ヶ月半が経つというのに
まったく落ち着かないし、気が休まらない。

2月になったら少しは落ち着くかな、と期待していたのに
大がかりなリストラの影響を受ける羽目になった。
昨日も今日も、帰ったらryuは寝ていたし……。

そして祖父の死。

その他、もろもろ。

全体を見てしまうとくじけそうになるので
目の前のものを一つずつこなすしかない。
とはいえ、いつまでこんな状態が続くのだろう。
体力との勝負か?


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誕生日ケーキ

2009-02-08 16:44:21 | sweets
写真を撮るだけとって、アップしていませんでした。





じいじとばあばがryuの誕生日に買っておいてくれたケーキ。

土曜出社だった私にかわって、準備しておいてくれました。

いつもホントにありがとう。

ryuも私も大好きなフルーツいっぱいのタルト。
とっても美味しかったです。


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多忙

2009-02-08 16:39:01 | 仕事
よくこのブログにも書いている通り
「忙しい」という言葉は好きではないのですが、
先週はちょっくらしんどかったです。

水曜日に食事の約束を無理して入れてしまったのも
よくなかったのですが、木曜・金曜と実家泊になり
自宅でこうやってゆっくりするのは久しぶりです。

先週の土曜日に行ったセミナー
今度は営業ツールとして利用するため
サマリーを作ったり動画の編集をしたりetc.
ランチする余裕もありませんでした。

でも今回で流れはだいぶ分かったので
もし次回があれば、
今回よりは段取りよくスムーズにいくでしょう。

ひとまず、すべて終了したのでホッと一息。


ただ、一息ついていられるのも束の間かもしれません。

折からの不況で、とうとう私がいる会社も
派遣社員さんや契約社員さんとの契約をすべて
打ち切ることになりました。

私のチームはもともとが6名と少人数だと言うのに
今月末で派遣さんがひとりいなくなります。

しかも、人が少なくなる影響で
その穴を埋めるべく正社員にも異動があり、
同じチームの別の一人が他部署に異動になりました。

6人でやっていた仕事を4人でこなす、ということです。

異動になった正社員は新卒の女の子なので
ジョブローテと考えればそれまでなのですが、
けっこう仕事をお願いしていたので
今後、今まで以上に時間の効率化が求められそうです。

って、すでに
結構全力に近いペースで走っているんだけどなー。

でも他の3人も相当なスピードで仕事しているから
迷惑かけないように頑張ろうと思います。


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WMからのメール

2009-02-03 06:38:55 | ワーキングマザー
昨日から頭痛に襲われています。

歩くたびにズキズキ痛むので、
さすがに昨夜はryuと一緒に9時台に寝ました。

今朝は、だいぶいい感じ。
でも薬を飲んで出勤しようと思います。

週末のセミナーに向けてずっと緊張の糸が張り詰めていたり、
やることが多すぎて常に仕事のことを考えていたり、
更に追い討ちをかけるように決算発表の内容が撃沈だったり……

いろんな要因がたたったのかしら。
いままで頭痛ってほとんど経験したことないから。


そうしたなか、
私の尊敬しているワーキングマザーさんから
一通のメールが届いていて、朝から涙してしまいました。

同じ保育園のベテランママさんです。
大手の製造業でずっとフルタイムで働き続けている方で、
お子さんが二人いらっしゃいます。

先日、私が送ったメールに対する返信が届いていました。


お迎えでryuちゃんがまだいることがちょくちょくあるから、
忙しいんだろうとは思ってた。
年寄り臭いこと言うようだけど、忙しいうちが花だよ。
きっと仕事も人生も。
仕事をセーブするのは、それが‘余儀なくされた’時で
いいと思う、私は。
ここまでやってきて思うのは、
そうそうきれいにバランスなんか取れるもんじゃないんだよね、
既にkakoちゃんもお気付きのとおり。
(つづく)


読んだ瞬間に泣けてきました。


あっ……泣いている場合じゃないかも。
急いで朝の準備しなきゃ。


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重責

2009-02-02 00:29:32 | 仕事
昨日は、会社でセミナーを開催しました。

為替のプロに4人集まってもらい、
パネルディスカッション形式で今後の相場展開について
ディベートを繰り広げてもらう、というもの。

お客さんは100人ぐらいだったかな。

今回は、その司会進行役を務めました。

年明けの出勤日初日に、この話をもらったとき
一瞬だけ「ryuの誕生日だ……」と考えましたが、
次の瞬間には「やります」と答えていました。

絶対にやる価値がある仕事だと思ったからです。

自分にとっていろんな意味で
今後の試金石にもなりうる仕事だと思いました。

他部署が管轄のセミナーでしたが、
細かな構成は自分で考えることになりました。

4人のパネリストに事前にいくつか質問を投げ、
その回答を眺めながら、どういう流れにしようか考えていると
あっという間に午前3時、そんな日が何日か続きました。

没頭してしまう自分がいて、
“私は、こういうのが好きなんだ”と改めて思いました。

どうやったら人が喜んでくれるか

今回のセミナーにしても、他の仕事にしても
相手が喜んだり驚いたりする顔を想像しながら
何かを考え出すのが好きなんだ、ということがわかりました。

でもこの仕事を引き受けてからというもの、
つねに恐怖がつきまとっていたのも事実。

失敗したらどうしよう、
パネリストの話す内容がチンプンカンプンだったらどうしよう、
お客様からクレームが殺到したらどうしようetc.

日が近づくにつれ、悪い想像ばかりが膨らみ
仕事中に何度おなかが痛くなったことか……。

「楽しみ」と「恐い」が交互にやってきては消え、
その繰り返しで精神状態はあまりよくありませんでした。

まるで、学生時代のテスト当日のように
久しぶりに最後まであがきました。
直前までパワポの資料を作り直したり、
当日のレートやニュースをチェックしたり……。


本番。

最初はとても緊張しました。
指がどんどん冷たくなっていくのを感じました。

でも、4人のパネリストの方々のトークに随分と助けられて
最後には完全に自分も楽しんでいました。

アンケート結果もまずまず。

「いままで参加したセミナーで一番良かった」

と直接お客様に言われたときは
嬉しすぎて涙が出るかと思いました。

やっぱり引き受けて正解でした。

とにかく無事終わってよかったぁ。

なんだかやっと解放された気分です。

1月の休日はどこにも出かけたくありませんでしたが、
セミナーが終わったことで、
久々にカメラを持ってのんびりと遠くにでかけたくなりました。

ryuとは帰宅後に、
じいじ・ばあばが買ってくれていたケーキでお祝いしました。


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