政治家

今日、最寄の駅で佐藤ゆかり議員をみかけた。
区議会選の応援演説にきていたようだ。

雨が降っていたので、私はタクシーを待ちながら
その様子をずっと見ていたのだが、なんともお粗末。

「佐藤ゆかり先生が、この雨の中、わざわざ○○駅まで来てくださっています！」

“だから何？”
そう心の中でつぶやいた。

ただニコニコ笑って手を振って、
パフォーマンス的に候補者とかたく握手を交わし、
そしてすぐに黒塗りの車に乗って帰ってしまった。

候補者はその黒塗りの車に向かって、しばらくの間、深々と頭を下げていた。

なんかよくわからないけど、違和感のある光景だったなー。

今日のこの場面しか見ていないので一概には言えないが、
佐藤氏は私が思っている政治家像とはちょっと違っていた。
どちらかというと、アイドルに近かったかもしれない。

小泉前首相は、「殺されてもいい」と郵政民営化を進めてきた。
その政策の是非は別にしても、政治家と言われる人たちには
こういう信念をもって突き進んでほしい。

佐藤氏には、そういう気迫やオーラが全くと言って感じられなかった。

って批判的な印象ばかりを書いてしまったが、
同じ金融業界で働いていた女性としては大尊敬している。

ちなみに、区議会議員の候補者のなかにも
不思議で気になっている人が一人いる。

ポスターの写真がとても美しかったので期待していたのだが、
この前の朝、地元の駅で見かけた彼女は、
たすきをかけたままただ突っ立っていた。
何を演説するわけでもなく、もじもじしていた。

もしかすると、私が電車に乗った後、
張り裂けるような声で政策を訴えていた可能性もあるが、どうだろう。

自分の名前すら叫ばない。

“あなたのマニフェストは何なの？なんで立候補したの？”
今度会ったら聞いてみたい。

本当に信頼できる人に一票入れたい。


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