地酒 玉川ブログ The Tamagawa sake blog

京都府京丹後市久美浜町の日本酒蔵元
木下酒造の日頃

季節はずれ?

2013年01月30日 | 蔵日記
私は仕込みの現場で働く人間ですから、ブログの話題はどうしても蔵の作業に関することが中心になります。

しかし、酒を造るだけでは、皆様に愛していただく「玉川」は生まれてきません。
出来た酒を、管理、瓶詰め、出荷管理担当のチームにバトンタッチして初めて、我々蔵人が造った玉川をお客様のもとに
届けることが可能になります。

今日は瓶詰めの日です。
玉川に詳しい方は、この瓶の色を見ただけでおわかりですね。






そうです。今日は夏の限定品、Ice Breaker(アイス・ブレーカー)の瓶詰めの日。
とはいえ、お客様がたくさん飲んでくださるので、とても一日で詰められる量ではなくなってきました。

「それにしても、アイス・ブレーカーは夏の商品でしょう?」という疑問の声が聞こえてきそうです。
「今瓶詰めをしているということは、昨年のうちに酒を仕込み、搾ったということ?」と。

たしかに、年末に出荷する「しぼりたて」や「福袋」の次に仕込むのが、アイス・ブレーカーです。

早めに仕込み、早めに詰め、早めに冷蔵庫に入れ、半年近くかけて味をのらせる。
この工程があればこそ、夏に「あの」味になってくれるわけです。

つまり、夏の商品ではあっても、夏に美味しく飲んでいただくために早めに造っているということ。

酒造りも大変な部分がありますが、写真を見ればおわかりのとおり、瓶洗い、瓶詰め、製品管理、出荷管理も大変な仕事です。

洗瓶機


洗瓶作業









ハイテク瓶詰機



瓶詰めライン





打栓


まだまだ仕事は終わらない!




瓶場の皆さん、お疲れ様です!



杜氏
  フィリップ・ハーパー



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