先日の「バレンタインでした。」でちらっと触れた、バナナチョコケーキのレシピです。
実はこれ、ベーキングパウダーとベーキングソーダ(重曹)の分量を入れ間違えて作ってしまい(オーブンに入れてから気づいたので、もうそのまま焼き続けるしかなかった)、ふくらみ方が明らかに少なかったので、焼き上がり直後は「う~~、失敗作かな~…」と、ちょっとへこんでいたのですが、でも食べてみると、意外にもすごく美味しかったのでビックリ☆
ベーキングパウダー類が少なかったおかげで、ふくらみは少ないけど、その分生地がしっとりもっちりした感じになったようです。バナナも大量に入っているし、隠し味のヨーグルトとサワークリームも生地をしっとりさせるのに貢献していたとは思いますが。
というわけで、これぞ「失敗は成功のもと」を地で行くケーキ?
(いや、本来のこの言葉の意味は「今回失敗しても、それを次に活かして成功に導く」ということだから、厳密にいえば違うけど。「ひょうたんからコマ」とかの方がより近い意味だよね。でも「失敗は成功のもと」ケーキって言う方が、「ひょうたんからコマ」ケーキって言うより分かりやすいというか、なんとなく可愛い気がしたので、日記のタイトルはこうしちゃいました。)
夫にも大好評だったし、ピアノのレッスンの日にお茶と一緒にこのケーキを食べたNatsukiちゃんにも、翌日このケーキをお裾分けしたWakanaさんにも「このケーキ、むちゃくちゃ美味しい!☆」と大好評だったので、このケーキ、これから我が家の定番のひとつに加わりそうです。
Wakanaさんから今朝届いたメール。
「みちこさん!!大変です!!
あのバナナケーキ、あまりに美味しかったので、彼(=Wakanaさんのだんなさま)の分まで食べてしまいました!! みちこさんにレシピを教えていただいたらすぐに同じのを作らなくっちゃ!! そんなわけなので、ぜひあのケーキのレシピ、ブログで紹介してくださいね☆」
おっと、これは大変。緊急事態ですね!!(笑)
・・・というわけで、さっそくレシピをアップしました
メモなどをとらずに作ってしまったので、私も忘れてしまう前に早くアップしなきゃ…と思っていたので、せかしていただいてちょうどよかったかも
と言っても、ごくごくシンプルな材料と手順でできる簡単レシピなので、そんなにもったいぶるほどのものでもないのですが(^_^) 簡単だけど、とっても美味しいので、皆さんもぜひ一度作ってみてください
では、レシピ。
チョコとナッツ入りバナナのパウンドケーキ
(*このレシピは、以前紹介した「NZのバナナケーキ」と、我が家の定番おやつの一つ、バナナチョコマフィン(Roseさんの"Bread Bible"という本のレシピによる)を適当に組み合わせてアレンジしたものです。)
*材料*
・完熟バナナ(皮に黒い斑点がたくさん浮かんだもの)3-4本(皮をむいた状態で300-400gくらい)
・バター(できれば無塩のもの。室温で柔らかくしておく) 40g
・ココナッツオイル 50g(これも室温で柔らかく。冬場は電子レンジ弱で20-40秒ほど加熱しておく。)
(*ココナッツオイルがなければ、上記のバターの量を90-100gに増やす)
・きび砂糖 30-50g(量はお好みで。甜菜糖やorganic brown sugarなどでも可。それもなければ白砂糖で)
・卵 2個
・ヨーグルトまたはサワークリーム 60g(両方を少しずつ合わせて計60gにしても可)
・バニラエッセンス 少々
・無漂白薄力粉(Unbleached All-Purpose Flour)200g (無漂白のものがなければ精白薄力粉でも可)
・ベーキングパウダー 小さじ1/4
・重曹(ベーキングソーダ)小さじ1/4
(*重曹がなければ上記のBPを小さじ1/2にして代用)
・塩 少々(有塩バターを使う場合は省く)
・ダークチョコレート 30-40g(量はお好みで。適当な大きさに刻んでおく)
・くるみ(または他の好みのナッツ類) 15-20g(量はお好みで)
*下準備*
・オーブンを180℃(360°F)に予熱しはじめる。
・バナナをボウルなどに入れ、フォークでつぶしておく。
・ナッツ類を、120℃に予熱したオーブンまたはトースターなどで軽くローストし、適当な大きさに刻んでおく。
・粉類(薄力粉、BP、重曹、塩)を合わせてふるっておく(A)。
・18cm-20cm程度のパウンドケーキ型に、バターを塗り小麦粉をはたいておく。(生地がひっつかないようにするためなので、テフロン加工のものなら不要。ベーキングペーパーを敷き入れるのでも可。←と言いつつ、私はやったことないけど…。)
*4/1追記:テフロン加工のものなら不要、と書きましたが、やはりどんな型を使うにせよ、念のために生地が型にひっつかないようにするための作業は何らかの方法でやっておいた方が無難のようです。私はBaker's Joy、PAMなどの、ベーキング用Cooking Oil Sprayを使用しています。これが一番ラクチン♪
*作り方*
(1)ボウルに室温で柔らかくなったバターとココナッツオイルを入れ、ハンドミキサーで白っぽくふんわりなるまでよく混ぜる。そこに砂糖を2回程度に分けて加え、さらにふんわりなるまでよく混ぜる。卵を一個ずつ加え、さらによく混ぜる。そこにサワークリーム(and/orヨーグルト)とつぶしたバナナを加え、バニラエッセンスも加えてさらに混ぜる。全体がよく合わさったかなと思う程度まで混ぜれば可。
*ここの手順で、バターをふんわり泡立てるのがポイントです。
(2)ふるっておいた粉類を(1)のボウルに加え、ゴムベラなどでさっくりと混ぜ合わせる。練らないように、切るように混ぜるのがコツ。
(3)だいたい混ざったかなと思ったら、刻んでおいたチョコとナッツを投入。再び、練らないように気をつけながら切るようにさっくり混ぜ合わせる。
(4)用意しておいたパウンドケーキ型に生地を流し入れ、すぐにオーブンへ。180℃で40-45分くらい、表面に美味しそうな焼き色がつくまで焼く。←*念のため、竹串を刺して焼け具合を確認。竹串に生の生地がついてこなければOKです。
(5)焼き上がったケーキは、型から外して網の上で冷ます。完全に冷めたらラップでくるむか、容器などに入れて保存。できれば一日くらいそのまま置いておくと、さらに生地がしっとりして美味しくなるようです。
*材料について一言メモ。
・ベーキングパウダーとベーキングソーダ、私はアルミニウムなしのものを使っています。
(先日akiさんから教えていただいたRumfordのアルミフリーのBP、見つけたのでさっそく買いました。akiさん、ありがとうございます それからアルミフリーのベーキングソーダも同時に見つけたので、これも一緒に買って、それ以来我が家ではアルミフリーのBPと重曹でお菓子やパンケーキが焼けるようになりました。バンザイ)
通常のBPと重曹は、加熱によって一気に生地を膨らませる力を発揮するのですが、アルミフリーのBPと重曹は、(加熱されるまで膨張力を抑えておく)アルミが入っていないため、生地(バター、卵などのウェット成分)にBP・重曹を加えた時点ですぐに膨張が始まるようです。なので、BPや重曹を加えたら、後はなるべく手早くオーブンに入れるのが重要になってくるようです。
・本来は、BPと重曹を小さじ1/2ずつ入れる予定だったのですが、先日作ったときは小さじ1/2量の計量スプーンを通常の小さじ計量スプーンと混同して使ってしまったため、結果的に小さじ1/4ずつしか入れずに焼いてしまいました。でもその方が生地がしっとりもっちりして美味しかったように思うので、今回掲載したレシピには小さじ1/4ずつとしています。でも生地がもっとふんわり膨らんだものの方がお好きな場合は、もちろん小さじ1/2ずつ入れてもらってもよいと思います。その方法で作られた場合は、ぜひどんな風に焼き上がったか、報告していただけると嬉しいです☆
・サワークリームは、うちではたいていいつも豆腐から出来たTofu Sour Creamというのを使っています。そのまま食べるとさすがに本物のサワークリームよりもかなり風味が劣るのですが、お菓子などに入れる分にはまったく支障ないと思います。うちの夫が乳製品をとりすぎるとアレルギー鼻炎症状を起こすので、なるべく乳製品を使わずにお菓子を作るように心がけているのですが、結果的にできたお菓子もよりヘルシーになるので、まあ一石二鳥かな?
マクロビスイーツでは、よく豆腐をお菓子作りに利用するようなので、Tofu Sour Creamでなくても、豆腐そのものを使ってもいいのだと思いますが。最近、マクロビスイーツにもけっこう興味が湧いているので、これから少しずつチャレンジしていきたいなと思っているところ。。。