見ノ越・三嶺 回顧録(1)

2008年10月31日 | 登山
 峰山を散策した。6月以来だった。今年1月まで使っていたザックに水5本を詰め込んだ。日頃動かないので、たまに出かける時はトレーニングの意味で重しを入れることがある。1時間ほど歩くと、こめかみが痛くなった。このザックはフレームが柔らかく全ての荷重が肩にかかっていた。今使っているザックの有難味がよくわかった。そう言えば、昨年の今日、この痛いザックで思い出深い山歩きをしていた。   ---- ・ --- . . . 本文を読む

剣山周辺 2日目

2008年10月30日 | 登山
 昨夜の鹿は何処にいるのだろう。彼らも眠れずにこの風雨をやり過ごしているのだろうか。カッパを着て、ブナの木の下で体育館座りをして一夜を過ごすことを想像してみた。テントの有難みが良くわかった。重さ2.5kgのテントであるが、重たいなどと文句は言えないと思った。 外が明るくなった。風は相変わらず強かった。高ノ瀬峡方向から吹き上げていた風は、朝になると北側の槍戸川から吹いていた。テントのジッパーを開ける . . . 本文を読む

剣山周辺 1日目(2)

2008年10月29日 | 登山
 14時40分、大ぼら橋から奥槍戸へ向かってスーパー林道を歩き始めた。4kmを1時間程度とふんでいたが登り坂のためもっと掛かりそうだった。不入山は明日にして、今夜は奥槍戸で寝てもいいと思った。40分歩いた所で、通りがかった車から声を掛けられた。「乗る?」と聞かれ「お願いします」と即答した。高知の人で大ぼら橋から剣山まで往復したそうだ。何故途中ですれ違わなかったのが不思議だった。 歩いていれば、あと . . . 本文を読む

剣山周辺 1日目(1)

2008年10月27日 | 登山
 9時ちょうどに見ノ越を出発した。剣山から三嶺に向けて歩き、真っ赤に染まっているだろうコメツツジを見たいと思った。そして明日の午後のバスで見ノ越に戻る予定であった。しかし、見ノ越へ到着する直前に見た三嶺はあまりにも秀麗で人が多そうな予感がした。それに紅葉は1000m付近まで降りているから、三嶺に続く稜線上の紅葉は終わっているだろう。紅葉が見れて静かに歩ける所はないかと考えた。 見ノ越を出発してすぐ . . . 本文を読む

剣山・ほらがいの滝・不入山・次朗笈

2008年10月26日 | 登山
 2日前の天気予報では、昨日は晴れのち曇り、今日は曇り時々晴れだった。しかし、山の上では昨夜からずっと雨だった。おまけに強風だった。蹴飛ばしたサンダルの表裏で判断したほうがマシと思ったが、次回山へ行く時はやっぱり気象庁様の予報におすがりするのだと思う。 テント泊は3回続けて雨である。口は災いの元と言うが、ブログに余計な事を書いている天罰ではないかと反省している。一昨日はホームレスさんに失礼な事を書 . . . 本文を読む

八ヶ岳 3日目(2)

2008年10月18日 | 登山
 10時25分に揃って赤岳山頂を出発した。すぐに権現岳へ向かう分岐がある。いつかは観音平から編笠山、権現岳を越えキレットを経由して赤岳へ来ようと思っている。その時のためにキレット方向の景色を確かめておきたかった。しかし、清里方向から立ち登るガスで編笠山も権現岳も見えなかった。10分ほど鎖のある岩場が続くがさほど危険ではない。その後、電車のスイッチバックのようなザレたジグザク道を下る。文三朗道の分岐 . . . 本文を読む

八ヶ岳 3日目(1)

2008年10月16日 | 登山
 がさごそと音がして目が覚めた。外はほんのり明るい。あわてて服を着て外へ飛び出した。日の出の瞬間よりも、日の出前のドラマティックな色の遷り変わりが好きだ。次第に空の赤みが増してくる。いよいよ地平線から太陽が出ようとしたとき、「陣痛が始まった、お日さんより先にウンチが顔を出しそう」 と、日の出見たさにトイレへ行けない赤ザックマンが悶えた。彼は腸が緩めのようだ。 6時から朝食を食べ6時50分に山荘を出 . . . 本文を読む

八ヶ岳 2日目(2)

2008年10月14日 | 登山
 小屋番は若いお兄さん2人だった。2食付きの料金8400円を支払った後に2階に案内された。部屋の北側は男性、南側が女性用である。敷いてある布団の数は150以上200以下であろうか。週末には肩を寄せ合って寝ることになるのだろう。今日は平日であり、男では我々が一番乗りであった。たくさんの布団の中から自由に選んで良いとのことだった。荷物を置いた後、さっそくビールを注文した。ビールが切れると、自前のワイン . . . 本文を読む

八ヶ岳 2日目(1)

2008年10月13日 | 登山
 いったん5時半に目覚めたが、寝足りなくて惰眠を貪っていた。通勤客が現れる前に片付けなければと起き上ったのは6時半だった。駅舎の外はしとしと雨が降っていた。今日のメンバーで日頃山歩きをしているのは自分だけである。他の者はゴアテックスのカッパを持っていない。雨が上がることを切に期待した。 8時待ち合わせであったが30分早くお迎えのワゴン車が到着した。参加メンバーをAさん、Bさんと呼んだのでは判り難い . . . 本文を読む

八ヶ岳 1日目

2008年10月11日 | 登山
                                        2008年10月7日 自宅を15時半に出た。みどりの窓口は空いていた。山梨の小淵沢まで、新幹線と名古屋からの特急は両方とも自由席で、と駅員さんに伝えた。軽快なタッチパネル操作の後、駅員さんから伝えられた金額は事前にネットで調べていたのより僅かに高かった。確認すると塩尻から小淵沢間の特急料金が含まれていた。この時間に出発 . . . 本文を読む

天狗塚 2日目

2008年10月06日 | 登山
 一晩中雨が降り続いた。夜半からシュラフが湿っていることに気付いたが我慢して寝ていた。ヘッドライトを点けて確認すると、シュラフと床面の接する部分に水滴が付いていた。テントの中は意外と温かく外との温度差で結露が生じたようだ。ゴアテックスのシュラフカバーを持っていたので無精せずに被せれば良かった。 薄明るくなって目が覚めた。テントから顔を出し三嶺方向を見ると真っ白だった。また寝た。しばらくして目覚めた . . . 本文を読む

天狗塚 1日目

2008年10月05日 | 登山
 天気予報を見て好天の木曜日から山へ行く予定にしていたが、急な仕事が入って諦めた。翌日(金曜日)の深夜2時に目が覚めた。これ幸いと山へ行く準備を始めた。一通りザックに詰め込んだが、半年ぶりに使おうとした防寒着が見つからない。タンスやクローゼットをくまなく捜したが見つからなかった。女房に聞きたいが、夜中に起こして体調を崩されては山どころではなくなる。諦めてしばらくパソコンと睨めっこして5時頃に寝た。 . . . 本文を読む