18年前に、ウインズ岡山用の建物として建設されたまま放置されていた建物が、取り壊されたそうです。
競馬に限らず、場外投票施設が地元住民の反対により進出断念となるケースは珍しくありませんが、ウインズ岡山の場合は、建物までできていた、つまり、かなり深いところまで建設計画が進みながら中止となりました。おそらく珍しいケースだと思います。
その3年くらい後に、ウインズ高松が完成しました。立地条件は岡山同様郊外の幹線道路沿いで、近くには住宅地もあるような場所です。こちらも反対運動は大きかったように思いますが、1年もすればその反対運動がニュースになることはありませんでした。また、周辺で客がトラブルを起こした等のニュースも聞いたことがありません(あくまで私が知る範囲です。なお、岡山の民放では香川のローカルニュースも見ることができます)。
その結果、岡山の競馬ファンは香川へ行き、或いは5年ほど前からスタートした姫路競馬場の場外馬券売り場へ行き、或いは電話投票を利用して馬券を購入しています。
場外馬券売り場は、売り上げの1%が地元の自治体に納められるそうです。この18年の間、1日(かなり低く見積もって)1億円売り上げがあったと考えても、100日開催で100億円。18年で1800億円で、1%は18億円です。このお金は、岡山市にとってはノーリスクで受け取ることのできる金額です。当然、周辺地区にも、協力金という形で、色々な補助があったはずです。
当然、馬券販売員、警備員に掃除係など、雇用も多くありますし、馬券が当たった人が地元で散財するという2次的効果も考えられます。
地元の人が反対運動をするのは、ある意味致し方ないです。反対している人は、競馬がどういうものかほとんど知らず、偏見で判断している人が大多数だと思われるからです。これは高松の話だったと思いますが、地元町内会が都市部のウインズへ視察に行き、色々問題点を指摘するニュースを見ましたが、駅隣接型のウインズと郊外型のウインズは比較できません。実際、ウインズ高松の周りには過剰なくらい警備員が出回り、更に掃除係も開場前から掃除しています。渋滞はあると思いますが、「子供の教育環境に影響が出ている」とはとても思えません(むしろ、警備員が多いし、ウインズの客ではないドライバーのゴミまで掃除してくれるので、むしろ良化しているのでは)。JRAの場合には9時オープンで5時閉店なので、夜まで人が溜まることもなく、馬券を買った人はさっさと帰るだけです。
そのことを、市議会議員がちゃんと調査して説明できなかったことの方が問題です。地元住民をちゃんと説得し、市議会で過半数が設置に賛成していれば、問題なく開設できたはずなのです。それをしなかったのは、選挙のことばかり考えて、岡山市の収益を増やすことまで頭が回らなかった、先見の明のない議員が多かったということでしょう。高松のウインズが、特に大きな問題を起こさずここまで経営できていることを考えても、このことが間違いではないと言い切ってもいいと思います。
今回の取り壊しで、ただでさえ絶望的な、岡山県内のウインズ建設がますます遠のいたように思います。JRAも、ウインズの新設に消極的なようです。パソコンや携帯で気軽に馬券を買えるとはいえ、パソコン上の数字が変わるだけのものと、馬券という形を残すことができる上、当たれば現金を受け取ることができる馬券売り場とは、大きな違いがあります。なんとか県内にも馬券売り場が出来て欲しいと思います。
競馬に限らず、場外投票施設が地元住民の反対により進出断念となるケースは珍しくありませんが、ウインズ岡山の場合は、建物までできていた、つまり、かなり深いところまで建設計画が進みながら中止となりました。おそらく珍しいケースだと思います。
その3年くらい後に、ウインズ高松が完成しました。立地条件は岡山同様郊外の幹線道路沿いで、近くには住宅地もあるような場所です。こちらも反対運動は大きかったように思いますが、1年もすればその反対運動がニュースになることはありませんでした。また、周辺で客がトラブルを起こした等のニュースも聞いたことがありません(あくまで私が知る範囲です。なお、岡山の民放では香川のローカルニュースも見ることができます)。
その結果、岡山の競馬ファンは香川へ行き、或いは5年ほど前からスタートした姫路競馬場の場外馬券売り場へ行き、或いは電話投票を利用して馬券を購入しています。
場外馬券売り場は、売り上げの1%が地元の自治体に納められるそうです。この18年の間、1日(かなり低く見積もって)1億円売り上げがあったと考えても、100日開催で100億円。18年で1800億円で、1%は18億円です。このお金は、岡山市にとってはノーリスクで受け取ることのできる金額です。当然、周辺地区にも、協力金という形で、色々な補助があったはずです。
当然、馬券販売員、警備員に掃除係など、雇用も多くありますし、馬券が当たった人が地元で散財するという2次的効果も考えられます。
地元の人が反対運動をするのは、ある意味致し方ないです。反対している人は、競馬がどういうものかほとんど知らず、偏見で判断している人が大多数だと思われるからです。これは高松の話だったと思いますが、地元町内会が都市部のウインズへ視察に行き、色々問題点を指摘するニュースを見ましたが、駅隣接型のウインズと郊外型のウインズは比較できません。実際、ウインズ高松の周りには過剰なくらい警備員が出回り、更に掃除係も開場前から掃除しています。渋滞はあると思いますが、「子供の教育環境に影響が出ている」とはとても思えません(むしろ、警備員が多いし、ウインズの客ではないドライバーのゴミまで掃除してくれるので、むしろ良化しているのでは)。JRAの場合には9時オープンで5時閉店なので、夜まで人が溜まることもなく、馬券を買った人はさっさと帰るだけです。
そのことを、市議会議員がちゃんと調査して説明できなかったことの方が問題です。地元住民をちゃんと説得し、市議会で過半数が設置に賛成していれば、問題なく開設できたはずなのです。それをしなかったのは、選挙のことばかり考えて、岡山市の収益を増やすことまで頭が回らなかった、先見の明のない議員が多かったということでしょう。高松のウインズが、特に大きな問題を起こさずここまで経営できていることを考えても、このことが間違いではないと言い切ってもいいと思います。
今回の取り壊しで、ただでさえ絶望的な、岡山県内のウインズ建設がますます遠のいたように思います。JRAも、ウインズの新設に消極的なようです。パソコンや携帯で気軽に馬券を買えるとはいえ、パソコン上の数字が変わるだけのものと、馬券という形を残すことができる上、当たれば現金を受け取ることができる馬券売り場とは、大きな違いがあります。なんとか県内にも馬券売り場が出来て欲しいと思います。