- 旭岳/赤岳 -
「権現岳~赤岳(一)」の続きです。
今回の記事の範囲は、権現岳からキレット小屋までです。
歩程【 観音平~編笠山~権現岳~キレット小屋(泊)~赤岳~阿弥陀岳~行者小屋~赤岳鉱泉~美濃戸口 】
権現岳の山頂から三叉路まで戻ってきました。
この三叉路からの展望も素晴らしく、初めて来た時はここが山頂だと錯覚していました。
たまたま、三ツ頭経由で甲斐大泉駅まで下る予定だったので、直ぐに権現岳の山頂が現れ、そこで初めて間違いに気がつきました。
でも、のんびり休息するならここの方が気分がいいと思います。
ですから、ここでも独り静かに少しばかし休憩です。
三叉路から阿弥陀岳・赤岳方面の眺め
さて、三叉路からキレット小屋に向かいます。
三叉路から少し進んで振り返って見た権現岳山頂部
こちらはチシマギキョウ越しの阿弥陀岳・赤岳方面
その先で直ぐに長い鉄の梯子が現れます。
下り口からの梯子
この梯子を通過してしまえば、後は小屋まで展望のいい花の道です。
ムシトリスミレ
ヤマブキショウマ
チシマギキョウ
旭岳と赤岳
途中で振り返って見た権現岳(三叉路とギボシ)
またまた、チシマギキョウ - この日は実にたくさんのチシマギキョウに会いました。
ムカゴトラノオ
ミヤマダイコンソウ
展望と花の ・・・
楽しい道はまだまだ続きます。
シロバナヘビイチゴ
ゴゼンタチバナ
そして、ツルネまでやってくると綺麗なコマクサが姿を現しました。
私はもともとコマクサの花は好きというわけではないのですが ・・・
ここのコマクサは綺麗でした。
そのコマクサたちを前にして少し休息です。
権現岳からは数人の人とすれ違っただけで、思ったより静かでここのコマクサも独り占めでした。
コマクサの咲く砂礫地からの権現岳方面
ツルネからさらに進んだキレット小屋への最後の下りの手前からは、正面に阿弥陀岳から赤岳の山並みがまるで壁のように見えます。
付近には休むのに最適な大きな岩が幾つかあり、その岩の上で再びのんびり休憩です。
休んだ岩の上からの阿弥陀岳・赤岳 (クリックで拡大)
流れる雲の影が移動することにより、赤岳の山肌の表情も刻々と変化します。
その一方で阿弥陀岳の方はあまり変化を感じさせません。
また、遥かに諏訪湖も望むことができます。
陽射しはありますが風があるので暑さはさほど感じません。
独り静かにこんな時間の流れの中にいられるはなんとも贅沢なことだと思います。
さて、いい加減で腰を上げて、キレット小屋に向かいます。
ヤマハハコ
ミヤママンネングサ
キレット小屋に到着です。(到着後、赤岳側からの撮影)
小屋の傍にはコマクサが咲いています。幾つか白花もありました。
また、小屋の前からは天狗岩が望めます。
夕刻巨大な積乱雲が ・・・。
キレット小屋では、水場は枯れていて、自炊には雨水を使用しなければなりませんでした。
また、飲料用にペットボトルが販売されています。
「権現岳~赤岳(三)」に続く