高知白バイ事件

2010年02月22日 | 日記
 明日、高知白バイ事件の片岡晴彦さんが出所される。よくぞ耐えていらっしゃると尊敬している。世論調査によれば、冤罪だと思う人が236人で、冤罪でないとする人は僅か9人である。こういう事件にこそ、裁判員裁判が適用されるべきではないのか。  過失側である警察がウソをでっち上げ、しかも裁く側の一員として居座っている。時代劇のストーリーと同じである。悪事がばれそうになった悪代官が、ウソをでっちあげ、下級武 . . . 本文を読む

三嶺~牛の背(4)

2010年02月19日 | 登山
 7時10分、三嶺をあとにした。昨日来た道を引き返す。西熊山の登りになると足が重く感じた。膝から下の血液が、昨日から入れ替わってないような感じがする。西熊山に着き、ザックから食料袋を取り出した。バーナーを使わずに食べられるのは、カロリーメイトとイワシの干物だけだった。イワシの干物をかじるとしょっぱかった。火で炙って食べたほうが旨そうだ。加藤文太郎がポケットにしのばせていた小魚は何だったのか。アジか . . . 本文を読む

三嶺~牛の背(3)

2010年02月18日 | 登山
 15時10分、誰もいない三嶺に到着した。寒々とした雲が空を覆っている。山の天候は変わりやすいという。それは往々にして、好天が悪天に変わることを指しているが、逆のパターンがあってもいい。あまり期待はせずに夕焼けを待った。1時間後に出てきたのは、太陽ではなくガスだった。  避難小屋の方向へ下りた。途中、池の氷を突っついてから、小屋裏の東の先端まで行った。石ころが多いが、我慢すれば寝むれないことはな . . . 本文を読む

三嶺~牛の背(2)

2010年02月17日 | 登山
 長居した天狗塚を下り、綱附分岐まで来た。北側の灌木にはびっしりと霧氷が付いている。残雪が多くあったのでアイゼンをつけた。ロープのある急斜面は難なく通過できオカメ岩に到着した。今夜の水はあったが、明朝の水が足りず、水場へと下った。オカメ小屋から下は大量の雪が堆積していたが、水場には被害がなく、竹筒からこんこんと水が溢れ出ていた。まずは腹に水を満たし、それからポリ容器に満たしてオカメ岩まで戻ってきた . . . 本文を読む

三嶺~牛の背(1)

2010年02月15日 | 登山
 6時20分に出発した。200mほど先の橋を渡り、Vの字に折り返す。緩やかな坂道を歩いていると、対岸に自分の車が見えた。その時、助手席に置き去りの、よもぎ餅を思い出した。運転中に1個は食べたが、残り2個は山の上でお茶の友にするつもりだった。賞味期限は今日までである。400mあるかないかの距離だったので車まで引き返した。よもぎ餅をザックに入れ、他にもあった忘れ物を詰めた。 三嶺の北西尾根を目指して再 . . . 本文を読む

MBT 14日目

2010年02月12日 | 日記
MBTの散歩は続いている。一歩一歩、靴底から妙なリアクションがあって歩くのに飽きない。散歩の習慣がない者を散歩に連れ出すという意味においてはMBTの効果があった。 しかし、体重については微増微減を繰り返しているだけで、最近の内閣支持率のような変化を期待していたのに残念である。1日のエネルギー消費量は確実に増えているのにどういうことか。それは、歩いた分だけ食欲やビール量が増えてしまったためかもしれ . . . 本文を読む

山の畑

2010年02月11日 | 日記
  菅生にて目の前にある畑を、脳裏に焼き付けてから、ゆっくりと目を閉じた。それから、鍬を持った自分自身を、この畑の中に配置した。 平地では、じゃがいもの植え付けをする時期であるが、春遅い此の地ではまだまだ先のことであろうか。 今日の作業は、雨で流れ落ちた甘土を担ぎ上げることである。一輪車などは使えない。土をずた袋に入れて何度も斜面を往復する。 明日の作業は、こえぐろを畑に撒き、四肢を踏ん張っ . . . 本文を読む

松尾川温泉

2010年02月10日 | 日記
湯船からガラス越しに見下ろすと、緑青色の川が流れている。渓流や深淵があるわけでなく、平凡な川の流れである。正面は壁のような灌木の山があり、これまた普通の山間の景色である。祖谷温泉などに較べれば、景観が良いとは言えなかった。じい様ふたりに挟まれ、話をしながら湯船に浸かっていた。肌に触れると、ウナギを掴んでいるようにヌルヌルとした。無色透明の湯なのに、ミルク風呂に浸かっているような妙な感じである。皮膚 . . . 本文を読む

祖谷

2010年02月05日 | 登山
最奥民家を過ぎると路面に雪が現れだした。タイヤ痕のないバージンロードをゆっくりと進んでいた。 登山口まで約3キロ。アクセルを踏んだがタイヤは空まいするばかり。アクセルを離してみれば車体はゆるゆると後退し始めた。あわててブレーキを踏んだが手応え無しの空踏み状態。サイドブレーキを踏みつけたがやっぱり手応え無し。車は斜めになりながらゆるゆると滑り落ち、片輪が山側の溝に入って停まった。 観念して車を降 . . . 本文を読む

シュラフマット

2010年02月04日 | 日記
とぼとぼとイオンへ向かいながら週末の行き先を考えていた。今週末も「車が要るよ」と御通達が出ている。電車とバスで祖谷まで行くにはお金も時間も結構かかる。久保バス停から天狗塚の登山口や、菅生の三嶺登山口へ行くにしても長い車道歩きが待っている。少なくとも3日間欲しい。 歩きながら右手に見える女木島が、こちらは近いし安いよ、と呼んでいる。水仙は綺麗だけど、もう少し標高が高ければなあと思う。 今月号の「 . . . 本文を読む

2010年02月01日 | 日記
昨日、目が覚めると、奥方が台所で、♪雨、雨、雨、いまさ~ら♪ と口ずさんでいた。わかりやすくていい。ふとんの中から「雨降っとんか~」と聞かなくてもお天気がわかった。平地は雨でも、山の上は雪だろうから別に構わない。寝過ごしてしまったが出かけるつもりだった。 山道具をリュックに詰め込んでいると「雨やから、○○ちゃん送るのに車は要るよ」。昨夜は、車は使わないよと言っていたのに・・・ 暗いうちに出かけ . . . 本文を読む