人生ひとり旅気まま旅

ぶらり海外旅行に行った記憶、思い出を中心に楽しく伝えたい。

「復興特区」もいいけれど、その前にやるべきことがあるだろ!

2011-04-21 08:12:50 | 日記
どうも政府の判断は遅いよねえ。

想定外で未曾有の大惨事だったにもかかわらず、相変わらず政府の対応というのはこうも遅いのかと思ってしまうね。

阪神大震災の教訓すら全く活かされていない現実を見ると、一体政府の存在はどこにあるのかとさえ思ってしまう。

そんな中ようやくというか今頃になってというか、被災地位対して「復興特区」を創設する検討に入ったというんだな。それも「検討に入った」ということだからまだ時間がかかるのだろう。

被災後から復興するための足かせになっていたのが縦割り行政だった。こんな緊急の事態でさえ、規則がどうのといっては行動が制限されてしまっていた。

だからこそ災害時の緊急避難的な特措法などの必要性が言われ続けてきた。被災者たちは、今日1日を生き延びるために必死になっているにもかかわらず、規則だからと言って制限をかけ続けているのが実態だ。

まあ今頃になってという感じだが、ようやく「復興特区」ということで復興へのスピードを増そうということなんだろう。しかし、これはこれでいいことなのも事実だ。だが、その前にやるべきことがたくさんあったんだよね。何故それができなかったのかということなんだね。

なぜか、それは被災直後に直ちに現場へ国会議員たちが見に行っていないということに尽きるんだな。政府閣僚は当然として、野党議員であってもあの現場で被災者達が何を必要としているのか声を聞いていればやるべきことはすぐに分かったはずなんだがね。

結局、東京にいたままで「想定外」という言葉でエクスキューズしていたからすべてが後手後手に回ってしまったということなんだよね。そしてこれは地震や津波だけじゃなく原発にも同じことが言えるんだけどね。

まあ、ようやくとはいえ「復興特区」ということを考えるんであれば、とにかく一刻も早く創設してもらいたいね。そして野党にもこうしたものには即刻賛成して、復興につなげてもらいたい。でもそれよりなにより、まずは今のこの窮状を改善する緊急措置を取るべきだよ。

復興特区というのは今後を睨んだ長期的な方策だが、今本当に被災者が必要としていることができていないということをもう一度考え直すべきだね。

いまだに内閣辞任だのと言ってる場合じゃないんだからね。いい加減にしてもらいたいよね。なんなら国会を仙台でやってみたらどうなんだということだね。被災者たちの目の前でも今のような体たらくの国会が開けるのかということだよ。

今国民の、いや被災者のことを考えない議員なんて何の価値も無いどころか、国民に対する裏切り行為という犯罪者に過ぎないからね。