Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

消せるメールは使いづらい?

2007-07-20 20:16:31 | Thinkings
 メールって便利ですよね。

 宛先選んで、本文書いて、はい送信。ディスプレイの前で、携帯を片手に、ほんの数分の作業で相手にメッセージを送れるわけですから。・・・しかしながら、簡単でスピーディーであるが故に、送り先を間違えていることに気づいても後の祭りという落とし穴もあるわけです。

 従来は、送ったことを間違えたというお詫びメールを送るか、すぐに電話して事情を説明するか、そのまま放置してほとぼりが冷めるのを待つか、会ったときにさわやかにとぼけるかなどの対処法しか無かったわけです。

 送ったメールが消せるなら・・・こう思った人は多いと思います。

 で、こういう仕組みなら確かに消せるけど・・・というサービスを@niftyが開始したようです。

誤送メールを取り消せる「消せるメール」機能 - @niftyメール マイコミジャーナル

ニフティは19日、メールサービス「@niftyメール」に、送信したメールを送信先の相手が読む前であれば取り消すことができる「消せるメール」機能を追加した。

 内容を読んでいくと、

1.メールを送るときに「消せるメール」と指定
2.相手が開封済みで無ければ「メッセージが」消せる
3.見る方は、着いたメールのURLにアクセス
4.メッセージの保持期限は90日

・・・グリーディングカードじゃないですか、これって。

 そりゃ、メールはURLの送信だけで、メッセージはwebページとして分離しているわけだから、確かに消せる。でも、このサービスは、メールの持つ利点をいろいろ殺していると思うので、全く魅力を感じないわけですが。

 確かにメールの原理で考えれば、送信した瞬間にサーバーの管轄が変わってしまうわけですから、まっとうなやり方では不可能です。ある意味可能性を示したとも言えるように思いますけれど・・・

 KDDIのホワイトプランではないですが、同キャリアの携帯電話同士でなら、もしかしたら「まっとうな消せるメール」が実現できるかも・・・などと思いましたけど。
 取り消せないから、ちょっと慎重になる。引っ込みがつかないから真剣に向き合う。メールのこれくらいの緊張感は、便利さとのトレードオフということなんでしょうね。


最新の画像もっと見る