お城のデータ
所在地 : 野洲郡野洲町小篠原字桜生 マップ:http://yahoo.jp/4X3MTy
遺 構 : 土塁、土橋、虎口、空堀、水濠、曲郭
区 分:平城
築城者:澤弾正少弼清光
築城期:永禄年間
初城主:澤弾正少弼清光
訪城日 :2013.11.22
お城の概要
桜生(さくらばさま)城は、桜生城の出城が築かれた小高い山の麓に築かれた城だ。
一辺が約50m程の方形の縄張りで、周囲に土塁と堀が残っている。 堀は、西側の堀は水堀、他の三方の堀は空堀となってる。
城の廻りに廻らされた土塁は、特に東側(山側)の土塁は約5m程の高さがあり、ここには虎口が設けられている。 平城でなかなか見応えのある遺構だ。(北側は、大きく開削されている)
桜生城は、単郭方形の館城である。周囲は土塁と堀が囲繞し、西側の堀は水堀になっている。また、中程から北東側の土塁は分厚く、高さも 5~6mあり見応え十分である。
北西面の水堀に土橋が架かり門が構えられているが、土塁の折れから北東面に開く虎口が本来の虎口でないかと思われる。
現在も澤氏の子孫が住まいされている中で、見事な遺構が残されていることに感謝である。今後も守り伝えてほしいものである。
歴 史
「桜生城に澤弾正少弼清光が在城した。と記されており、澤氏の居館とされているが、詳細については不明である。
桜生城の築城年代は定かではないが、永禄年間には澤清光が入城しており、文禄2年に廃城となった。
なお、当城の死角を補うため桜生出城は築かれたとされ、丘陵の先端にあり、東山道を見下ろす位置である。
国道8号線へ(信号なし)
参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城
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