お城のデータ
所在地 : 長浜市八木浜頂(旧東浅井郡びわ町八木浜) map:http://yahoo.jp/3m8zXt
別 名 : 中村氏屋敷・市右衛門・代官屋敷
区 分 : 平城(居舘)
築城年 :織豊期期
築城者:中村市右衛門
城 主:中村氏
遺 構:江戸期の屋敷跡(石垣・門・館・堀)重厚な茅葺の母屋・水路になっている堀・船着場の石段
目標地:八木浜漁港・八木浜会館
訪城日:2015.4.25
駐車場:八木浜会館
江戸期の建物(重要文化財)と石垣が現存
主屋中庭
お城の概要
北側に堀川とそれに沿っての石積み、中央に船着場の石段、西側に石積みの土居と門、東側に堀と石積みが残る。南側の屋敷境の遺構は、認められない。
主屋の南に展開する4反余りの空地は、「馬場」と呼ばれ(現在は新築の末裔宅)ている。また、北西隅の小屋は、「馬小屋」と伝えられている。
葦葺きの主屋は風格があり、旧家。
堀船着き場
歴 史
「淡海小間攫」には、「八木浜村、当村ニ中村市右衛門ト云人アリ、元祖ハ幸野市右衛門ト云シ由、志津ケ嶽一戦ノ時、秀吉ヨリ感状玉ハリシト云、後孫帯刀ト云人有ト云」と記されている。
八木浜の土豪中村氏の屋敷跡である。中村氏屋敷との別名がある事や中村氏が豊臣秀吉からの書状を保有されていることなどからして、長浜城主時代の豊臣秀吉からなんらかの代官に任じられていた。
家伝によれば伊予河野氏の出で、初め越智姓を名のっていた。当地に来てからは、浅井氏に仕えたと云われ、
江戸時代には井伊家(彦根藩)の代官をしていた。現在も地元では、当家を屋号で「市右衛門」と呼ぶ。他に「代官屋敷」と称するのは、この歴史的背景によるとされる。
駐車場:八木浜会館
参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城、Wikipedia
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