今年は早い

富士山仲間の間ではずいぶん前から話題になっていましたが・・・富士山の雪が融けるのがいつもの年に比べてずいぶん早いようですね。

確かに今の時期でこんなに黒々とした地肌が見えているのは賢パパの記憶にはありませんよ。（4月26日撮影）


記憶ではあてになりませんので記録の方を確認しましょうかね。

ここ何年かの今頃の富士山の写真を見ると・・・これが2012年の4月15日で


その翌年の4月27日がこれで


こちらが去年の4月28日ですから・・・確かに今年は雪が異常に少ない。


ならば1ヶ月前はどうだったかと言いますと・・・これが今年の3月26日で


こちらが2012年の3月27日ですからほとんど変わりがありませんね。


ではなぜ今年は雪が少ないのか？

4月は天気の悪い日が多かった割には富士山には雪があまり降らなかったようですね。

これは「春先になり冬型が緩んで、 太平洋南岸を低気圧が通過する」と言う富士山に雪を降らせる典型的なパターンが少なかったと言うことなんでしょうかねぇ。

例えば2013年をご覧ください。

3月19日の時点ではこんなに少なかったのに


その後の積雪により4月8日にはこんなに真っ白。


5月に雪が降るのは珍しくない富士山ですから・・・もう一度真っ白な雪化粧が見られないとは言い切れません。

ただですねぇ、こちらのデータをご覧ください。

一昨日4月28日の富士山頂の気温ですが・・・＋1.3℃もありました。


去年のデータを見てみますと初めてプラスになったのが5月の15日ですから今年は去年より2週間以上も早い。


地肌が露出していますから地温はどんどん上がります。

となると・・・これから降ったとしてもすぐに融けてしまうのかも知れませんよね～。

その富士山ですが、昨日の早朝に山頂からメールをくださった富士友はやはり一旦下山してからもう一回登ったようで、昼飯を食べている所に山頂定期便が届きました。


山頂で賢パパの友達に遭遇したそうでこんな一枚が送られて来ましたよ。（提供は「呑んだくれ登山隊」のちぷ隊長です）


こんな写真を見せられると思わず行きたくなっちゃいますが・・・腰が良くならないことにはね～。