東京メトロ銀座駅のコンコースに２０２０年１０月にオープンした小さな小さなメトロ銀座ギャラリー。
「ART PASSAGE TOKYO METRO」開催中。
今回は一線で活躍する美術家４名による展覧会。
会期は２０２３年１２月２５日～２０２４年３月２日。
出展作家は、雨宮弥太郎・澤田志功・浜田修子・山口奉宏。
第２回は、澤田志功と山口奉宏。
会期は２０２４年１月２９日～３月２日。
澤田志功。
「月蝕のモノリス」。
「モノリスの行方」。
ウサギが持っているのはスマホに見える。
私のような世代は、モノリスといえば、モノリス＝アーサー・C・クラーク。
なにか、こう、荒野にそびえたつ黒い長方形の物体なイメージ。
アーサー・C・クラークが「The Sentinel」を発表したのは１９５１年。
コンピューターの実用第一号はエニアックとされている。１９４６年に開発された弾道計算用で、重さ３０ｔで面積はなんと５０坪あったらしい。
５０坪のモノリス。
そこから８０年足らずでいまや掌サイズ。
そう。
スマホがモノリス。
「月蝕のモノリス」。
蝕まれる球体。
無限のループ。
無限の慈悲。
宇宙が地下鉄のコンコースにある。
