山頂から南側を見下ろすと数人の登山者が登ってくる。時々顔を上げてはこちらを仰ぎ見て、あともう少し、と言い聞かせている様子がよくわかる。樹林帯の切れ目からここまでは標高差で500mほどあろうか。強い日差しもあって大変そうだった。下り始めると登山道脇の花の種類が増えたのが判った。どんどん下り、振り返って仰ぎ見れば岩だらけの山塊が威圧的にこちらを見下ろしている。こちらを登りにしなくて良かったと思った。
標高1400mまで下ると谷川が現れた。それと同時に登山道は灌木帯に入り日陰になる。谷川の水の弾ける音がより涼しく感じさせた。川幅は少しずつ広くなり、やがて堰堤が見え登山口が近いのだとわかる。そして14時10分に河原坊の登山口に着いた。
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