ノミのお話

今年の1月からこちらで生活を始めて早、丸11ヵ月になろうとしている。　
こちらでの生活は日々新しいものとの出会い（とはいってもそんなにドキドキするものではない）なので、仕事（会社勤め）をしているわけではない私は時間をもてあまし退屈ではあっても、今日まで「こんな暮らし、いやだー。　日本に帰りたいー！」と嘆くことなく過ぎている…..。

さて、お題の「ノミのお話」とは、ペットのノミの話ではなく人間を刺す（食う）Ground flea（グランド・フリー）のこと。　南半球の1月といえば夏真っ盛り。　ここブリスベンは想像していた以上の暑さと高湿度で、着いた当日からグロッキー状態。　おまけに一般家庭のエアコン普及率の低いこと！　我が家にも当然ありませんでした。　ロコの皆さんは暑さに慣れているんでしょうけど…。　
私は必然的に薄着になり、「やっぱり裸足が一番だよね！」なんて言いながら過ごしていたら・・・・・・
「ん？　なんかすっごく足が痒い！　何？　何箇所も虫に刺されている！　これは蚊じゃないっ！　ダニ？　いいや、違う。　でも何ーー！　すっごーく、ガマンできないぐらい痒いんですけどー！　」
はい、これがグランド・フリーとのありがたくない出会いでした。　それからの3ヵ月間、毎日が私とグランド・フリーとの戦いでした。　いや、大袈裟じゃなく、「まじ」です。　
毎朝ベッドから出たらすぐ、両足、それも膝から下を中心に虫除けクリームを塗り、靴下を履き、ショートパンツではなくロングパンツを穿いていました。　若干短めなパンツ（でも膝下）を穿くときは、靴下の上から虫除けスプレーまで使いました。　でも、それでも刺されるんです。　靴下の網目をすり抜けて入り込んで刺すんです。　その痒さは蚊なんてもんじゃない、もう痒くて痒くて…ぶりだんに「跡になるから掻いちゃいけない！」と言われても、ガマンできずひたすら掻きまくっていたので、秋を向える頃には私の両足はノミ刺されの跡だらけ（涙）。
ロコの皆さんは免疫があるのか(?!)何の問題もなく過ごしているけれど、新参者の私は格好の餌食。　ノミ対策に家の出入り口にはスプレーをまき、1日留守にする時はインセクト・ボム（日本だと「バルサン」とか…）を定期的にやっていたけれど、その直後はいいけれど、またすぐに刺される…の繰り返し。　これから真夏を向かえるにあたり、今回は大丈夫だろうか？　免疫はついたかな？　痒いのはイヤだー！　裸足で歩きまわれる日は来るのか？　等々、頭の中を駆け巡っています。
この7月に日本に帰ったときに、「かゆみ止めパッチ」を山ほど、「ゴキブリキャップ」（ゴキだけではなくその他の害虫にも効くらしい）まで購入したので、前回の夏よりはマシになるかな。　いいや、マシであって欲しい！