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「毎日心も体も元気でナチュラル」をモットーに、日々の暮らしのあれこれを、気の向くままに書き綴った日記です

アメリカから日本へ

2009-05-29 | その他
    帰国後早々の拓海の寝顔。時差ボケがまだ治っていないとき。
 
 誕生日パーティの3日後は、いよいよアメリカから日本に向けて出発。
 赤ん坊を連れての長時間の空の旅は、出る前からいろいろと心配していたけど、実際に経験してみると、思っていたほど大変ではなかった…かな。

 出かける前にずっと心配していたのは、(月齢の割に大きめで重めの拓海を抱えつつ)大量の荷物を自分一人でちゃんと持って帰れるかということ、拓海が飛行機の中でぎゃあぎゃあと長時間泣きわめいたり騒いだりしないかということ、そして拓海が旅行中に具合が悪くなったりしないかということ、主にこの3つ。
 拓海は今回は旅行中にケガや病気をすることはなく済んだので、とりあえず最後の1点はクリア。最初の2点はある程度は避けがたい問題だったので、やっぱりそういう場面も少しはあったけど、旅行前のリサーチと準備の甲斐もあってか、痛手は最小限で済んだ気がする。

 旅行前の準備としてやっておいてよかったと思ったのは、
(1)Travels with Baby という本(ウェブ検索で見つけた)を事前に購入し、読んでおいたこと。(もしもこれから0歳児ー3歳児くらいまでの乳幼児を連れて飛行機に乗ったり長期の旅行に出たりしようと思われている方は、ぜひこの本を一読されることをお勧めします。残念ながら邦訳はないようですが、原語(英語)版がamazon.co.jpから購入できるようです。まあでも日本にも同様の本があるかな? 調べていないのでわかりませんが。)
(2)一台でベビー用カーシートとバギー(=ベビーカー)の二役をこなす、カーシート兼用バギーを買って持って行ったこと。購入した製品はSit n' Stroller 5 in 1 Car Seat and Stroller(上記の本を参照してamazon.comから購入)。(注:乳母車は最近の日本ではバギーとかベビーカーとか呼ぶことが多いみたいだけど、現代アメリカ英語では、strollerと呼ぶのが通例のよう。ちなみにイギリス英語ではpush-chairとかbuggyとか、でNZではpram[プレム]と呼ぶらしい。さらに余談だけど、おむつはアメリカではdiaper[ダイパー]だけど、NZではnappy[ナピー]というらしい。ナピーの方がなんか言いやすくて可愛い気がするのは私だけ?)
 最近では、国際線などの長時間のフライトでは、2歳以下の乳児であってもできるだけ赤ちゃんの座席も購入し、その座席にベビー用カーシートを取り付けて乗せることが政府主導で推奨されているらしい。(注:2歳以下の赤ちゃんの場合、親(またはそれに準じる同伴者)が自分の座席に抱っこする形で、飛行機のチケットを買わずに乗せることもできることになっている。)私たちの場合、拓海は(何度も言うようだけど)月齢の割には本当に大きくて重いし、対する私はかなり小さめでかぼそい(笑)方だし、万一自分の座席の周りに大きなアメリカ人が座っていたりしたら、11時間以上に及ぶフライトの間中、拓海を膝に抱っこしていくなんて、到底できそうにない!(それにずっと抱っこしていたらご飯を食べることもできない!)…と思ったので、思い切って拓海の座席分もチケットを買うことにした。チケットの高さにはぎゅっと目をつぶって。(赤ちゃんの分は大人料金から2-3割引だけど、それでも私の分18万円と拓海の分14万円で計32万円の出費!)
 …で、チケットを買ったはいいけど、それに伴ってベビー用カーシートを持っていかなきゃいけないのがまた難題だな~…と悩んでいたところで見つけたのが、このベビーカーシート兼用バギー。
 これのおかげで、拓海をバギーで押しながら、ベビー用カーシートを背中にくくり付け、さらに拓海のおむつやら食料やら(退屈しのぎの)おもちゃやらを詰め込んだ機内持ち込み荷物を抱えて空港内を移動し、飛行機に乗る…という離れ業をやってのける羽目にならずに済んだんだから、まさに英語で言う"lifesaver"(=苦境から救ってくれる人または物)だった~。何せ乗り継ぎは2回あったし、しかも日本の成田から大阪伊丹空港に飛ぶときの乗り換えでは、チェックインしておいた荷物をひとまず受け取って、それを持って空港のターミナル1からターミナル2へバスに乗って移動しなきゃいけなかったし(ありえない~!!…)。このときはさすがに空港職員さんたちが所々で手伝ってくれたから何とかなったけど、これでもし兼用バギーじゃなくて普通のバギー+カーシートを自分で持っていたら一体どうなっていたことか。。。
(3)ノート型パソコン専用のポケットがついていて、かつ荷物がかなり入るバックパックを新調したこと(機内持ち込み用)。そしてそのバックパックに、拓海の食べ物、おむつ+おむつ替え用品、おもちゃなど、必要最小限のものを透明のジップロックの袋に小分けにして入れておいたこと。何度もいろんなものを出したりしまったりしないといけなかったので、こういう風に小分けにしておいて正解だった。これも上記の本を参考にして。

 

 拓海はふだんからたいてい機嫌がよくてあまり泣かない子だけど、おなかが空いたときと眠くておっぱいが飲みたいとき、そしておむつを替えるときだけはかなりの大声でぎゃ~~っと泣くので、飛行機に乗る前もそれがけっこう不安だった。普段は対処するとすぐに泣き止むんだけど、機内だとすぐに対処できない場合があるし。
 …その予感は半分だけ的中して、おなかが空いたときと眠たいときの泣き声はそれほどではなかった(というか、すぐに対処できたのですぐにおさまった)んだけど、機内でおむつを替えるときだけは悪夢だった。何せ、ふだんからおむつを替えられること自体が嫌い(というか、たぶん仰向けに寝かされて自由を奪われるのが嫌らしい)でよく泣くのに、そこにさらに飛行機内のあの小さなトイレという狭い空間という要素が加わったせいで、もうほんとにこの世の終わりかというほどのすさまじい泣き方で泣きわめかれ…。(日本に帰ってきてからだんだんにわかってきたんだけど、拓海はどうも狭所恐怖症的なところがあるらしい。)小さな空間に閉じ込められて恐怖心に取り憑かれたところに、さらにそこで小さな台の上に仰向けにされたんだから、拓海の気持ちになってみれば泣きわめくのもわかるんだけど、でも大暴れに暴れるのでおむつもなかなか変えられず(しかもすごいウ○チだったし)、なので泣きわめく時間もその分長くなり…。で、ようやくとうとうおむつを替え終わってトイレから出てきた時には、その機内の乗客たちがいっせいにこちらに白い目を向けていて、「あの母親、いったいトイレで何をしてたんだ、あんなにかわいい子を折檻してたのか…?」とでも言いたげな視線をあちこちから感じて、身のすくむ思いで早々に自分の席に逃げ帰った私。
 帰りの飛行機ではこんなに泣かないでくれるといいんだけどな~。よろしく頼むよ、拓ちゃん。
 あ、でも今思ったけど、拓海が高い台の上で仰向けにされた時に怯えたように泣くのは、もしかすると小児科での予防接種のときのことを思い出すからかも。だとすると、やっぱり帰りの飛行機でも泣かれそうだな~…。@@;

 まあそんなこんなで、ちょっとだけ大変だったけど、でも全般的にはけっこう快適な、拓海との二人旅だった。(そうそう、言い忘れるところだったけど、赤ん坊連れだといいこともあって、空港職員やスチュワーデスさんは(全員ではないけど)たいていの人が赤ん坊連れにはとても親切で、何かと手助けしてくれる。それからチェックインカウンターや入国審査、セキュリティチェック等で並んでいるときも、たいてい先に通してくれる。大勢の人たちが並んで待っているところで赤ん坊にわんわん泣かれるよりは、先に通してしまった方がいいということなんだろうな、きっと。ただでさえイライラしている人たちのイライラ度がますます上がっちゃうもんね、赤ん坊が泣きわめくと。)

 しかし旅は快適だったけど、実は帰ってきてからの方が大変だった。拓海(+私)の時差ボケ、旅の疲れ、1週間後の発熱(あ、でも豚インフルエンザではありませんでしたので、どうぞご心配なく!)…などなど。おまけに最初に身を寄せた妹夫婦宅では、いとこのゆうちゃんと会った瞬間から仲良くなるかと思いきや、親たちの期待を見事に裏切って、二人とも最初は互いに牽制しあったり威嚇しあったりしてたし…^^; でもま、これについてはまた次回の更新で。

 それからあともう一つだけおまけの情報。
 日本での入国審査では、拓海がアメリカのパスポートのみで日本のパスポートを持っていなかったせいで少しだけ面倒くさいことになった。アメリカのパスポートのみでも、日本での戸籍謄本のコピーを持っていれば、その場で日本人として入国させてもらえたらしいんだけど、戸籍謄本のコピーはもっていなかったので、結局拓海はアメリカ人として入国。今回の私たちの滞在期間は3ヶ月以上にわたっているため、後日、入国管理局の最寄り出張所に戸籍謄本を持って出向いて、身分をアメリカ人から日本人に変更してもらう手続きをとらなければならないことになった。戸籍謄本のコピー、アメリカの家に持っていたのに…と、かなり悔しかったので、同様のケースにあてはまる方がいらしたら、旅行準備の際にはぜひこれをお忘れなく、という意味で書き留めておきます。

 それから追々加でもう一つ。外国在住の日本人でも、日本に一時帰国した期間だけでも国民健康保険に加入できるという貴重な情報を、ブルーミントンでの友人のひろみさんから教えていただいて、その準備をして帰ったのもとても役立った。
 必要なのは、パスポートくらい。
 帰国後、まず最寄りの市役所または出張所に出向き、転入届を出して、外国から日本に転入という形の手続きをとり、同時に国民健康保険への加入の意志を伝えると、その場で加入の手続きをしてくれる。私と拓海の場合は、私の実家に帰省していて、住所が父の住所と同じだったため、父の扶養に入るという形にしてもらえ、保険の加入金も支払わずに済んだ。ラッキー♪ アメリカ移住前はけっこうお給料をもらえる仕事についていたこともあってか、その頃は確か一か月1万円近く国民健康保険料を天引きされていたので、今回も二人分あわせて少なくとも5千円くらいは払わされることを覚悟していたのに、なんだか肩すかしをくらったみたい。もちろん嬉しいけど。^0^
 しかしアメリカの個人責任での医療保険制度に慣れてしまった後で日本のこの手厚い国民健康保険の傘の下に入ると、またアメリカの制度に対する不満や怒りが湧いてきそう…

 *この日記は、これから赤ちゃんを連れて国際線の飛行機に乗る人には参考になるかなと思ったので、公開カテゴリーの方に入れました。ご参考になれば幸いです。

近況

2009-05-21 | お知らせ
 みなさま大変ご無沙汰していてすみません。
 2か月以上も更新していなかったにもかかわらず、毎日のようにブログを訪問してくださっていた皆さま、どうもありがとうございます。そして万一ご心配をおかけしていたとしたら、どうもすみませんでした!

 先月の下旬から、実は息子と二人で日本に帰省中です。帰省する1週間前から夫の家族がうちに滞在しにきたこともあり(息子の満1歳の誕生日を祝うため)、結局その前後からずーっとばたばたしていて、日本に帰省すればしたで、それからもまたなんだかんだと忙しくしていたため、ブログを更新する余裕がまったくありませんでした。更新したいこと&写真は山ほどたまっているのですが。。。

 とりいそぎ、日本に帰省中の私たち二人も、そしてアメリカに残って仕事している夫も、家族全員元気にしていますので、それだけでもお伝えしておかねばということでこのお知らせを書いております。

 帰省してから3週間ほど経ち、ようやく母子ともにこちらの生活のリズムが落ち着いてきたので、またぼちぼち暇を見つけてたまっている日記や写真の更新をしていきたいと思っています。こんなブログですが、どうぞまたよろしくお願いします。

 とりあえず、現在アップしたいと思っている日記と写真は以下のとおり。
(1)たくみ満1歳の誕生日パーティ
(2)満12か月の成長記録
(3)日本帰省の旅にまつわるもろもろ
(4)帰省後ここ3週間の出来事

 ちなみに、日本には7月いっぱいくらいまでいる予定です。