小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

小倉競馬場突撃記(前編)

2012-02-28 00:00:01 | 日本全国旅打ち紀行
こちらの記事の続きになります。

駅ビルから飛び出すモノレールの姿は、まるでアニメ「銀河鉄道999」のメガロポリス・ステーションの情景そのままの近未来的な絵。
小倉駅前からモノレールに乗って向かった先は、当然のごとくw小倉競馬場。

小倉競馬場も、実は阪神競馬場と同じく、今回が初踏破という競馬場ではなく、1994年2月、1997年8月に次いで3度目。
ただ、前2回はいずれもスタンド改築前の旧スタンド時代の話で、1999年にスタンドが大きく改築されてからは初めてということになる。
福岡ドームに遠征に行ったことがある2002年、2003年とも、小倉競馬の開催にはまだ時期が早く、いくら新装成った競馬場に興味はあっても、場外ではなかなか食指が動かなかったし、2002年には、同じ週末に開催中という佐賀競馬場を逆に踏破してから福岡ドームに攻め入ったこともある。

モノレールが小倉を発車して、南口のバスターミナルを空中から眺めて、ここで初めて小倉~平和通間が初乗りだったことを思い出したw
北九州モノレールが開業した1985年~1998年までは、小倉の一駅先の平和通が「小倉」を名乗っており、駅ビル内への路線が延長開業したのは1998年であり、当然のことながらこの一駅間は乗っているであろうはずがない(笑)。
1998年までは平和通が起点だったこともあり、小倉~平和通間は複線ながらも単線並列になっており、平和通駅の企救丘方に両渡りポイントがあって左側通行に進路を変えることになる。従って、平和通でも島式ホームの目的方向左側のホームに到着する列車が、必ずしも目的方向に行くとは限らないので要注意。
小倉~平和通間が未乗なら、実はモノレールを小倉から競馬場方向に乗るのも初めて。
小倉競馬場初踏破の1994年2月は、博多駅交通センター(現博多バスターミナル)から小倉競馬場行きの友の会バスで乗りつけた。友の会バスとは、旅行会社の日帰りバスハイクツアーというわけではなく、往路無料、復路有料という福岡地区独特のルールで運行されている送迎バス。現在では小倉競馬行きの友の会バスは無くなってしまったが、システム自体は久留米・大川地区から佐賀競馬場へファンを送る送迎バスに残っている。要は足を確保しますけど、費用は主催者とファンとで折半してくださいね…という考え方なのだろう。
1997年8月は前夜小倉駅前のビジネスホテルに一泊し、どうせ指定席狙いならそのまま朝早くモノレールで出発すれば良かったものを、「どうせなら企救丘からモノレールに乗りたい」と、小倉駅前から行先番号34番志井車庫行き西鉄バスに乗り下志井下車、企救丘まで歩いてモノレールを踏破する荒業に出ることに。
どうせなら指定席を確保してから、或いは帰りにやればよかったのに、結局600円のB指定席(テーブルなし)の、スタンドのかなり端のところしか確保できず、しかもその日一日馬券も散々だった苦い記憶が蘇る。

モノレールに揺られること10分ちょい、競馬場前駅に到着。改札から競馬場までは直結なので便利。
まずは大きなスーツケースを手荷物預かり所に預けて身軽に。
馬場側へ出ると、広々とした空間が待っていた。







移動中のゲートと一緒に、小倉のゴール板。



埒沿いに接近すると、この距離で芝を蹴立てて疾走する馬の蹄と鞭の音がビシビシ聞こえてくる。



1999年に改築されたスタンドは6階建て。吹きさらしの一般席が2階まで、ガラスばりの席は3~5階、その上に6階フロアがある。



ガラスばりの3、4階の手前側、即ちゴール前がA指定席だが、同じ3、4階の奥のフロアは一般席。ゴールからは遠くなってしまうが、追加料金を取られることなく4階の高い位置まで昇ることができるのが特徴。
改築前のスタンドは3階建てで、目線で見ても、追加料金を取られることなく改築前より高い位置で見られるのは、ファンにとっても福音だったろう。
5階席の手前側は馬主席、奥はB指定席。A指定よりも高い位置にB指定が存在するのは福島競馬場と一緒。これも福島と同様に、高い位置にあるがゴールから遠いという理由でワンランク料金が下がる。
6階席は業務エリアと、4コーナー寄りの一角に来賓ロビー席が設けられている。ここは改築当初、ロビー席のB指定として一般開放されていたのだが、レースが立ち見であること、隔離された一角であることなどが災いして嫌われたのか、しばらくして来賓席の扱いになった。

4階一般席から、コースを一望してみる。双眼鏡で観戦しても、向正面を見るときにターフビジョンや着順掲示板、障害コースのバンケットが干渉しないので、レース全体を見るときは4階まで上がってくればばっちり。ただしゴールからは遠くなるが。





一般席のいすもご覧の通りで、中央場所とは違い、横がゆったりしているので、ジュースやビールの置き所にも苦労しない設計。



ガラスばりの「プラザ99」。フードコートやグッズ売場が並んでいて、とても競馬場内とは思えないデザイン。



4階デッキから眺めたパドック。細かい馬体をチェックしたければ、双眼鏡をお持ちになるか下のフロアまでどうぞw
奥には北九州の産業を支えたであろうボタ山が見える。



…というわけで下りてみたw



パドックの外周を通ると、そのままモノレールの競馬場前駅に直結されている構造。



ここでは、阪神競馬場みたいに無粋な埒で囲われることはないので、馬の写真を撮っても、最前列からでもご覧の通り。



ひととおり小倉競馬場のスタンドをご覧頂いたところで、改築前の小倉競馬場の姿も少々ご覧頂ければと存じます。
写真はプリントを複写するという荒業を用いましたので、画質はそれなりになっております(´・ω・`)
また、1997年8月撮影で、プリントも色あせておりますが併せて御了承くださいましm(_ _)m



小倉競馬場の名物だったパドック席。座りながら馬を見ることが出来た。



当日行われた新馬戦。勝ったのは前走3着後、折り返しで使ってきたアインブライドの圧勝。



ちなみにアインブライドが勝ったこの新馬戦、アインブライドから遅れること17秒という、大差のしんがり負けを喫したマルミラクルという馬が、5ヶ月の休み明けを挟んだ京都の未勝利戦で勝利。井崎センセイいわく、競走中止などを除いて、勝ち馬が前走つけられた着差が17秒というのは、公式記録ではないけれど、まず間違いなく日本記録なのだそう。

( ´Д`)y━・~~どっちのレースも生で見てるんだよな…

マルミラクルが夏の小倉で見た馬というのは覚えているけれど、まさか勝つとは思わなかったもんなあ…。

芝1000メートルの4歳未勝利戦をデビュー勝ちした、ロワイヤルハイネス。
鞍上はこの2月で鞭を置いて調教師に転進する高橋亮。1996年デビューだから当時デビュー2年目のアンちゃんも、調教師に転進するほどに年月が流れているとはねえ…。



1997年8月に行った時は、小倉3歳ステークスの前日。
9レースには、今でも小倉競馬場名物として残されている、九州産馬の3歳(当時)オープン、ひまわり賞。勝ったカノヤツヨシ。


※↑5枚ともクリックで拡大してしまいます。

さてここでお断りです。
想像以上に写真点数が多くなってしまい、一つにまとめ上げるにはかなり重たくなってしまいますので、ここはエントリを分割し、後編にも写真をふんだんに使用いたしまして、小倉競馬場の雰囲気の一端をまとめようという所存でございます。
つきましては以下続きます。

御了承くださいm(_ _)m


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