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相馬山~天目山

2010年06月08日 | 山歩 - 北関東



- スルス岩の上から -

この日、別の場所を考えていたのですが、都合により予定変更で、のんびりと榛名山にツツジを見に出かけました。

この時期、榛名山に咲くツツジはヤマツツジです。

ヤマツツジは広く分布し、昔から親しまれているツツジですが、どうも人気があるとはいえないようです。

アカヤシオやシロヤシオはもちろん、レンゲツツジやミツバツツジの仲間に比較しても話題になることが少ないように思います。

「どこかへシロヤシオを見に行く」ということはあっても、「どこかへヤマツツジを見に行く」ということはあまりないのではないでしょうか。

人気度がそれぞれのツツジの魅力度に比例しているわけではありませんし、山や花に限らず世間の人気というものはある別の要素に影響を受けている場合があります。

この日の歩き始めはヤセオネ峠です。



鳥居をくぐって、緑の中をのんびりと進みます。



ヤマツツジがあちこちに咲いています。

少し行くと、相馬山への道が左に分かれますので、これに入ります。

相馬山への道は急で、すぐに鉄製のハシゴが現れます。



ハシゴの上に出ると、木の間から赤く広がるヤマツツジが見えました。



途中、所々に石碑や石の祠が祀られています。

榛名山は山麓に榛名神社もあり、昔は信仰の山でした。



そして、着いた山頂には黒髪山神社が鎮座し、石灯籠、石碑、石像などが並んでいます。

あまり広くない山頂にこれらのものがありますので、のんびり休む場所がありません。



展望も関東平野を木々の間から少し眺められるだけです。

急な道を先の分岐まで下り ・・・



ヤマツツジの咲く中を天神峠方面に向かいます。



ヤマツツジが咲く明るく開けた場所に出ると、正面にスルス岩が姿を現します。



そして、振り返ると相馬山です。



この辺りはヤマツツジが多く、その中を進みます。



スルス岩に上がる前に、その下部にある「行人洞」に寄っていきます。

.

かつての行場の跡だと思いますが、昔の人の宗教的情熱には驚きます。

スルス岩は下から見るととても上がれるとは思えないのですが、意外と簡単に上がることができます。



もちろん、岩の上は狭く、沼ノ原側の岩の上には烏天狗の石像があります。 - 後は榛名富士と榛名湖



沼ノ原の一角を赤く染めるヤマツツジも望めます。



奥に薄っすらと見えるのは谷川連峰です。肉眼ではもっとハッキリ見えていたのですが ・・・。



スルス岩からの眺め (クリックで拡大) - 正面は榛名富士



スルス岩からの眺め (クリックで拡大) - 右端に相馬山



スルス岩から下りて、ヤマツツジの咲く中を再び進みます。



見上げると青い空に飛行機雲が ・・・。



榛名湖と(榛名山最高峰の)掃部岳を眺め ・・・



そして、ヤマツツジのトンネルをくぐって進むと ・・・



明るく開けた防火帯に出ます。

ヤマツツジやズミが咲いていて、気持ちのいい場所です。



ヤマツツジと三ツ峰山



赤=ヤマツツジ、白=ズミと雲、青=空、緑=新緑の木々



七曲峠を過ぎ、天目山への登りになると ・・・



次第にヤマツツジの姿は少なくなります。



しっとりとした ・・・



美しい緑の中を進むのもいいです。



氷室山の少し下からは、鬢櫛山と烏帽子ケ岳 ・・・



そして、烏帽子ケ岳と榛名富士が木々の間に望めます。



天神峠までやってくると、そこには大きな石灯籠があります。

塩原太助が寄進したものだそうで、説明は コレ です。



天神峠から榛名湖畔に出て、沼ノ原に向かいます。



沼ノ原から天目山



沼ノ原からスルス岩



沼ノ原から榛名富士

沼ノ原から榛名湖畔に戻って、歩き終わりです。
goo | コメント ( 1 )
 
コメント
 
 
 
Unknown (yamataikabco)
2010-06-08 14:55:25
はじめまして。邪馬台国産の蕪です^^
飛行機雲の写真を探して『ケムトレイル』を多くの人に知ってもらおうとしています。
以前に同じような書き込みをしてしまっていましたら、謝ります。

それはそうと
”山歩”という言葉に妙に感動してしまいました。
撮影は最近ですか?
緑が生い茂って爽快な風景ですね。
緑一杯の夏の山が好きです。

それでは失礼しました。
 
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