時を少々遡りまして5月20日、家事都合で緊急帰省した際、どうせこの機会だからと強引に予定をねじりこみ、セパ12球団の中でフランチャイズ未踏破のままの球場のひとつである、ナゴヤドームのドラゴンズ対ライオンズ戦を観戦してまいりましたので、そのときの様子をば。
86歳4カ月対決は勝敗つかず…西口好投も西武中継ぎ陣が崩壊 - スポニチアネックス
悪夢の8回…岡本篤 中継ぎで3敗目に2軍落ち - スポニチアネックス
[ニッカン式スコア]
猫:西口、●岡本篤(3敗)、ウィリアムス、大石=炭谷
竜:山本昌、ソーサ、○小林正(1勝)、田島、S岩瀬(1敗16S)=谷繁
HR おかわり4杯目
審判:牧田、橘高、川口、本田
前夜、母親と金山のホテルに投宿したならば、このまま帰るのはなんとなくもったいない。
午前中の新幹線で母親とともに帰宅していたならば、新横浜で途中下車して横浜球場の横浜対ロッテ戦にも行くことができたが、横浜球場は何度も行っているのに、金山から地下鉄で行けるナゴヤドームには、ゆとりーとラインに乗ってドームの概観を何度か見たことはあっても中に入ったことはなかったし、ましてや野球観戦もしたことがなかったので、折りよく今日は西武戦ということで、午前中に金山駅で母親を見送り、こちらは少々の寄り道の後にナゴヤドームへ。
ちなみにセパ12球団本拠地巡礼の足取りは、以下の通り。
札幌ドーム:未踏破
Kスタ宮城;2005年(県営宮城球場は2002年)
西武ドーム:1996年(西武球場時代)
神宮:1996年
東京ドーム(G):1996年
東京ドーム(F):1994年
千葉マリン:1996年
横浜球場:2002年
ナゴヤドーム:2012年
大阪ドーム:1998年(近鉄時代)
(神戸:1999年)
(西宮:1986年)
甲子園:1987年
マツダ:未踏破(旧広島市民は2002年)
福岡ドーム:2002年
このうちマツダスタジアムは、昨年久留米から岡山への「さくら」車中で車窓から球場自体は眺めているので、近いうちに必ずや踏破したいところ。
札幌が未踏破のまま残っていて、2007年プレーオフ最終戦で行こうかどうか迷って結局仕事の勘案もあって行けずじまいになったのが悔やまれる。というより北海道は1988年以来、実に24年も御無沙汰。北海道も早く足を記しておきたい。
そんなわけで少々の寄り道の後、未乗区間として残っていた、名古屋市営地下鉄名城線茶屋が坂~大曽根間(左回り)を乗り潰しつつ、ナゴヤドーム前矢田に到着。
地下鉄のナゴヤドーム前矢田駅とナゴヤドームは、地下の長い連絡通路とエスカレーターと高架歩道でダイレクトに結ばれており、野球客が大挙道路を横断して交通を遮断せずにすむような設計になっている。
改札を出ておよそ5分ほど、右手にイオンモールナゴヤドーム前矢田店を見ながら、ナゴヤドームに到着。
ドアラさんとシャオロン、パオロンが歓迎してくれます。
まずはチケットブースで当日券の購入。
1階席は外野以外のほとんどの席種が残っているのだが、いろいろ勘案して、5階席パノラマAの3塁側を選択。前売、当日とも2500円。
これがパノラマBを選択すると外野側になり、外野のはるか彼方からフィールドを見下ろす位置関係になるが、当然のことながらこの席種が一番安くて1500円。この1000円の差が、野球観戦の臨場感の多少に直結してくるのである。
どちらのファンでもないのだから1塁側か3塁側かは問わないし、人口密度が少ない席とあれば、そりゃもう3塁側を選ぶのはある意味自然の成り行きw
これが内野1階席だと、B指定でも3800円。プラス1300円で目線がフィールドに近くなり、かつ人口密度も知れたものにはなるのだが…。
今でこそナゴヤドームはネット裏のシーズンシート以外は1階席も普通に一般売りされているのだが、21世紀に入る頃までは、ナゴヤドームの1階内野席は全てがシーズンシートだったというのだから恐ろしい。
外野席もシーズンシートが導入されており、1階席で一般売りされるのは、ごく一部のエリアの外野指定席と、ライト、レフト側にほんの申し訳程度に設定されていた外野自由席だけ。レフト側の外野自由席など、外野応援派のビジターファンとドラゴンズファン双方がそこをめがけてチケットを取り合うのだから、チケット争奪戦の熾烈さなど推して知るべし。
交流戦が始まっても、ナゴヤドームの外野席がビジターエリアの設定を長らくしてこなかった背景には、このような時代の推移も理由の一つとしてあったのである。
っていうか、当日券売場の至近距離にチアドラゴンズやドアラたちのパフォーマンスステージが設置されていて、チケットブースの真横にステージのスピーカーが置かれているのでうるせえったらありゃしねえ。
あれ、チケットブースは場所を考えた方がいいと思うよ。若い人達同士ならいいけれど、お年寄りなんかチケットブースの係員の話なんて聞こえないぞ、あれ。
そんなわけで、ナゴヤドームでございますよう。
うわああああああああいいいいいいいいいいナゴヤドーム広えええええええええええええええ
福岡ドームも十分広いけれど、ナゴヤドームも広いなこりゃ。
広いと感じるのは、ナゴヤドームの5階席からフィールド上を眺めているから、フィールドまでの高さと屋根の高さをより感じられるからというのも理由の一つではないかと思う。ドームでこれだけの高さを感じることが出来るのは大阪ドームもそうだけれど、大阪ドームではこれほど広々と感じることはなかったしねえ…。
落合前監督の置き土産、ナゴヤドーム名物の、天井まで立っている外野ポール。
屋根が高くって、や~ね~。
しっかし、写真ではこの高さを表現することがどうにもできなかったので撮影は諦めたのだが、パノラマ席の階段が急すぎる((((;゜Д゜)))))))
これは家族サービスでおじいちゃんおばあちゃんを連れて来るのはちと厳しい場所。
なにせ階段の一段一段が高いから、間違って踏み外そうものなら…。
大阪球場も真っ青の段差ですわな((((;゜Д゜)))))))
いや、5階席まではエスカレーターで上れる構造になっているので5階席までは優しいが、スタンド内の自席までどう戻るかが問題で。
そう考えると、マリンの2階席は、エスカレーターなんかないけれど段差はさほどでもなく、ある意味運動にもなって人に優しい設計なのね…などと妙に納得してみたり。
スタンド内や外周通路をいろいろ探検していくうちに、試合開始30分前、
グラウンド内ではオープニングアクトが始まりました。
今日はライオンズのレオも仕事遊びにきてくれました。
ドアラさんがいろいろちょっかいを出してますw
そんなわけで本日のスタメンであります。
西口と山本昌の超ベテラン対決。
山本昌さんは生で観戦するのは2010年のマリンでの日本シリーズ以来ということになりますかの。
ドラゴンズは先発捕手はODA。
さてどうなりますやら。
序盤の山本昌の立ち上がりが不安定で、栗山をまず四球、片岡送りバント、一人倒れて中村四球と、立ち上がりに2死1、2塁のピンチを作るも、そこは百戦錬磨の山本昌、しっかり後続を断って0点に抑えると、2回、3回といずれも3人で斬ってとる。
対する西口は無難な立ち上がり。
2回に1死からブランコにレフト前ヒットを与えるものの、序盤はこの1安打のみに抑え、山本昌は結果的に3回ノーヒット、西口は1安打と、序盤からして早くも投手戦の様相。
試合が動いたのは4回表。
先頭中島がレフト前で出塁すると、中島はすかさず盗塁を試みて無死2塁。
バッターはハマスタでついに長すぎる冬眠から目覚めたように思えるおかわり中村。
山本昌の失投を逃さず、当たりは5階席から見ていても全く文句のつけようがない、まさしく「打った瞬間」の弾丸アーチを、レフトスタンドのドラゴンズファン辺りが座っていそうな場所にぶち込んで2-0と先制。
おかわりは完全に目覚めた!
この後秋山、ヘルマンと連打で出塁、原が送りバントを決め、ともすれば大量得点のチャンスでもあったが、炭谷は一塁線を襲う痛烈なライナーがアンラッキーなことにファーストブランコのグラブの中、続く西口も三振に終わり、西武の先制点は2点に終わる。
ところで。
野球場に来たからには、野球を肴にビールが飲みたいとビールを所望いたしましたら、5階席はガタイのいい兄さん達の元気な掛け声が響く、500缶のビールとチューハイの販売しかないんですな。
1階席だと生樽のビールも販売しているようだけれど、さすがにこの段差、この高さでは樽を背負って売り歩くのは危険なことこの上ないのだろう。
缶を載せる弁当箱をかつぐ兄さん達も、下段エリアの客に届ける際は、弁当箱を通路に置いて缶を紙コップに移し、注いだ紙コップをやおら階段を下りて渡す方式なんですな。この段差だと、弁当箱を担いだまま階段を下りれば、下手にもんどりうってこけたらそれこそ…((((;゜Д゜)))))))
場内料として仕方ないと割り切りたい部分もあるけれど、500缶のビールの立ち売りが650円って…(・・;)
でもまあ、他球場を考えたらこんなもんか。売店で売られている生は750円だし、それでも東京ドームに比べたら50円安いし、生の価格でいえば、神宮と差はないわけで。それに神宮だと、生を売る馴染みの売り子さんがいなければまず瓶ビール(450円)を買うしな(^^;)
余談ついでにもう一丁。
このパノラマ席の入りを写真でご覧いただければお分かりなんですが、1塁側と3塁側とでは、人口密度がくっきり違うんですな。
上の写真はネット裏5階席で、スコアボードより左手側が1塁側、手前側が3塁側なのだけれど、席の埋まり方が全く違うのにはびっくり。
3塁側のほうが圧倒的に楽ですなあ。
中日ファンの方は迷わず1塁側を選ぶんでしょうが。
4回表以降は特に動きがなく、6回裏のドラゴンズが西口を捕まえかけ、小田の代打福田をショートゴロに斬って取った後、山本昌の代打堂上剛裕が2ベースを打ち1死2塁とするも、続く大島の当たりがセカンドライナー、ランナー剛裕は打球を全く見ることもなく3塁めがけて突進していたので戻りえずダブルプレー、反撃の芽を潰してしまったが、おそらくギャンブルスタートだったのかと。でなければ、打球に目もくれず3塁めがけて突進するはずがないんで。
試合もいよいよ終盤7回。
中日は山本昌に代打を送ったのでピッチャーソーサ。
7回表のライオンズも、6回裏のドラゴンズ同様1死から投手を攻め、前の打席で痛烈なライナーがモロにブランコの真っ正面で天を仰いだ扇の要炭谷が2ベースを放って1死2塁。
ここでバッターは西口。
今思えばここが勝負の肝だったか。
西口に対して西武ベンチは送りバントで2死3塁という態勢を良しとせず、打たせる作戦。
これが4点5点離れているのなら、とりあえず立たせるだけ立たせておいて栗山勝負という算段も考えられるのだろうが、西口に送りバントを指令せず。ということは即ち、もう1点を積極的には狙っていないという意味合いにも思えてしまうのである。
もちろん西口が打ってくれれば1死1、3塁、当たり所がよければ炭谷が帰ってくる場面であり、西武サイドからすれば、よりチャンスを広げて1、2、3番で迎え入れたかったという腹積もりだったのだろう。
まあ、普段投手が打席に立たないパリーグで1死2塁で投手の打席。
打たせて1死1、3塁とするか、アウトカウントを犠牲にしてでも2死3塁として栗山を迎えるか、どちらがより確実な作戦か…という話にはなろうかと思う。
結局西口は三振。トップに返って栗山もセンターフライに倒れ、ダメ押しともなる追加点のチャンスを逸してしまう。
水木一郎兄貴の「燃えよドラゴンズ」が流れてドラゴンズのラッキーセブン。
6回裏の攻撃で西口攻略の糸口を掴んだか、ドラゴンズがじわじわと反撃を開始する。
まず先頭荒木がセンター前、一人倒れて森野四球で1死1、2塁のチャンス。
続くブランコの当たりはレフト前も、ここは1死なので本塁突入は当然自重で1死満塁。
途端にばたばたしだすライオンズベンチ。
続く井端がしっかりライトに犠牲フライを放ちまず1点。なおも2死1、2塁のピンチ。
スタメン野本がなぜか4回あたりで下げられライトに入っていた藤井は3塁へのファウルフライに倒れ3アウトも、西口がいっぱいいっぱいなのは素人目に見ても明らかで、これはもう継投勝負に行かざるを得ない。
そう。西武の継投勝負。
今の西武には磐石のセットアッパー、守護神は存在せず、先発で不調だった涌井が、ほぼ先発失格を言い渡される形で抑えに回っているのが現状。
さて、まず間違いなく西武が出るであろう継投勝負が吉と出るのか、凶と出るのか。
7回裏が終わると、ナゴヤドームではバク転対決が行われます。
レオは成功してこの態勢。
さてドアラは。
この体勢を見ただけで皆まで書く必要は(ry
このバク転対決は、この後起こる、誰もが想像もしていなかった悲劇への、序章でしかなかった。
得点は2-1でライオンズのリードで迎えた、8回裏のドラゴンズの攻撃。
ライオンズのピッチャーは、やはり西口から岡本篤志にスイッチ。
この回ドラゴンズの先頭は、小田の代打で途中から捕手に入っている福田。
カウント2-2からの渾身のストレートがボール判定。
そして福田に投じたラストボールが福田の腕に当たりデッドボール。
傍から見ていれば福田がスイングに行っているようにも見えたが判定はデッドボール。誰も何も抗議に行かなかったので、ベンチとしてはスイングとは見ていなかったのかもしれない。
この2つの判定で岡本篤が動揺したのか。
続いては代打の真打登場、仙台から名古屋に戻ってきた山崎武で場内がどっと沸く。
山崎武もライト前で続き無死1、2塁。
…焦げ臭くなってまいりました(・・;)
続く大島は当然100%送りバントの場面だったが正面に行きすぎ岡本の前。
岡本が3塁へ放って3塁封殺、1死1、2塁。
…ここまでは岡本のペースだと思った。
100%送りバントの場面で3塁を封殺しアウトを一つとれたのだから、ランナーが貯まっているとしても一息つける場面。ここは押して行けばゲッツーも取れるところ。慎重に攻めたい岡本。
2番荒木は、内角を思いっきり詰まらせたかかなり窮屈なバッティングでピッチャーゴロ。岡本は一瞬3塁を見たが、打球が死んでいるのが災いして3塁は刺せそうにない。ここは1塁に転送して2死2、3塁としたいところ…。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああどこ投げてんだお前ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
なんとなんと岡本が1塁へとんでもない悪送球。
2塁ランナーが労せずして帰り同点…。
なんということだ…。
この場面だけは、あたしは「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」と叫んだっきり、次の句が告げられませんでした。
打たれて同点なら仕方ないけれど、岡本篤志の独り相撲で、好投西口の勝ち星を消してしまった現実に、どちらよりで見ていたわけでもないのに唖然呆然。
状況は同点だけれども、こうなってははっきり言って多勢に無勢。
ベンチはここで岡本篤志を諦めてウィリアムスを投入するも時既に遅し。
森野倒れるも2死2、3塁で和田。
外野は前進守備。
渾身の力をこめた和田の一振りは、前進守備の外野陣をあざ笑うかのごとく右中間に抜ける3塁打で逆転…。
後は野となれ山となれ。
ブランコ井端とつるべ打ち、藤井四球で打者一巡、気がつけば福田の代走に入っていた英智、山崎武の代走岩崎達郎にまで打順が巡る有様。
ちなみにこの場合、この段階では次のイニングの守備位置がまだ決まっていないため、場内アナウンスは「バッターは、英智(岩崎達郎)」という形になります。このときは両方とも打順は言っていなかったはず。
そしてライオンズはウィリアムスも諦めて大石を投入。
期待の投手を敗戦処理で肩慣らしの試運転というところだろうか。
結局この回5点を取ってドラゴンズ大逆転。
となればあとは9回表を締めるだけ。
4点差があるので岩瀬を出すまでもなく、交流戦前までデビュー以来防御率0.00を誇っていた期待のルーキー田島が登板。福田に代走が出た関係で、英智がそのまま入りレフト、岩崎達郎がサード、サードの森野がファースト、殊勲の決勝打5番レフト和田に替わって谷繁が入りキャッチャー、6番ファーストブランコに替わってピッチャー田島と、布陣を大きく変えてあとは締めるのみ。
…。
……。
( ´Д`)y━・~~締まらねえなあ田島くん…。
簡単に2死を取り、ライトスタンドから「あと一人」、「あと一球」コール(ちなみに筆者は「勝負は下駄を履くまでまったく分からない」という観点から、このコールが大っ嫌いである)が沸き起こる中、炭谷の代打嶋、大石の代打上本と連続安打を許し、2死ながら1、2塁。
ランナーが貯まってセーブがつく場面になり、ドラゴンズベンチはやおら岩瀬投入。
岩瀬は栗山を簡単にショートゴロに斬って取り試合終了。
( ´Д`)y━・~~
西武の中継ぎ恐ろしや…。
えらい試合を見てしまった印象。
序盤の山本昌と西口の投げあいを見ている限り、こんな展開が待ち受けようとは正直思わなかった。もちろん、西武の中継ぎが弱点であることは重々承知していたので、「西武が中継ぎ勝負に出たら分からんぞ」とは思っていたが、それにしても…。
しかしながらこの試合、僕は勝負の鍵は岡本篤志投入ではなく、その前のイニングの西口に対するベンチの攻撃指示ではなかったかと思っている。
リードしているあの場面で、ダメ押しとなる1点を積極的に取りに行かなかったことが、結果一つのミスからバタバタになってしまったのではないかな…と考えるのである。
この試合の投球内容がナベQの逆鱗に触れたようで、即座に浅村とともに2軍降格を通告されてしまった岡本篤志だが、もちろん岡本篤志の独り相撲でみすみす相手に流れを渡してしまった点は大きいとは思うが、この敗戦を岡本篤志だけに責任を押し付けるのはいかがなものかと思うし、本当に首脳陣が岡本篤志をセットアッパーとして信頼を寄せるのなら、もう少し使い方があるのではなかっただろうか…と思うのだ。セットアッパーにしても抑えにしても、ダメだったからといって簡単にスペアが用意できるほどのポジションではあるまい。
ならばなおのこと、終盤7回でのチャンスで追加点を取りにいけなかったかな…と僕は考える。
まあ…ねえ。
「明日はわが身」とはいうけれど、その昔ロッテも中継ぎ抑えが不在、先発も4枚で回していた時期があっただけに、埋もれかけていた昔の記憶を揺り動かされるような試合でもあった。
ちなみに帰りは歩いてJR大曽根駅へ出て、中央西線で名古屋へ出るつもりだったのだけれど、イオンモールナゴヤドーム前矢田とナゴヤドームの位置関係を勘違いし、90度違う方向へ出てしまったようで、西へ歩くつもりが南へ歩いていたという大失態。
気がつけば萱場の交差点(・・;)
しかし、この通りに基幹2号系統のバスが走っているのを思い出したので、古出来町から栄行き名古屋市営バスで栄へ出て、地下鉄経由で名古屋へ。
この基幹2号系統は栄行きの他、市営バスは名古屋駅行きがおよそ20分毎、、名鉄バスは名鉄バスセンターまでの便も頻発運転されていて、名古屋駅へ出るなら名鉄バスセンター行きに乗ってしまえばよかったのだが、いつ来るかが分からなかったし、試合終了後とあって混んでいたらげんなりするので、空いていた栄行きに乗って名古屋へ。
名古屋からは自由席と決めていたので、18時半前の「こだま」でゆっくり帰ろうと思っていたのだが、思いがけず自由席が空いている「のぞみ」が来たので飛び乗って、ケータイの充電をしつつ帰宅したのでありました。
86歳4カ月対決は勝敗つかず…西口好投も西武中継ぎ陣が崩壊 - スポニチアネックス
中日が逆転で連勝した。計86歳4カ月の「交流戦最高齢対決」と注目された中日・山本昌(46歳9カ月)と西武・西口(39歳7カ月)の投げ合いは、どちらにも勝敗がつかなかった。
西口は6回まで三塁を踏ませない投球。7回には1死満塁のピンチを招いたが、6番・井端の右犠飛による1点だけに抑え、7回4安打1失点の好投。勝利投手の権利を持って中継ぎ陣に後を託した。
しかし、今季不安だらけの中継ぎ陣がこの日も崩壊。2番手・岡本篤は1点リードの8回に登板。死球と安打で1死一、二塁のピンチを招き、2番・荒木のボテボテの投ゴロを一塁に大暴投。二塁走者が生還して2―2の同点となり、西口の勝利が消えた。
なおも西武のピンチは続き、3番手ウィリアムスが2死二、三塁から3連打で3失点。四死球、失策も絡みこの回5点を失った。
山本昌は4回に西武の中村に4号2ランを浴びたが、6回4安打2失点と踏ん張り、3番手の小林正が今季初勝利を挙げた。
悪夢の8回…岡本篤 中継ぎで3敗目に2軍落ち - スポニチアネックス
逃げ切りを図った西武にとって悪夢のような8回だった。2番手の岡本篤が死球、安打で1死一、二塁のピンチを招き、荒木の投ゴロを一塁へ悪送球。2―2となり、後を受けたウィリアムスも和田の三塁打など3安打を浴びた。
この日が31歳の誕生日だった岡本篤は「言い訳はない。自分のミス」と言葉少な。中継ぎの柱と期待されているが、早くも3敗目が付いた。険しい表情の渡辺監督は「セットアッパーの体をなしていない。何度も試合をつぶしている。我慢の限界」と2軍との入れ替えを決めた。
[ニッカン式スコア]
猫:西口、●岡本篤(3敗)、ウィリアムス、大石=炭谷
竜:山本昌、ソーサ、○小林正(1勝)、田島、S岩瀬(1敗16S)=谷繁
HR おかわり4杯目
審判:牧田、橘高、川口、本田
前夜、母親と金山のホテルに投宿したならば、このまま帰るのはなんとなくもったいない。
午前中の新幹線で母親とともに帰宅していたならば、新横浜で途中下車して横浜球場の横浜対ロッテ戦にも行くことができたが、横浜球場は何度も行っているのに、金山から地下鉄で行けるナゴヤドームには、ゆとりーとラインに乗ってドームの概観を何度か見たことはあっても中に入ったことはなかったし、ましてや野球観戦もしたことがなかったので、折りよく今日は西武戦ということで、午前中に金山駅で母親を見送り、こちらは少々の寄り道の後にナゴヤドームへ。
ちなみにセパ12球団本拠地巡礼の足取りは、以下の通り。
札幌ドーム:未踏破
Kスタ宮城;2005年(県営宮城球場は2002年)
西武ドーム:1996年(西武球場時代)
神宮:1996年
東京ドーム(G):1996年
東京ドーム(F):1994年
千葉マリン:1996年
横浜球場:2002年
ナゴヤドーム:2012年
大阪ドーム:1998年(近鉄時代)
(神戸:1999年)
(西宮:1986年)
甲子園:1987年
マツダ:未踏破(旧広島市民は2002年)
福岡ドーム:2002年
このうちマツダスタジアムは、昨年久留米から岡山への「さくら」車中で車窓から球場自体は眺めているので、近いうちに必ずや踏破したいところ。
札幌が未踏破のまま残っていて、2007年プレーオフ最終戦で行こうかどうか迷って結局仕事の勘案もあって行けずじまいになったのが悔やまれる。というより北海道は1988年以来、実に24年も御無沙汰。北海道も早く足を記しておきたい。
そんなわけで少々の寄り道の後、未乗区間として残っていた、名古屋市営地下鉄名城線茶屋が坂~大曽根間(左回り)を乗り潰しつつ、ナゴヤドーム前矢田に到着。
地下鉄のナゴヤドーム前矢田駅とナゴヤドームは、地下の長い連絡通路とエスカレーターと高架歩道でダイレクトに結ばれており、野球客が大挙道路を横断して交通を遮断せずにすむような設計になっている。
改札を出ておよそ5分ほど、右手にイオンモールナゴヤドーム前矢田店を見ながら、ナゴヤドームに到着。
ドアラさんとシャオロン、パオロンが歓迎してくれます。
まずはチケットブースで当日券の購入。
1階席は外野以外のほとんどの席種が残っているのだが、いろいろ勘案して、5階席パノラマAの3塁側を選択。前売、当日とも2500円。
これがパノラマBを選択すると外野側になり、外野のはるか彼方からフィールドを見下ろす位置関係になるが、当然のことながらこの席種が一番安くて1500円。この1000円の差が、野球観戦の臨場感の多少に直結してくるのである。
どちらのファンでもないのだから1塁側か3塁側かは問わないし、人口密度が少ない席とあれば、そりゃもう3塁側を選ぶのはある意味自然の成り行きw
これが内野1階席だと、B指定でも3800円。プラス1300円で目線がフィールドに近くなり、かつ人口密度も知れたものにはなるのだが…。
今でこそナゴヤドームはネット裏のシーズンシート以外は1階席も普通に一般売りされているのだが、21世紀に入る頃までは、ナゴヤドームの1階内野席は全てがシーズンシートだったというのだから恐ろしい。
外野席もシーズンシートが導入されており、1階席で一般売りされるのは、ごく一部のエリアの外野指定席と、ライト、レフト側にほんの申し訳程度に設定されていた外野自由席だけ。レフト側の外野自由席など、外野応援派のビジターファンとドラゴンズファン双方がそこをめがけてチケットを取り合うのだから、チケット争奪戦の熾烈さなど推して知るべし。
交流戦が始まっても、ナゴヤドームの外野席がビジターエリアの設定を長らくしてこなかった背景には、このような時代の推移も理由の一つとしてあったのである。
っていうか、当日券売場の至近距離にチアドラゴンズやドアラたちのパフォーマンスステージが設置されていて、チケットブースの真横にステージのスピーカーが置かれているのでうるせえったらありゃしねえ。
あれ、チケットブースは場所を考えた方がいいと思うよ。若い人達同士ならいいけれど、お年寄りなんかチケットブースの係員の話なんて聞こえないぞ、あれ。
そんなわけで、ナゴヤドームでございますよう。
うわああああああああいいいいいいいいいいナゴヤドーム広えええええええええええええええ
福岡ドームも十分広いけれど、ナゴヤドームも広いなこりゃ。
広いと感じるのは、ナゴヤドームの5階席からフィールド上を眺めているから、フィールドまでの高さと屋根の高さをより感じられるからというのも理由の一つではないかと思う。ドームでこれだけの高さを感じることが出来るのは大阪ドームもそうだけれど、大阪ドームではこれほど広々と感じることはなかったしねえ…。
落合前監督の置き土産、ナゴヤドーム名物の、天井まで立っている外野ポール。
屋根が高くって、や~ね~。
しっかし、写真ではこの高さを表現することがどうにもできなかったので撮影は諦めたのだが、パノラマ席の階段が急すぎる((((;゜Д゜)))))))
これは家族サービスでおじいちゃんおばあちゃんを連れて来るのはちと厳しい場所。
なにせ階段の一段一段が高いから、間違って踏み外そうものなら…。
大阪球場も真っ青の段差ですわな((((;゜Д゜)))))))
いや、5階席まではエスカレーターで上れる構造になっているので5階席までは優しいが、スタンド内の自席までどう戻るかが問題で。
そう考えると、マリンの2階席は、エスカレーターなんかないけれど段差はさほどでもなく、ある意味運動にもなって人に優しい設計なのね…などと妙に納得してみたり。
スタンド内や外周通路をいろいろ探検していくうちに、試合開始30分前、
グラウンド内ではオープニングアクトが始まりました。
今日はライオンズのレオも
ドアラさんがいろいろちょっかいを出してますw
そんなわけで本日のスタメンであります。
西口と山本昌の超ベテラン対決。
山本昌さんは生で観戦するのは2010年のマリンでの日本シリーズ以来ということになりますかの。
ドラゴンズは先発捕手はODA。
さてどうなりますやら。
序盤の山本昌の立ち上がりが不安定で、栗山をまず四球、片岡送りバント、一人倒れて中村四球と、立ち上がりに2死1、2塁のピンチを作るも、そこは百戦錬磨の山本昌、しっかり後続を断って0点に抑えると、2回、3回といずれも3人で斬ってとる。
対する西口は無難な立ち上がり。
2回に1死からブランコにレフト前ヒットを与えるものの、序盤はこの1安打のみに抑え、山本昌は結果的に3回ノーヒット、西口は1安打と、序盤からして早くも投手戦の様相。
試合が動いたのは4回表。
先頭中島がレフト前で出塁すると、中島はすかさず盗塁を試みて無死2塁。
バッターはハマスタでついに長すぎる冬眠から目覚めたように思えるおかわり中村。
山本昌の失投を逃さず、当たりは5階席から見ていても全く文句のつけようがない、まさしく「打った瞬間」の弾丸アーチを、レフトスタンドのドラゴンズファン辺りが座っていそうな場所にぶち込んで2-0と先制。
おかわりは完全に目覚めた!
この後秋山、ヘルマンと連打で出塁、原が送りバントを決め、ともすれば大量得点のチャンスでもあったが、炭谷は一塁線を襲う痛烈なライナーがアンラッキーなことにファーストブランコのグラブの中、続く西口も三振に終わり、西武の先制点は2点に終わる。
ところで。
野球場に来たからには、野球を肴にビールが飲みたいとビールを所望いたしましたら、5階席はガタイのいい兄さん達の元気な掛け声が響く、500缶のビールとチューハイの販売しかないんですな。
1階席だと生樽のビールも販売しているようだけれど、さすがにこの段差、この高さでは樽を背負って売り歩くのは危険なことこの上ないのだろう。
缶を載せる弁当箱をかつぐ兄さん達も、下段エリアの客に届ける際は、弁当箱を通路に置いて缶を紙コップに移し、注いだ紙コップをやおら階段を下りて渡す方式なんですな。この段差だと、弁当箱を担いだまま階段を下りれば、下手にもんどりうってこけたらそれこそ…((((;゜Д゜)))))))
場内料として仕方ないと割り切りたい部分もあるけれど、500缶のビールの立ち売りが650円って…(・・;)
でもまあ、他球場を考えたらこんなもんか。売店で売られている生は750円だし、それでも東京ドームに比べたら50円安いし、生の価格でいえば、神宮と差はないわけで。それに神宮だと、生を売る馴染みの売り子さんがいなければまず瓶ビール(450円)を買うしな(^^;)
余談ついでにもう一丁。
このパノラマ席の入りを写真でご覧いただければお分かりなんですが、1塁側と3塁側とでは、人口密度がくっきり違うんですな。
上の写真はネット裏5階席で、スコアボードより左手側が1塁側、手前側が3塁側なのだけれど、席の埋まり方が全く違うのにはびっくり。
3塁側のほうが圧倒的に楽ですなあ。
中日ファンの方は迷わず1塁側を選ぶんでしょうが。
4回表以降は特に動きがなく、6回裏のドラゴンズが西口を捕まえかけ、小田の代打福田をショートゴロに斬って取った後、山本昌の代打堂上剛裕が2ベースを打ち1死2塁とするも、続く大島の当たりがセカンドライナー、ランナー剛裕は打球を全く見ることもなく3塁めがけて突進していたので戻りえずダブルプレー、反撃の芽を潰してしまったが、おそらくギャンブルスタートだったのかと。でなければ、打球に目もくれず3塁めがけて突進するはずがないんで。
試合もいよいよ終盤7回。
中日は山本昌に代打を送ったのでピッチャーソーサ。
7回表のライオンズも、6回裏のドラゴンズ同様1死から投手を攻め、前の打席で痛烈なライナーがモロにブランコの真っ正面で天を仰いだ扇の要炭谷が2ベースを放って1死2塁。
ここでバッターは西口。
今思えばここが勝負の肝だったか。
西口に対して西武ベンチは送りバントで2死3塁という態勢を良しとせず、打たせる作戦。
これが4点5点離れているのなら、とりあえず立たせるだけ立たせておいて栗山勝負という算段も考えられるのだろうが、西口に送りバントを指令せず。ということは即ち、もう1点を積極的には狙っていないという意味合いにも思えてしまうのである。
もちろん西口が打ってくれれば1死1、3塁、当たり所がよければ炭谷が帰ってくる場面であり、西武サイドからすれば、よりチャンスを広げて1、2、3番で迎え入れたかったという腹積もりだったのだろう。
まあ、普段投手が打席に立たないパリーグで1死2塁で投手の打席。
打たせて1死1、3塁とするか、アウトカウントを犠牲にしてでも2死3塁として栗山を迎えるか、どちらがより確実な作戦か…という話にはなろうかと思う。
結局西口は三振。トップに返って栗山もセンターフライに倒れ、ダメ押しともなる追加点のチャンスを逸してしまう。
水木一郎兄貴の「燃えよドラゴンズ」が流れてドラゴンズのラッキーセブン。
6回裏の攻撃で西口攻略の糸口を掴んだか、ドラゴンズがじわじわと反撃を開始する。
まず先頭荒木がセンター前、一人倒れて森野四球で1死1、2塁のチャンス。
続くブランコの当たりはレフト前も、ここは1死なので本塁突入は当然自重で1死満塁。
途端にばたばたしだすライオンズベンチ。
続く井端がしっかりライトに犠牲フライを放ちまず1点。なおも2死1、2塁のピンチ。
スタメン野本がなぜか4回あたりで下げられライトに入っていた藤井は3塁へのファウルフライに倒れ3アウトも、西口がいっぱいいっぱいなのは素人目に見ても明らかで、これはもう継投勝負に行かざるを得ない。
そう。西武の継投勝負。
今の西武には磐石のセットアッパー、守護神は存在せず、先発で不調だった涌井が、ほぼ先発失格を言い渡される形で抑えに回っているのが現状。
さて、まず間違いなく西武が出るであろう継投勝負が吉と出るのか、凶と出るのか。
7回裏が終わると、ナゴヤドームではバク転対決が行われます。
レオは成功してこの態勢。
さてドアラは。
このバク転対決は、この後起こる、誰もが想像もしていなかった悲劇への、序章でしかなかった。
得点は2-1でライオンズのリードで迎えた、8回裏のドラゴンズの攻撃。
ライオンズのピッチャーは、やはり西口から岡本篤志にスイッチ。
この回ドラゴンズの先頭は、小田の代打で途中から捕手に入っている福田。
カウント2-2からの渾身のストレートがボール判定。
そして福田に投じたラストボールが福田の腕に当たりデッドボール。
傍から見ていれば福田がスイングに行っているようにも見えたが判定はデッドボール。誰も何も抗議に行かなかったので、ベンチとしてはスイングとは見ていなかったのかもしれない。
この2つの判定で岡本篤が動揺したのか。
続いては代打の真打登場、仙台から名古屋に戻ってきた山崎武で場内がどっと沸く。
山崎武もライト前で続き無死1、2塁。
…焦げ臭くなってまいりました(・・;)
続く大島は当然100%送りバントの場面だったが正面に行きすぎ岡本の前。
岡本が3塁へ放って3塁封殺、1死1、2塁。
…ここまでは岡本のペースだと思った。
100%送りバントの場面で3塁を封殺しアウトを一つとれたのだから、ランナーが貯まっているとしても一息つける場面。ここは押して行けばゲッツーも取れるところ。慎重に攻めたい岡本。
2番荒木は、内角を思いっきり詰まらせたかかなり窮屈なバッティングでピッチャーゴロ。岡本は一瞬3塁を見たが、打球が死んでいるのが災いして3塁は刺せそうにない。ここは1塁に転送して2死2、3塁としたいところ…。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああどこ投げてんだお前ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
なんとなんと岡本が1塁へとんでもない悪送球。
2塁ランナーが労せずして帰り同点…。
なんということだ…。
この場面だけは、あたしは「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」と叫んだっきり、次の句が告げられませんでした。
打たれて同点なら仕方ないけれど、岡本篤志の独り相撲で、好投西口の勝ち星を消してしまった現実に、どちらよりで見ていたわけでもないのに唖然呆然。
状況は同点だけれども、こうなってははっきり言って多勢に無勢。
ベンチはここで岡本篤志を諦めてウィリアムスを投入するも時既に遅し。
森野倒れるも2死2、3塁で和田。
外野は前進守備。
渾身の力をこめた和田の一振りは、前進守備の外野陣をあざ笑うかのごとく右中間に抜ける3塁打で逆転…。
後は野となれ山となれ。
ブランコ井端とつるべ打ち、藤井四球で打者一巡、気がつけば福田の代走に入っていた英智、山崎武の代走岩崎達郎にまで打順が巡る有様。
ちなみにこの場合、この段階では次のイニングの守備位置がまだ決まっていないため、場内アナウンスは「バッターは、英智(岩崎達郎)」という形になります。このときは両方とも打順は言っていなかったはず。
そしてライオンズはウィリアムスも諦めて大石を投入。
期待の投手を敗戦処理で肩慣らしの試運転というところだろうか。
結局この回5点を取ってドラゴンズ大逆転。
となればあとは9回表を締めるだけ。
4点差があるので岩瀬を出すまでもなく、交流戦前までデビュー以来防御率0.00を誇っていた期待のルーキー田島が登板。福田に代走が出た関係で、英智がそのまま入りレフト、岩崎達郎がサード、サードの森野がファースト、殊勲の決勝打5番レフト和田に替わって谷繁が入りキャッチャー、6番ファーストブランコに替わってピッチャー田島と、布陣を大きく変えてあとは締めるのみ。
…。
……。
( ´Д`)y━・~~締まらねえなあ田島くん…。
簡単に2死を取り、ライトスタンドから「あと一人」、「あと一球」コール(ちなみに筆者は「勝負は下駄を履くまでまったく分からない」という観点から、このコールが大っ嫌いである)が沸き起こる中、炭谷の代打嶋、大石の代打上本と連続安打を許し、2死ながら1、2塁。
ランナーが貯まってセーブがつく場面になり、ドラゴンズベンチはやおら岩瀬投入。
岩瀬は栗山を簡単にショートゴロに斬って取り試合終了。
( ´Д`)y━・~~
西武の中継ぎ恐ろしや…。
えらい試合を見てしまった印象。
序盤の山本昌と西口の投げあいを見ている限り、こんな展開が待ち受けようとは正直思わなかった。もちろん、西武の中継ぎが弱点であることは重々承知していたので、「西武が中継ぎ勝負に出たら分からんぞ」とは思っていたが、それにしても…。
しかしながらこの試合、僕は勝負の鍵は岡本篤志投入ではなく、その前のイニングの西口に対するベンチの攻撃指示ではなかったかと思っている。
リードしているあの場面で、ダメ押しとなる1点を積極的に取りに行かなかったことが、結果一つのミスからバタバタになってしまったのではないかな…と考えるのである。
この試合の投球内容がナベQの逆鱗に触れたようで、即座に浅村とともに2軍降格を通告されてしまった岡本篤志だが、もちろん岡本篤志の独り相撲でみすみす相手に流れを渡してしまった点は大きいとは思うが、この敗戦を岡本篤志だけに責任を押し付けるのはいかがなものかと思うし、本当に首脳陣が岡本篤志をセットアッパーとして信頼を寄せるのなら、もう少し使い方があるのではなかっただろうか…と思うのだ。セットアッパーにしても抑えにしても、ダメだったからといって簡単にスペアが用意できるほどのポジションではあるまい。
ならばなおのこと、終盤7回でのチャンスで追加点を取りにいけなかったかな…と僕は考える。
まあ…ねえ。
「明日はわが身」とはいうけれど、その昔ロッテも中継ぎ抑えが不在、先発も4枚で回していた時期があっただけに、埋もれかけていた昔の記憶を揺り動かされるような試合でもあった。
ちなみに帰りは歩いてJR大曽根駅へ出て、中央西線で名古屋へ出るつもりだったのだけれど、イオンモールナゴヤドーム前矢田とナゴヤドームの位置関係を勘違いし、90度違う方向へ出てしまったようで、西へ歩くつもりが南へ歩いていたという大失態。
気がつけば萱場の交差点(・・;)
しかし、この通りに基幹2号系統のバスが走っているのを思い出したので、古出来町から栄行き名古屋市営バスで栄へ出て、地下鉄経由で名古屋へ。
この基幹2号系統は栄行きの他、市営バスは名古屋駅行きがおよそ20分毎、、名鉄バスは名鉄バスセンターまでの便も頻発運転されていて、名古屋駅へ出るなら名鉄バスセンター行きに乗ってしまえばよかったのだが、いつ来るかが分からなかったし、試合終了後とあって混んでいたらげんなりするので、空いていた栄行きに乗って名古屋へ。
名古屋からは自由席と決めていたので、18時半前の「こだま」でゆっくり帰ろうと思っていたのだが、思いがけず自由席が空いている「のぞみ」が来たので飛び乗って、ケータイの充電をしつつ帰宅したのでありました。
ナゴド未踏だったとは意外です
客観的に野球を楽しむにはパノラマ内野がベターですね
やはりビール売りがお兄さんなのはツラいw
売店売りの750円は相応の量なんでコスパ的には問題ないかと(あの量飲めない人も…)
ナゴド→大曽根駅 道間違いは納得www
しかし、ライオンズブルペンの伝統恐ろしや
俺達の代名詞、大沼と小野寺放出で変わるような気もしたんですが…
ロッテ戦以外を生で観るのってホント楽ですよね
ライオンズブルペンは、中継ぎ構築はもう少し大事にして欲しいものです。
継投の成功率が5割そこそこというのは、敵で当たっていてもどうしても気になる数字ですからねえ。
明日はわが身とはいえ、これが自軍の出来事だと思うと…。
ナゴヤドームの足に基幹2号系統が使えるという発見は大きかったですw