城郭探訪

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竜安寺城 近江国(浅井)

2016年06月04日 | 平城

竜安寺城

お城のデータ
所在地:長浜市(旧:東浅井郡浅井町)竜安寺町/東光寺山    map:http://yahoo.jp/OfCdel
現 状:山林
区 分:平城・丘陵城(山頂部)
築城期:
築城者:
遺 構:山麓郭・八幡神社遺構・山頂遺構(竪堀・堀切・土橋・土橋)
標 高:山城146m  比高差:25m
目標地:竜安寺の明正池・八幡神社
駐車場:北野神社の駐車場、明正池前に路上駐車
訪城日:2016.5.14・2016.6.3
黒部館と西の山城遺構は、竜安寺城の間にある
お城の概要
浅井町田根地区北東部に位置する竜安寺集落は、今は、一戸のみ。集落の背後馬蹄形の谷間には、三段の平削地が残存するようだが、A・B・Cの遺構が残る。今回の訪城では、山麓遺構の見学が漏れている。次回。
・八幡神社の遺構
・山上遺構

 竜安寺集落の明正池・八幡神社の西の舌状尾根の2ヶ所の閉削地と共に、土橋・横堀・竪堀・曲廓が残存する。特にⅭについては、古墳と思われる高まり(比高1.5m)に平削を加え小廓を形成するとともに、背後の堀切の中程に低い土橋を設け、次のⅮ廓へと継ぐ。Ⅾ廓の背後には、E廓が存在するが、切岸は上方へ行くと地山の溶け込む。一種の梯郭式といえよ竜安寺うか?。

Fについては、竪掘や土橋状地形、低削平地が存在するが、この遺構は、「黒部館」の遺構であろう。また、尾根西には八幡神社が祀られいるが、神社境内の城館で、このⅭ~Fの遺構が、「黒部館の遺構か?」「竜安寺城の遺構か?」今後の検討課題であろう。黒部館の西の、舌状尾根の2ヶ所の平削地と共に、土橋・横堀・竪堀・曲廓が残存する。・Ⅽ・Ⅾ・Eは西の竜安寺城の遺構を考えられる(特にⅭについては、古墳と思われる高まり(比高1.5m)に平削を加え小廓を形成するとともに、背後の堀切の中程に低い土橋を設け、次のⅮ廓へと継ぐ。Ⅾ廓の背後には、E廓が存在するが、切岸は上方へ行くと地山の溶け込む。この遺構は西側の竜安寺集落には、「竜安寺城」が知られている

お城の歴史

『佐々木南北諸氏帳』には、「浅井郡 龍安寺    」姓名は不明ながらも、土豪の居住が記されいる。

 地元の古老”谷氏”に話では、浅井氏家臣の関谷八郎左衛門が姉川の合戦後に隠れ住、難を逃れ、後に帰農したが、この関谷氏氏屋敷がAの遺構という、この関谷氏末裔が、以前は集落五戸内の四戸が「谷姓」で「関」を外して「谷」姓で居住していたようだが、今は一戸(H氏のみ)で、谷家は無い。築城期、築城者は詳細不明、土豪の城郭遺構。 

   八幡神社への参道

八幡神社    

明正池の東側から尾根城(詰め城)へ     

尾根城遺構                    

山麓遺構は、曲廓の基壇・土塁が残る、敷割りの堀・廓が残る。

竜安寺城のAB遺構

谷家の蔵の奥に遺構ある。

        本宮の五輪塔     熊の捕獲仕掛けか?2m程の高さある。    一戸の集落に半鐘だけ残る。 谷氏が無人になった竜安寺集落

竜安寺城遠景・・・西側(北野神社より) 

北野神社の駐車場に駐車

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査1(1983.3)・10(1992.3) 7(1990.3)(伊香郡・東浅井郡の城)

本日の訪問ありがとうございす!!


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