きたろうのつぶやき日記・改

釣りとアニメと愛犬たちと暮らすナースな生活について本音を語る独り言。

繰り返された悲しい出来事に付いて思う。

2009-04-04 | ブラックバス
先日のトップ50の高滝戦で、相羽君が不正をして除名されました。
少なからず一緒のカテゴリーで試合をさせてもらったきたろうも、思う所有り。。。
今回は真面目に、本音をしっかり書き込んでおきたいと思います。

本人を良く知るギョーカイの人が、「ちょっと最近情緒不安定と言うか、なんとなく躁鬱っぽいと言うか、そんな感じに思えて心配してた」と言っていました。
今回の件があって「無事でいてくれるか心配」と。
確かにこのトーナメントの生活、普通じゃありません。
JBトーナメントに出ていると言うだけでは理解しがたい。
あの中で勝つためには、他の全ての物を犠牲にする必要も出てくる。
それが出来るか、出来ないか?そうするのか、しないのか?

同じ頃に引退した方の一人が「あそこを辞めて初めて普通の人間の生活になる」と言っていましたが、本当にそうだなと。
すべて捨てる気じゃなきゃできない事なんだけど、それすらも捨ててしまったのか。

謝罪文が出されていたので、みなさんにお知らせ。
事件詳細をちらと聞いた話と文章の告知内容とは少々違いが有り、何が本当やらわからないし、他にも色々疑わしき事実有りと。

確かにね、警察にはつかまらないかもしれませんが。
宝くじを買うより高確率に稼げる商売なのかもしれませんが。
みつかったら終わりだけどみつかるまでは稼げる商売かもしれませんが。

何より、多くのファンや仲間、指示して下さるスポンサー様や身内への「裏切り」が許せないのです。
キャストもアプローチもピカイチ上手いですよ、この人は。
この日、日曜日に、番長とかブランチの方々とたまたま見てたオールスターのDVDにずっと出てたんですよ。
一緒の試合のときの話もしてたんですよ。

トップカテゴリーのトーナメントは、出続けるだけでも難しい。
何よりお金がかかる。
練習しなけりゃ勝てないし、練習したって才能が無けりゃ勝てない。
そのために仕事なんてできないわけだから、お金は出て行く一方だ。
勝ってもスター性がなかったらスポンサー様やらメディアでのお仕事はこないだろうし。
エントリーフィー、車、ボート、交通費、宿泊費、きりがない。
トップ5に入ってチャラかどうか?常にお立ち台にいなかったら賞金で食って行くのはまずムリだ。
つまりだいたい年間10位から下の人は間違いなく赤字になっている事だろう。。。
それにまして体力と精神力の両方が、ガリガリと音を立てて削られる毎日。
体を壊さないのは奇跡に近い。みんなたくさんの爆弾を抱えているはず。

小泉さんもね、釣り、上手でしたよ。
一緒に山中湖の試合に出てもらった事も有りました。
色々教わって勉強になり、親切な人でしたよ。
事実が発覚した時、色々なもやもやがクリアに繋がったと共に、深い悲しみが襲ってきました。
裏切りに対する悲しみです。

また同じ悲しみに襲われているのです。

JLBAの試合に出てる人ともこの件について話をしました。
もし、誰か仲間がエサ使って魚を持込んだらどうする?
「殴る!」
そうだよね。裏切りへの怒り、悔しさ、悲しみ。。。
もちろんそんなレベルじゃないぐらいの大規模な嘘だと思うのね。

少なくとも、あの相羽君が「プレッシャーに負けてしまった」人であると信じたい。
「とても悪い人だった」とは思いたくない。
だから、「沢山の人を裏切った」事を忘れずにこれから生きて下さい。
あんなに辛くて苦しい思いをしてまでもやめられなかったトーナメントをやめざるを得なくなった悲しみを味わって生きて下さい。

同じ思いをする人が、これ以上でませんように。
あ、ちなみに写真は2004年の高滝でのきたろうの写真を貼ってみました。



最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ブルーエキスパートW)
2009-04-04 14:50:40
本当に考えさせられる事件です。
今回の件で色々な人のブログ等を拝見させて戴いた中に日本でのトーナメントは必要ないとか、所詮日本のトーナメントはそんなもの、とか言う書き込みを見つけました。
トーナメントに出ていない人、単純にバス釣りが好きな人に与えた影響も計り知れないですね。ハァ~。本当にショック。
返信する
Unknown (ぶん)
2009-04-04 15:32:17
2008年のFショーでの握手。
大きさを感じた手が忘れられません。

5月に53PickUpと印旛沼のトーナメントの日程が重なり・・・

「その日はトーナメントですよ」と言ったら

「ドジョウ使うの?」と笑われました。
返信する
影響は大きいですね (きたろう)
2009-04-05 01:09:06
ブルーエキスパートWさん
トーナメントの価値を下げる出来事でしたね。
金銭が絡む事ですから、余計に悲しくも有り、悔しくも有り。
本当にトーナメントが好きな人への大迷惑ですょ。。。

ぶんさん
裏切りに対する悔しさがこみ上げてきますね
こんな事がもう無いように祈るばかりです。
返信する
涙も出ない。ただ虚無感あるのみ。 (おふ)
2009-04-05 23:31:53
ご無沙汰です。僕も某団体のスタッフやらせていただきながら思います・・・「絶対に」ウチの団体は大丈夫、なんておごりの気持ちにならないように会長とか某スタッフさんと話して、だからこそ気の引き締めが必要になる、と。あまり見たくない2チャンネルみたら、案の定、大炎上。一報を訊いたとき、信じられないと困惑し、実際に関係各所に(迷惑にならないように)問い合わせたら事実だって・・・。一気に仕事が頓挫しました。

大塚さん、成田さんのブログも拝見させて頂いたけど、圧巻は今江大先生のブログ。魂込めて参戦している氏ならではの鋭い文章に、涙を覚えました・・・こんなに心配してくれる人がいるのに・・・。

多分結果を極端に重視するあまり、「頑張る」ことに一所懸命で、頑張りすぎて、次第に「我を張る」ことになったんでしょうね。でなかったら、生餌をあらかじめ用意してまで勝ちたいなんて、きっと思わなかったでしょうに。我を張ることで周囲の恩人の顔さえ、忘れてしまったのかも。とにかくきっちりとケジメをつけて、普通の生活に戻って欲しいです。

合掌
返信する
魂込めて。 (きたろう)
2009-04-06 00:56:21
そうですとも。トーナメントに魂込めて、生き甲斐として生きている、そんな馬鹿な奴らの集まりなんです。だからこそ、自己満足だろうが人生壊れようが、周りに何を言われようが!トーナメントをやっているんですよ。

と言うか、みなさん数日考えて、じっくりと怒りをおさめながら自分の思う事を綴っているようですね。
きたろうもあんまり人のブログを観ていませんでしたが、おふさんのコメ見てあちこち見させていただきました。

「トーナメントは所詮結果」と言う人もたくさんいますが、きたろうは違います。「一番大事なのはプロセス」だと思っています。もちろん結果はその後に付いてくる大事な事なんですけど。何しろジコマンの世界ですから。自分が満足するプロセスを経て結果が出なかったら嬉しくないんです。きたろうが勝てないトーナメンターだから?そうかもしれません。
でも誰がなんと言おうとこれは一生変わらない。

何にせよ、真のプライドを捨ててしまったらトーナメンターではありませんから。
もう二度と同じネタは書きたくないですね。


返信する

コメントを投稿