人生ひとり旅気まま旅

ぶらり海外旅行に行った記憶、思い出を中心に楽しく伝えたい。

ようやくKスタにも春が来た

2011-04-29 20:10:35 | 日記
大震災の影響を受け、本拠地であるKスタを使えずに開幕した楽天だったが、、、。

4月12日のプロ野球開幕を代替地の神戸で迎えた楽天だが、ようやくKスタでの本拠地開幕を迎えることができた。ほぼ満員に膨れ上がった楽天ファンの中、この男が地元開幕での勝利に貢献した。

その男とは、田中将大そうマー君だ。やっぱりこの男は楽天を背負って立つスーパースターだな。様々な思いが詰まった、要は東北全体の期待を一身に背負っての登板となった訳だが、そんな中でも落ち着いた大人のピッチングをして見せたんだね。

いつもよりもずっと落ち着いた投球術だった。ムキになって真向勝負する姿ではなく、最初から9回を投げ切って勝つというピッチングだった。

どこにも力みが無く、非常にいいバランスでの投球でまさに先発完投というエースのそれだった。相手のオリックスの投手は、前回の対戦と同様百戦錬磨のパク・チャンホ。かつての160キロを超える剛速球は影をひそめたが、メジャーで培ってきた投球術で頑張っていた。

楽天は2回に5安打を集中させ3点をもぎ取りマー君にゆとりを与えることができた。先に点を貰ったマー君はまさに危なげなく終盤まで投げ続けたが、8回にこの日の最大のピンチが訪れた。2者連続でヒットを打たれた後、1アウト1,3塁の場面で見事注文通りにピッチャーゴロを打たせ、ダブルプレーでチェンジかと思われた。

しかし、ショートの松井がスライディングしてくる走者にバランスを崩され、1塁に悪送球をし1点を取られてしまった。2アウト2塁。今までだと多少かっとなってムキになって打者を抑え込もうとしていたが、今日はそうではなかった。

まさに大人の投球で、慌てず騒がずきっちりと次の打者を打ち取って見せた。今日一番の雄たけびがKスタにこだました瞬間だった。この時点でマー君の完投勝利が決まった感じだったね。

9回は先頭打者に2塁打を打たれたものの、落ち着いて後続を退けて完投。やっぱりこの男なかなかやるもんだわ。

楽天にしてみれば、まさに今日が開幕というような日だったが、やっぱり役者がしっかりしていたな。ただ今年の楽天は、打線がどうにも湿りっぱなしだ。今日だって、2回に連打があったものの、以降はパク・チャンホの変化球にかわされてしまった。

早いうちに打線の奮起がないと、ただでさえ中継ぎ、抑えに不安があるだけに心配だよね。特に岩村、鉄平の奮起が待たれるな。

ところで今日はサッカーでもユアスタでの震災後初のゲームがあった。ベガルタは先週も敵地で川崎フロンターレ相手に逆転勝ち、そしてユアスタでの凱旋試合となった浦和レッズとの試合でも競り勝ったんだね。過去10戦して一度も勝っていないという苦手の浦和だったが、やはり物凄い地元の応援の力もあって2勝1分けと最高の出だしになっている。

かつてはJ1に上がってもすぐにJ2に落ちるか、下位でやっとこ踏ん張っているという状況だっただけに、楽天と共に期待できるね。

まだまだ大震災の爪後も大きく、復興もまだまだままならない状況ではあるんだが、この2つのチームの活躍は何よりの力になるよね。

野球とサッカーのアベック優勝なんてことになれば、それこそ最高のエネルギーになるな。

頑張れ楽天! 頑張れベガルタ!

まずは東電役員並びに東電の財産を没収しなきゃ!

2011-04-29 08:08:36 | 日記
東京電力の役員報酬を50%カットするという話だが、、、。

まあ国民の非難の矢面に立たされている東京電力だが、はっきりいって役員の報酬自体を認めること自体論外でしょうね。

実際無報酬にしろという声もあるようだが、そもそも報酬云々ではなく財産没収の上解雇というのが当然だろうね。それくらいのことでない限り今回の事故に関しては示しがつかないだろうね。

そもそも福島原発は建設から40年以上経ち、安全基準にしてもしっかりとチェックし、補強などの措置を取るのが当たり前だ。なぜなら宮城県沖地震に関しては、地震予測からもいつ起きてもおかしくないという周期に入っていた訳だからね。

たまたまM9.0という超巨大地震になってしまったということもあるが、話によれば想定していた地震の強度が震度5程度までしか考えていなかったというんだから恐れ入る。

少なくとも6強、原発という特殊性を考えたら震度7クラスにも耐えうる構造にしておくくらいが普通なはずだ。それを想定外の津波のせいにしてもダメだろうね。

そもそも原発自体それぞれの電力会社と官僚の繋がりというものがあった訳で、そういう中でやっぱりというか癒着の体質があったということなんだろうね。

こういうことが起きると必ずと言っていいほどに、官僚(国)との繋がりが浮き彫りにされるんだよね。例えばJALにしてもそう。そもそも親方日の丸で始まった会社であったために、最後までそういう体質が抜けきらなかったしね。

今回だってまさに同じで、結局原発などという民間だけでは絶対に対処できないようなものだから、当然のように国が係わっている。そして得てしてそういう場合には何処かに落とし穴が潜んでいるんだね。

要はそもそも電力会社などという半ば国が独占を認めた特殊な企業な訳で、そうした傘の下で散々私腹を肥やしてきた訳だよ。当然官僚(国)もそれに見合う十分な見返りを受けている訳だ。

1企業でありながら、傘下には160もの子会社や関連会社を持っている。官僚なども天下りのための大事なお客さまということだろう。

こうした構図は他にもあるだろう。所詮天下りという仕組みはこうした問題を必ず起こすということだ。今回も東京電力に関しては、JALと同じように株式だって紙くずになってもらうしかないよね。やっぱり一旦は潰してから再生を図らせなきゃダメでしょ。

いまだに現社長などは、賠償に関して免責事由になりうるなんて発言をしている。ふざけるなだよね。散々美味しい汁を吸ってきたにもかかわらず往生際が悪過ぎだね。

まずは東京電力のすべての資産を没収し、役員たちからも財産すべてを没収した上で、被災者たちへの賠償を始めなければ話は進まないだろう。

賠償金を払うために電気代を上げるなどというふざけたこと許されない。まずはすべての財産を没収してからというのが先だろうね。ただ一部では国の対応もまずかった訳で、現政府にもしっかりとした責任をとってもらいたいわな。

これもなんだかんだで国民が税金でカバーするようなことにはしてほしくないね。少なくとも消費税で安易に資金を調達するようなまねはしてほしくないな。

どうも政府にしても東電にしても安易すぎるよね。想定外の未曾有の危機には、想定外のというか過去にない厳しい対応を東電に求めるべきだよ。少なくとも経営者である役員たちには、すべての財産没収くらいのことはやらなきゃ。

生半可なことでは避難民は許してはくれないよ。それどころか暴動すら起こりかねないよ。
何につけてもそうだが、まずはこうしますという明確な方向をさっさと出さなきゃね。首相の座にしがみつきたいのであれば、即刻被災者たちにこの先の道筋を伝えるべきだし、今の生活を直ちに保障してやるべきだよ。

まもなく2カ月近くになろうとしているのに、まだ義援金すら配られていないなんて、ここはハイチじゃないんだぞ。しっかりしろ!

議員というものをそもそも見直す時期が来ていると思うよ

2011-04-28 07:06:06 | 日記
名古屋市議会議員の報酬が半額になるという。

河村名古屋市長がかねてから唱えていた議員活動はボランティアという考えに基づいた行動のひとつなんだが、今回の議会で全会一致によって当面の間議員報酬を現行の1,600万円から800万円にする案が可決されたというんだね。

確かに市議会議員だけではなく、あらゆる議員の報酬が多すぎるという問題はあると思う。そもそも議員の費用に関しては不透明な部分が多すぎるというところがある。

特に政務調査費という名目の費用こそが一番のネックになっているんだね。ほとんどのところではこの費用については領収書の添付も必要としない費用なために、私利私欲に使っている議員が圧倒的に多いんだね。

こうしたこともあり議員に対しては金の無駄使いだという思いが常に付き纏うんだね。そもそも議員という仕事を職業として考えてしまっているところに大きな問題があるんだよね。河村市長の考えは、そうした職業化しているということに警鐘を鳴らしているということだろう。

日本の場合、特に地方では議員のほとんどが地元でなんらかの仕事を持っているというのが普通なんだね。地元の名士のような方々が更に高い報酬を得ているということに余計に不信感が募ってしまうんだよね。

私のいる仙台市を見てみても酷いと言わざるを得ない。ここの市議達は、海外視察と称してまさに公費を使った海外旅行を堂々とやり、更には政務調査費で個人のモノを買い漁る始末なんだね。そのくせ議員活動には金がかかるんだということを言い張るんだから始末に負えない。

こうした議員のモラルの低さがすべてなんだね。そしてこういうことは何も地方議員だけではない。国会議員にしても然りだ。ましてや国会議員などともなれば、その既得権益は計り知れない。

そうした腐敗した状況がよく見えたのが今回の被災に関してだ。議員であるというおいしい職業にしがみつきたい一心が露わになっているんだな。国民が窮地に陥っているのも関わらず、最大の関心事は自分達の立場だっていうんだから恐れ入るよね。

やはり議員という立場をもう一度考え直してほしいよね。国民なり市民が自分達の代表として選ばれたんだという自覚がほしいよね。

議員活動には金が必要だというのなら、その金の使い道については、たとえ1円であろうとも領収書を付け、かつその明細について公開すべきなんだな。そうすればみんな納得するだろう。しかし、今の議員達にはできないだろうね。残念ながらその多くは金まみれになってしまっているからだ。

今問題になっている民主党の小沢議員の政治献金問題についても、昨日ゼネコンの元社長が、当時小沢氏の第一秘書に現金1億円を渡し、かつ何度も付け届や接待をしたと裁判で証言したんだな。

これで小沢さんもいよいよヤバくなった感じだね。まあ国民のほとんどは不正献金はあったと思っているが、当然だよね。しかも秘書が堂々と金をよこせと要求しているというんだからすごいよね。手弁当で国民のために働くなんて言う考えはもはや微塵も無く、濡れ手に泡のおいしい「職業」になってしまっている何よりの証拠だよね。

話はちょっとずれたが、議員というものをもう一度見直すには名古屋市議会の今回の決断は必要なのかもしれないね。但し、今名古屋や大阪で起きかけているような、市長や知事が自分達の考えを通すために政党をつくり、多数派としてなんでも思い通りにやってしまおうというのはまた別の話だね。

今の腐敗した状況を打破したいということは分かるが、そうなってしまえばまさに独裁になってしまうからね。そのあたりのさじ加減というのはなかなか難しいね。

でも少なくとも今の議員のあり方というのは、少なからず見直しをしないといけないことは確かだね。

今回の震災でも更に明らかになった議員たちの私利私欲に塗れた姿をみれば、そう思わざるを得ないよね。やはり議員定数は大幅に減らし、更に報酬も減らし、議員として必要だという資金には1円から明細を付けた上で国民に公開するくらいのことをやらないとダメだろう。

いくらなんでも4億円とかいう大金を個人の金だと言い張り、簡単に右から左へ動かせるなんていうことが当たり前だなんて言うことはあってはならないしあり得ないよね。

しかし残念なのは、そういう人間を今でも崇めている議員がやたら多いということだよね。おこぼれが欲しいんだろうけれど、もはや議員としての体をなしていないよな。

ほんとに今回の大震災は、被害の大きさだけでなく、議員の「想定外」のモラルの低さというのが浮き彫りになったね。

国会議員さんよ、痛みはまず自分で感じてみれば!

2011-04-26 23:28:00 | 日記
最近にわかにサマータイムが話題を浚っているんだが、、、。

あたかも電力不足の解決の切り札のように騒がれているサマータイムだが、はっきりいってまったく電力不足の解消に貢献するとは思わないし、こんなことを言っていること自体無意味だということを理解すべきだね。

基本的には、国全体で時間を1時間早めるサマータイム制ではないんだが、はっきりいって全く無意味だと言わざるを得ないね。

サマータイム自体が行われる理由を全く理解していない人間の戯言としかいいようがないね。そもそもサマータイムというのは、緯度の高い国などが普段の日照不足を解消するために導入しているものであって、消費電力の抑制のためではないということを全く理解していない人間の誤った考えだよね。

緯度の高い北欧や北米などを中心に、普段日照時間の少ない中で、その中でも日照時間の多い夏場の時間を有効に使うために用いられたのがサマータイムなんだな。そもそも緯度の高くないところでやっても何の効果も得られない代物なんだね。

戦後間もなく、日本もアメリカの言いなりになりサマータイムを導入したことがあったが、当然のごとくあっという間に日本には合わないということで中止になっている。

今回は、夏場の電力消費が多い時期に1時間早めようということのようなんだが、消費電力ということを考えれば全く無意味だということが分かっていないようなんだね。

そもそも夏場に一番消費電力が多くなる時間帯は昼間から午後にかけてなんだね。この時間帯は、たとえ1時間早く会社を立ち上げたとしてもなんら変わらないんだよね。就業時間が午後5時から午後4時に変わるだけに過ぎない。本当に消費電力を減らしたいのなら、昼間の一番熱い時間帯、要はエアコンを一番使う時間帯に電気を止めるのであれば効果があるというものだ。

たかだか夕方に1時間ずらそうと大した効果は得られない。まして工場とかということであればまだ時間がきっちりと決まっているからまだマシだが、一般の企業で1時間始業時間を前倒ししたからと言ってさしたる効果など得られない。それどころか残業などが全くゼロになる訳でもなく、気休めにもならないんだよね。

もし本気でやるんだとすれば、サマータイムなんかじゃなく、昼休み時間を1時間長くとって1時間にすればいい。例えば昼休みを今の12時から1時までというのを2時までにして、その間は会社内での電気を一切止めるということをした方が遥かに節電になるだろう。

当然だよね、一番消費電力が多い時間帯に電気を消す訳だからそりゃ総体的に見ても消費電力は減るだろう。こんな幼稚園児でもわかるようなことが分からないのだろうか。

今の企業に残業も一切やらないように指導ができるのだろうか?工場のように就業時間がきっちりと決められる職場ならいざ知らず、一般企業に残業も一切やらずに帰れなどとは誰も言えないだろう。ただでさえサービス残業で苦しんでいる中で、こんなことをやってもサービス残業がもう1時間増えるだけという結果になってしまうことは火を見るよりも明らかだ。

そもそも高緯度に位置していない日本に適合するシステムではない。こんなことに言及する政府のアホバカさに改めて呆れてしまうよね。

今単純に企業の就業時間を規制してしまったら、ただでさえ経済が落ち込んでいる中、もっと落ち込ませる一因になるということを認識できないのだろうか。

根本的に社会の仕組み自体が違う北欧や北米のシステムが日本に当てはまるなんて考えること自体ナンセンスだよね。よく比較される例が他にもある。社会福祉などがそうだ。北欧などが消費税も25%とか高い税率にしていて、それが社会福祉に役立っているというような話題が上る。

でもこれは、北欧などの国が日本と比べて遥かに小さい国だからできているということの前提をわすれているんだよね。国の規模を考えないで屋ン準に比較してしまうのは日本のマスコミなどの悪い例だ。同じ国の規模でやれていることであれば大いに参考になるだろう。

しかし、要は人口も少なくこじんまりとした国だからこそやれる話だということをしっかりと認識すべきだよね。少なくともそうした制度を真似たいというならば、それこそ今の日本のあらゆる制度を見直さなければできる代物ではないし、そもそも税金の使い道が限りなくでたらめな日本では、そんなことは絵空事にすぎないということを自覚すべきだよね。

それこそ特に国会議員たちは一番認識しなければならないはずだ。北欧などでは国会議員はそれこそボランティアだし、普段の仕事をこなした上で、アフター5に国会を開くほどである。彼の国の国会議員達のそれこそ国民の公僕であるという意識のかけらも無い、生臭い金の匂いにだけ敏感な日本の国会議員達には逆立ちしてもできないレベルなんだね。

そのくらいの意識が国会議員達にあれば、それこそ今の無政府状態で喘ぐようなことは起きないだろうし、国民もそれこそ国の決めた指示に誰もが何の文句も無く従うだろうね。

残念ながら、今の日本はそんな高貴なレベルではない。国民が未曾有の大災害に会い苦悩しているのにも関わらず、自分達の私利私欲のためにかけ引きする国会議員しかいないこの国では、上辺だけまねようとしてもなんの効果も上がるはずなど無いんだね。

昼間の電気需要が一番多いというのが分かっているのなら、たかが1時間前倒ししようと大した効果など得られるはずもないんだな。そんな浅はかな猿智恵でサマータイム導入なんて騒ぐのはもってのほかだと言わざるを得ない。

本気で夏場の電気需要を押さえたいのなら、当然のごとく一番需要の多い昼間に節電できることを考えればいいんだよね。サマータイムなんてアホみたいなことを言うのであれば、それこそヨーロッパの昼休みの時間を多く取る事をマネればいいことだ。昼休みを2、3時間取るようにした方がよっぽど節電になる。

ちょっと考えれば誰にでもわかることだ。事ほど左様に物事の本質を何も考えないで、その場しのぎの場当たり的な考えでやろうとする今の政府では、何をやってもうまくいくはずなど期待できないよね。

とにかく与党も野党も含め、ひとりでもまともな国会議員というものは存在しないのだろうか。今現時点で一番無駄な電力を使っているところは、まさしく国会だろうね。企業に節電だなんだ言う前に、くだらない烏合の衆の集まりの国会こそ夜中にでもやってもらいか、福島の立ち入り制限区域内で、電気の要らない真昼間に屋外でやってもらうことこそ一番の節電対策になるだろうね。

そしたら少しは国民も納得するかもしれないよね。今回の東電もそう、政治家もそう、まずは自分達の身をきれいにしてから国民にお願いしなさいということだ。

テメエのことを棚に上げて置いて、国民になんでも負担させるなんて虫がよすぎるし、そんなことは許されないということを肝に銘じるべきだな。

いつまでも日本国民は大人しく黙っているなんて思わない方がいいよ。でないといつかとんでもないしっぺ返しにあうことになるぜ!


この国に政治は存在しなかった!

2011-04-26 07:03:31 | 日記
相変わらずこの国の政治は国民の方を向いていないようだ。

いつまで被災者たちはほったらかしにされるのだろう。ここまで国民を無視し、私利私欲に走る国会議員達に何を期待できるだろうか。

被災後1カ月半も経とうというのに、義援金ひとつ支給されていない。それどころか仮設住宅にしても全く遅れているし、未だに避難所で1日2食の生活を強いられている。しかも殆どの被災者達に栄養不足の症状が見られるという。

連日こうした状況が報じられているにもかかわらず、役人の対応ときたらまさに縦割りそのもので、この期に及んでまで規則だからという杓子定規さだ。

こうした状況をまさか国会議員たちが知らない訳が無いんだが、彼らにはこの危機を乗り越えるために何かしようという気はさらさらないらしい。あくまで地方行政と国民のボランティアがやればいいとでも思っているようだ。

自分達は、今こそ政権争いの中で自分を主張する絶好のチャンスだと考えているようだ。実に恐ろしきことである。今も国会で騒いでいることといえば、第一次補正予算を通すことまでは協力するだの、それが終われば菅内閣を打倒するだの、今そこにある危機に対してはほったらかしである。

補正予算が通るのは来月上旬になる。それまでは何もしないのか?その間も被災者達の苦悩はずっと続いているんだね。しかもまったく先の見通しが立たないままほったらかしにされているんだよ。

そもそも非常事態を発令し、その中で大幅に規制を緩和するなり特措法などによって、現行法上の縛りがあるために動けないという状況を無くすことくらいは真っ先にやるべきことである。

それなのにやることと言えば、対策本部をやたら増やして逆に身動きが取れないようにしているだけ。ただでさえ大臣毎に言うことが違うような状況なのに、更に船頭を増やしてどうしようというのか。

一体今の政府は誰の責任のもとに成り立っているのか分からない。全権を掌握したものが、その責任において誰か一人に一任させればいいだけのことだ。ただ残念なのは、、そういう時に活躍できる人がいないというのも悩みの種なんだろうけどね。

でもこれは民主党だけの問題ではない。自民党にしても同じように活躍できるような人はいない。だからこそ自民党もこの緊急時に協力できないでいるんだろう。要は相手のミスに対しては文句は言えるが、自分達が今この危機を乗り越えられるかというとできないことが分かっているからだ。

思い切り皮肉だが、いっそのこと小沢の党員停止を解いて彼にこの大震災に関して全権委任したらどうだ。小沢派の連中にも活躍の場を与えればいい。でもそうされても困るんだろうね。所詮今回の「想定外」の震災に対しては、みんな尻込みしているだけなんだね。

自分に火の粉が降ってくるのは困るんだな。だから自ら火中に飛び込むようなことはしたくないということだ。これが与野党関係なく、今の政治家と言われる連中のレベルなんだな。

もうこのような状況を国民全員が認識しているんだよね。国民の代表であるはずの国会議員は決して国民の代表ではない、選挙をお祭りのように錯覚し盛り上がる一部の支持者と言われる連中とそれに浮かれて勘違いする議員たちの利権争いだということは、もう百も承知だということだ。

大災害で少なくともここ数年は経済にしても落ち込むだろう。いろんな意味で日本国民は苦労を強いられるだろう。でも一番の悲劇は、今の日本にはまともな国会議員が誰ひとりとして存在しないという事実だね。

見方を変えれば、北朝鮮と全く同じに見えてくるね。自分達の保身しか頭にない。そのためには誰彼なりふり構わずしっぽを振る。それが例え国民を裏切ることになろうとも彼らは一切気にしない。国をよくする、国民の生活を守るなどと、選挙のときだけいい面を下げて媚びを売る。

しかしその実は私利私欲以外の何物でもないんだね。もし違うというのなら、国会議員であることをもう一度自覚すべきだね。国民のためになる法律を作る場で働きながら、国民を無視する姿はあり得ないよ。

補正予算はそりゃ大事だ。でもその前に非常事態宣言を出して、現行の法律で縛られない動きを取るべきなんだよね。一体いつまで国民に我慢させれば気が済むのか。

大体1ヶ月半もほったらかしということに、この国に政治というものが存在していないという何よりの証拠なのかもしれないね。何と嘆かわしいことか!