黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山

バラ園の仕事をする賢パパが愛犬の黒ラブ賢と飼い主の賢パパ&賢ママの日常をつづります。

予定を変更して浜石岳(「アクシデントでコース変更」編)

2016-12-03 14:25:10 | 登山・ハイキング
今日は怪我の状況を心配してくださっている方がおられるかと思いまして2回目の更新です・

思わぬアクシデントが発生したことはこのブログの最後に書いた「予告編」で紹介済みです。

そのアクシデント言うのがこんな「流血の惨事」なんですが・・・賢パパずいぶん冷静にその時の状況を振り返る事が出来る。


前のブログにも書いたように通過点の目安となる「野外活動センター」までの所要時間が今までで一二を争うぐらいの短時間だった。

これに気を良くした賢パパは頂上までの残りのコースで更なるスピードアップを図りました。

で、さった峠からの登山道に合流するまでの緩やかなトラバース道で一気に加速。

平坦な舗装道を歩くぐらいのスピードで登山道を歩いている時に「それ」は起こった。

地面に着いた右足を前に出そうとするとつま先が何かに引っかかった。

これが登り坂でのことならどうと言うことはありませんが時速にして6Kmぐらいで歩いている時ですからたまったものではありませんよ。

いきなり右足が引っ張られたけど「慣性の法則」があるので突然固定された右足以外はまっすぐ先へ進んで行こうとします。

しかし、右足は一点に固定されてしまったため前に進むことが出来ない上体は前方に落ちる。

悪い時には悪いことが重なるもので賢パパが引っかかった場所と言うのが小さな沢のすぐ手前でその沢には1mか2m程度の小さな木の橋が架けられていました。

えぇ、その橋が進行方向に向かって真っすぐに架けられていたのならまだ救いはあった。

その橋の上にばったりと手をついて倒れる事が出来ましたからねぇ。

ところが運の悪いことにその橋は進行方向に向かって左斜め方向に曲がっていたのでした。

慣性の法則により進行方向に向かって倒れた賢パパの前に待ち構えていたのは浸食防止のため樹脂製の側溝がかぶせられた沢とその向こう岸の藪。

スローモーションのように落ちる賢パパは何とか手がかりになるようなものをつかもうと必死だったのですが、残念なことに手がかりは見つからず。

頭から側溝の中に落ち、その勢いで前転をして背中から着地。

ここからの賢パパは自分でもびっくりするぐらいの冷静さでこれから起こす行動の優先順位を付けました。

まずは顔面から滴り落ちている血を止めるのが最優先で・・・これはタオルでしばらく押さえていると痛みはあるものの出血はほとんどなくなりました。

次に行ったのはザックのポケットに入れて来たこの二本の缶チューハイです。


衝撃でポケットから飛び出していないかの確認をしました・・・が、有無の確認だけだったのが失敗で後でそれを後悔することに。

その次がどこかに吹っ飛んでしまったメガネの捜索。

側溝が樹脂製で表面が滑らかだったので急傾斜を下ってずっと下の方まで行ってしまったかとも思いましたがダメ元で側溝の中に下りて探すと上手いこと引っかかっていてくれたので回収する事が出来た。

ただし、右のレンズはどこかに吹っ飛んでしまってこんな状態で見つかった。


それでもこの後しばらくは山道を歩かなくてはいけないので「にわかめくら」になるよりは片方だけでもあったほうがましと言うことでレンズのない右目はつぶって・・・左目だけで歩きました。


お陰で何とか無事(でもないか)頂上に到着して・・・期待通りの日本一を写真に収め


楽しみにしていたこれは有無の確認だけで傷のチェックを怠ったおかげでピンホールから半分ほどが漏れちゃっていました。(涙)


日本一を眺めながらお湯を沸かして


定番のこれをいただいたらしばらく景色を眺めてのんびりいたしまして


最初の予定では今までに一度も歩いたことのない「立花」コースを下るつもりでいたのですが目が不自由とあってはとても無理。

仕方がないので予定を変更してメガネがなくても大丈夫なこちらの農道で下りました。


こっちはこっちでずっと下の方までこんな日本一の姿を見ながら歩く事が出来るので悪くはないんですがねぇ。


そんなこんなで色々ありましたが何とか無事に帰還を果たして帰宅後は例によって一人打ち上げ。


そうそう、ケガをした部位なんですが・・・あと数センチ狂っていたら右目を直撃でしたよ。


不幸中の幸いとはまさにこのことでありますな。

予定を変更して浜石岳(「順調な登り」編)

2016-12-03 04:28:43 | 登山・ハイキング
昨日は朝から一日中好天の予報だったので仕事から帰った後でハイキングを予定していました。

仕事が終わってから一旦帰宅して出直すのであまり遠くまで行くことは出来ない。

と言うことは候補として浮かぶのは日本平か梶原山あたり。

朝、仕事場に向かう時にちょっとだけ寄り道をして日本一の様子を見ると・・・雲一つないこの晴れ姿であります。


この富士山を見て行先は日本平に決定ですな。

ところが・・・です。

花切りの作業を終えた所で園長に今週の休みについて相談すると・・・土曜日は出て欲しいとのことでその時に花切りの後で芽欠きの作業をしてもらえるならこれで早上りしても良いとおっしゃる。

有難くお受けして家に帰るとまだ8時半を少しだけ回ったぐらいの時間ぢゃまいか。

これでハイキングの行き先はあっさり日本平から浜石岳に変更となりまして・・・準備が出来たらレッツゴー。

駅に着くとあいにく9時14分の上りが出たばっかりで・・・次の電車が来るまで18分も待たなくてはいけない。

よっぽど目的地を再変更して日本平に向かおうとも考えたんですが時刻表を見て良いことを思いついた。

6分待ちで興津行きがあるのでそれに乗って一旦興津まで行っておきます。


そうすればここであと12分待てば良いだけなのでひとつの駅で18分も待つよりは気分的に違いますよ。

それでも12分の待ち時間がずいぶん長く感じられて・・・持って来たこれを飲んじゃおうかと考えたのはナイショです。


何とか無事にスタートの由比駅に着いて・・・早速歩き始めますが日本一がくっきりですな。


毎回気になって仕方がないこの看板ですが・・・先を急ぐためこの日もやむを得ずスルーしました。


10分も歩くと体が温まって来たので長袖を脱いで半袖一枚になり


スタートから25分ほどで第一休憩所を通過~


いつもより速いペースで野外センターに到着して


故障中の双眼鏡ですがご覧の通りバッチリ見える。


ここで気を良くして頂上までのベストタイムの更新を狙ったのが間違いのもとで・・・後でひどい目に遭わされるとも知らずに紅葉を愛でる。


ここからはもうほとんど横歩きのコースで最後の5分かもうちょっとだけ登りがあるぐらいなのでスピードを上げた。

それが裏目と出てこの後思わぬアクシデント発生であります。

ちょっとだけ予告編で・・・明日さ続ぐ。