小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

新宿殺人予告で中3逮捕に思うこと

2011-02-13 23:59:59 | Weblog
ネット上で新宿駅新南口付近で大量無差別殺人を予告した犯人が逮捕されましたが、やっぱり中3だったか…。

新宿駅での無差別殺人をネット予告容疑 中3男子逮捕 - 朝日新聞
インターネット上の掲示板で東京・新宿駅での無差別殺人を予告したとして、警視庁は、横浜市の中学3年の男子生徒(15)を威力業務妨害容疑で逮捕し、12日発表した。「どれぐらい騒ぐか見てみたかった」と話しているという。

 捜査1課によると、男子生徒は2月6日午後3時50分~4時25分ごろ、神奈川県のスーパーで、無線LANでネット接続した携帯ゲーム機で「2月11日午後21時に新宿駅ハイウエイバスの乗り場付近で通り魔を起こす」などと掲示板に書き込み、周辺を警戒させるなどしてバス会社の営業を妨害した疑いがある。

 ゲーム機の位置情報などから、11日夕、川崎市内で不審な男子生徒を警察官が見つけ、書き込みをしたゲーム機を確認した。男子生徒は同日深夜の新宿駅発大阪行き高速バスの切符を持っていたといい、騒ぎになっているのを見ようとした、という趣旨の話をしているという。

 予告時間の新宿駅には見物人らが約500人集まったという。


この話は元々2ちゃんで出ていた話のようで、この書き込みがなされてからというもの、毎日のようにツイッターでは「こうした犯罪予告があったので、当日同時間には新宿駅新南口近辺には近寄るな」という注意喚起が拡散されていたので、早い時期からこのような話があることは知っていたけれど、注意喚起するに越したことはないけれど、拡散するのも相手を余計に図に乗らせるだけのような気がするし、さりとて「やれるものならやってみろ」なんてポロリと書いて、本当に新宿で事件が起こったら、多分書いたおいらも警察の取調べを受けることになるだろうし、こういった事件の話は、どう料理すればいいか、たえず判断に悩まされる。心のどこかしらで、みんながみんな「やれるものならやってみろ」とは思っているだろうが、そう書いて本当に事件が起きたら泣くに泣けない事態に悩まされるから、こうした事件は深入りしたことは書かない方がよろしいということか。

中学3年生ということは、高校受験を控えているはずの生徒だろうと思うのだが、この時期にゲーム機を持ち歩ける環境ということは、受験がもう終わったのか、或いはエスカレーター式に高校に進学できる私立中学の生徒なのだろうか。いくら受験の合間の息抜きとはいえ、高校受験がまさに佳境を迎えているこの時期に、ゲーム片手にフラフラできるとは到底思えないからだ。

…まあ、この中学生が受験を迎えていようとなかろうと、おいらはその環境には全く興味はない。なにせ逮捕されてしまったのだから、行く先々で多大な影響を被ることになるからだ。

しっかし、興味本位で殺人予告をネット上で撒き散らして厳戒態勢を敷かれるというのも考え物…という意見もあるけれど、それ以上に、この中3のネット上でのアジテーターの魅力はまるでゼロですな。
だって、とりあえず模倣だろうが何だろうが、犯罪予告すれば、警察も一般市民もとりあえず警戒せざるを得ないから。

っていうか、ネットで刃を研ぐってーのが気に入らん。

ネットで刃を研ぐくらいなら、てめえの言葉の刃を磨げるくらい精進すればいいのに。

アジテーターの修行がしたければ寺山修司を、言葉にナイフを仕込むなら、「ぼくは12歳」を書いて早くに自殺した岡真史をお勧めする。まあ、15歳に寺山修司は早すぎると思うけれど、読めば稀代のアジテーターになれたかもしれない。成れの果てが都知事選で一世を風靡した外山恒一になるだけかもしれんがwwww政見放送で散々アジった挙句、都民から1万2千だかの票を勝ち取ることが出来たのだから、都知事選には当然のごとく敗れても、1万の票を獲得したことに、本人からすれば意義があったのだろうと思う。

おいらだったら、ネットで刃を研ぐ場所を見つけるぐらいなら、それより遥かに長い時間をかけてでも、己の言葉にナイフを持たせるべく、研ぎ澄ます修行を続けたい。
同じようなことは3年前から書いているけれど、おいそれと言葉にナイフを仕込むことが出来たなら、全国30万人の売文業者の皆さんは苦労はしまい。「読まれてナンボ」ではなく、「カネを出して読まれてナンボ」なのだから。

「書を捨てよ、町へ出よう」とは、寺山修司のアジテーションの一つだが、今になぞらえれば、書物よりネットを捨てて町へ出たほうがよほどしっくりくるというもの。
かくいうおいらも、「書を捨てよ、町へ出よう」に触発されて、かばんに一切の本をつめないままに新宿に出てみたけれど、誰に絡むでもなく、誰に恋するでもなく、誰にコクるでもなく、それこそバイト先のエレベーターガールのお姉さんの一人くらいたぶらかせば、それなりに寺山の書の向こうを張る展開になったはずだというのに、そんな勇気すらわかず、そんな自分を変えようと努力することもなく、専門学校のゼミの女の子達にフラレまくっていたのである。「美人を抱かずしてどうして男でいられようか」という一文にさえ触発されることなく、清掃員としてエレベーターガールの乗務するエレベーターに同乗出来るひと時を楽しむだけの、しがないアルバイト生活を送っていたのだ。それこそ「青年よ、大尻を抱け」などというアジテーションとはおおよそ無縁の生活だった。

そう考えれば、彼もまだ15歳。
大尻を抱くチャンスはいくらでもある。
ネットなんてしょせんは詮無き世界。
現実世界で刃を研いで欲しい。

…出た結論が和食料理店の修行で日々下働きと包丁研ぎの毎日というのであれば、それはそれで非常に興味深いことではあるが、さて。


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