アラブ映画界の巨匠が死去 82歳
7月28日8時0分配信/FONT>産経新聞
アラブ映画界最大の巨匠として知られたエジプトの監督、ユーセフ・シャヒーン氏が27日未明、カイロ市内の病院で死去した。82歳。エジプトが「中東のハリウッド」と呼ばれた1950年代の映画全盛期にメガホンをとり始め、社会問題から娯楽、歴史映画まで幅広いテーマの作品を発表。67年の第3次中東戦争を取り上げた「ツバメ」(72年)では、敗北した政府の腐敗を描き、鋭い社会批判を行った。「アレキサンドリアWHY?」(78年)でベルリン映画祭銀熊賞を受賞、昨年には遺作「カオス」を発表するなど旺盛な制作意欲をみせた。 米欧でも有名なエジプト人俳優、オマル・シャリーフ氏を50年代にいち早く見いだし、主役に抜擢(ばってき)もした。地中海岸の北部アレクサンドリア出身。先月、脳卒中で倒れ、パリで治療を受けていたが、意識が戻らないまま今月17日、帰国していた。(カイロ 村上大介) また一人、好きな監督が亡くなられた。 カンヌで世界の50人の監督でしたか、発表したとき、入っておられましたね。 昨年のベネチア国際で発表された「ル・カオス」。警察官の暴力と愛を描いているらしいけど、傑作との噂です。見るのが愉しみ。 先日、エジプト映画の名作「迷子の警察音楽隊」を見ていたら、イスラエルの僻地の住民に、「いつも、エジプト映画のオマル・シャリーフに夢中だったわ」みたいなことを言わせているシーンがあった。 このオマル・シャリーフは「アラビアのロレンス」や「ドクトルジバコ」で僕たちにもお馴染みだが、彼を見出したのが、ユーセフ・シャヒーンであった・・・合掌 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます