城郭探訪

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水口岡山城 三の丸に虎口跡

2015年04月17日 | 平山城

甲賀市教育委員会が下記のとおり水口岡山城跡の現地説明会を実施します。

●水口岡山城跡第3次発掘調査現地説明会〜伝本丸南側斜面と伝三の丸虎口の調査〜
日時 平成27年4月19日(日)
   13時30分〜15時
    ※時間中は随時、説明を行います。 
現地説明会開催情報のURL http://www.city.koka.lg.jp/item/14213.htm#ContentPane

発掘現場は山中ですので、見学の際には服装や履物にご注意ください。
  当日は、水口小学校グランドを臨時駐車場とします。
  ※場所についてはこちらの地図を参照してください。 ⇒ 地図

問い合わせ先
 甲賀市教育委員会事務局
   歴史文化財課 埋蔵文化財係
  TEL 0748-86-8026 FAX 0748-86-8216

所在地/〒520-3393甲賀市甲南町野田810番地

三の丸に虎口跡確認 滋賀・水口岡山城跡「居住空間か」

見つかった「虎口」跡。職員の立つ位置は城門の柱を支える礎石で、間口が約4・5メートルある(甲賀市水口町・水口岡山城跡)

 滋賀県甲賀市教委は16日、同市水口町の古城山(標高282メートル)山頂の水口岡山城跡で、三の丸の出入り口にあたる「虎口(こぐち)」跡や、虎口内に城門の存在を示す柱の土台の礎石を見つけたと発表した。虎口は軍事的性格が弱い構造で「三の丸が居住空間だった可能性がある」としている。

 水口岡山城は、豊臣秀吉の重臣中村一氏が1585年に築城したが、3代目城主の長束正家が関ケ原の戦い(1600年)で西軍に属して敗れ、廃城となった。徳川勢によって徹底的に壊され、史料も少なく、城の全容はわかっていない。

 今回、江戸期の絵図に三の丸と示された山頂東側を調べて虎口跡を発見した。踊り場状の平地を挟んで上下を石階段にしており、高低差が約4メートル、幅が約6メートル。階段は上下とも石が2~3個残り、下は5段あることが確認できた。平地には、城門の扉の柱を支える礎石が見つかり、二つの礎石の間口は約4・5メートルあった。

 市教委によると、虎口跡は入り口から三の丸へ向かって直進できる「平入り」の構造だったと推定される。「平入り虎口は防御性に劣り、軍事的性格は弱い。一方で礎石の間口から城門は立派なつくりとみられ、儀礼的な意味合いで構えられた可能性がある」と説明している。

 現地説明会は4月19日午後1時半から開かれる。

        京都新聞記事

 

水口岡山城、戦乱の世から華麗によみがえる 滋賀・甲賀

 

巨大バルーンで山頂に再現された水口岡山城(甲賀市水口町)
巨大バルーンで山頂に再現された水口岡山城(甲賀市水口町)

 

 滋賀県甲賀市水口町の古城山(282メートル)に築かれ、関ケ原の戦いの後に廃城となった水口岡山城を再現するイベント「よみがえれ水口岡山城」が17日始まり、山頂に天守を再現した巨大バルーンが姿を見せた。

 

 イベントは昨年に続き2回目。巨大バルーンは高さ11メートル、幅と奥行きがそれぞれ8メートルの3層構造で、市民有志の「水口岡山城の会」が作った。高さ3メートルの足場を組んで設営し、南西の麓の市街地から望める。20日まで午前10時~午後9時に設営され、日没後はライトアップされる。

 

 今年は期間中にバルーンを撮影する写真コンテストも行い、市教委が現地で実施している発掘調査区域の公開もある。問い合わせは同会TEL070(5509)4646。

 


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