城郭探訪

yamaziro

櫟野大原城  近江国(甲賀)

2014年07月23日 | 丘陵城


 

お城のデータ

所在地:甲賀市甲賀町櫟野上ノ平 (甲賀郡甲賀町櫟野上ノ平) map:http://yahoo.jp/E3ZF5b

現 状::山林

遺 構:曲輪・土塁・堀切

区 分:丘陵城(独立丘陵山上)

標 高:268m  比高差:24m

築城期:室町時代

築城者:大原伴三郎

目標地:大原公民館(駐車可)、 阿弥陀寺(滋賀県甲賀市甲賀町櫟野

駐車場:城山北側道路の余白

訪城日:2014.7.21

 

西から西側・・・登城したが曲郭4?へ

お城のデータ

櫟野大原城は、甲賀町櫟野のうち下田集落の西側で接し、現在の県道131号と櫟野川が交差する北側の独立丘陵上に位置する。

縄張は、東西に細長い丘陵の稜線上に、直線的に連立した4つの曲輪が配置されている。(図中の曲郭4は連続性がなく、形状も他に比べ特異なため城郭遺構ではないと見たい。)

連続した曲郭1~3を見てみると、曲郭1がこの独立丘の頂部で、4に向かって徐々に標高が低くなっている。

本来ピークに主郭を築くのが一般的であるが、土塁で囲われた曲郭2が主郭だと思われる。曲郭2は約20m四方の全体を土塁が廻り、土塁外の東西稜線部を堀切で断っている。土塁上部と曲輪1床部の高さはさほど変わらないので、2の内部は5mほど掘り窪めた格好となり、南辺の虎口から外へ出ると丘上に居るはずが、いつの間にか中腹部まで降りた錯覚に陥る。

曲輪3は北側に削り残し土塁を持つが、他の三方はあまりに防御が甘い。主郭2の虎口から城道が曲輪3を経ていることから、3全体が枡形虎口のような防御施設だとも考えられる。

また曲輪1も主郭を補うための曲輪と考えると、一見連立した縄張は実は甲賀に多い単郭方形プランを丘陵上に築くと、な縄張になったとも考えられ実に興味深い。

歴 史

詳細不明

南から主郭

歴史の町http://www.geocities.jp/kafukabj/rekisi.htm

壬申の乱、源平合戦、風呂屋谷、保元物語、戦国武将>滝川一益・中村一氏・和田惟政

 櫟野寺(らくやじ)は、滋賀県甲賀市甲賀町櫟野にある天台宗の寺院。山号は福生山。院号は自性院。本尊は十一面観音で、櫟野観音(いちいのかんのん)とも称される。甲賀六大寺のひとつで、近江西国三十三箇所観音霊場第29番札所。

この寺は、792年(延暦11年)この地を訪れた最澄が十一面観音を安置したのに始まると伝えられ、806年(大同元年)坂上田村麻呂が堂宇を建立したという。たびたび堂宇を焼失しているが、そのつど再建されている。旧本堂は1968年に焼失したが、仏像等は収蔵庫に保管されていたため無事であった。

道案内

R1「蟹が坂」南下~県道129号約5Km先左折南下~県道131号約1.5Km先斜め右折西進~約100m先左手南側の山中

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、甲賀市史(甲賀の城)、淡海の城、日本城郭体系11、近江の城郭

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