Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

新しいiPod Shuffleはさらにシンプル

2009-03-12 19:28:32 | Thinkings

 iPodはポータブルプレイヤーのディファクトスタンダードとして君臨しているわけですけれど、かつては群雄割拠の時代もあったんです。具体的に言うと、まだ512MBのメモリプレイヤーが2万円弱くらいで販売されていた頃のこと。この頃は、iRiverやRio、Sonyも元気でしたし、Creativeも今よりずっと市場影響力があったんです。もっとも、市場自体がそこまで大きくなかったんですけど。

 その折に、当時の半分の値段で衝撃的なデビューを飾ったのが初代iPod Shuffle。10枚入りの板ガムとか、100円ライターくらいの大きさで、iPodの象徴と言える円形のボタンを配置した特徴的なスタイル。1万円を切る安さから当時爆発的に売れ、iPodの名を市場に刻みつけていきました。

 ただ、安さ故に機能的には物足りないこと甚だしく、液晶画面もついていなければ、操作周りもシンプルの極み。よく言えば上位機種との明確な差別化を思い切って行い、且つ常に曲目をシャッフルしてライブラリの一部を持ち歩くという新たなスタイルを提案することで、商品のコンセプトを寄り明確にしたと言えます。そのコンセプトは、これからも守り続けられるみたいです。

新iPod Shuffleは多言語でしゃべるガム型、制御ボタンはイヤフォンコードに移動 Gizmodo

価格8800円(80ドル)、4GB、耳のケーブルんとこにボタンがついてるインラインコントロール採用。聴いてる曲の情報やバッテリー残量を声で知らせてくれる「テキスト読み上げ機能(text-to-speech/TTS)」も装備しました。

 Product Image

 画像はApple Storeから。第3世代のShuffleは、これまた無くしそうに小さいガム型・・・と言うにはちょっと小さいストレート型で、大きさは小指の第二関節までくらい。第2世代のクリップ型から大きく様変わりしましたね。

 曲名のテキスト読み上げには心引かれるものがありますが、それよりも気になったのは、本体から操作ボタンまで無くしてしまったという割り切り方です。本体だけでできることと言えば電源とシャッフル再生かリピート再生を切り替えることだけ。後の操作はすべてイヤフォンにくっついているリモコンにて行います。ですので、基本的には付属のイヤフォンか、その独自仕様に追従したサードパーティ製のイヤフォンしか使うことはできず、お気に入りのイヤフォン、ヘッドフォン、オーディオのAUXにつなぐためには別途アダプタが必要になります・・・と、ちょっとここまでとんがられると、私的には敬遠しちゃいますね・・・ここまで小さくしているのなら、むしろ本体自体がリモコンとして機能すると言うことでも問題ないような気がしますし、事実、第2世代のShuffleや他社製のプレイヤーはそのような方向性なわけですから。

 デザインがかっこいいのは認めますけど、ちょっと私的には無いな、と思います。今のnanoも、前のデザインの方が良かったかな?って思うし・・・あ、touchはスキですけどね!



最新の画像もっと見る