出歩記

気の向くままに歩き回り、歩いた軌跡を写真と共に記録に

長谷寺・室生寺

2017-05-04 | 京都日記

長谷寺
桜の花が終わり、様々の花が咲き乱れる春爛漫の季節。花の寺で有名な長谷寺と室生寺に行くことにした。
近鉄京都駅発9:10の橿原神宮行きの急行に乗り、大和八木駅で榛原行き準急に乗り換え、長谷寺駅到着10:39。
駅前の階段を下りてしばらく行くと門前町の参道に出る。参道の両側の家々の前には牡丹の花の鉢が置かれ、自慢げに大輪の花を咲かせている。
  

仁王門をくぐると長い登廊が続く。緩やかな階段に立派な屋根のかかった登廊の両側には牡丹の花が植えられ、丁度見ごろの季節である。
  

長い登廊を登りきると本堂に出る。初瀬山の中腹に建てられた本堂は清水寺と同様な懸造り(舞台造)になっており、本坊方面を一望できる。参詣の最中に丁度12時になり、鐘楼で鐘が撞かれ、ほら貝が鳴り響いた。ほら貝を吹いているのが若い僧侶らしく、やっと音が出ているといった程度で、下手な音色であった。
  
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本堂の裏手から弘法大師御影堂の前を通り五重塔に出る。この五重塔は昭和29年に建てられたものであるが、こじんまりとしてきれいな形をしている。
  

長谷寺は、年中いろいろな花が咲いていることで有名であるが、この季節は何といっても牡丹の花が美しい。色とりどりの牡丹が境内を埋め尽くしている。
  
  

室生寺
長谷寺の下から室生寺行きの臨時バスが出ていたのでそれに乗って室生寺に向かうことにした。山道を走ること45分、居眠りをしている間に室生寺に到着。朱塗りの太鼓橋を渡り、仁王門をくぐる。
  

しばらく行くと左側に幅広い石段が見えてくる。鎧坂である。両側に石楠花の花が咲いている。長谷寺の牡丹に対し、室生寺は石楠花の寺である。鎧坂の階段を登り切った先に金堂(国宝)がある。金堂の左手には弥勒堂。
   

弥勒堂には弥勒菩薩立像と釈迦如来坐像
  

金堂には左から十一面観音菩薩(国宝)、文殊菩薩、釈迦如来(国宝)、薬師如来、地蔵菩薩。釈迦如来立像の朱色の衣の流れるような衣紋がきれいだ。
    

金堂の脇を上がると鎌倉時代に建てられた權頂堂(国宝)と平安時代初期に建てられた五重塔(国宝)。權頂堂には如意輪観音菩薩像が安置されている。
   
   

室生寺にはあちこちにたくさんの種類の石楠花が咲いていた。
   


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