小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

日暮里駅で超芸術祭開催中

2007-08-08 02:31:33 | 鉄ネタなんてどうよ?
工事中の看板に、なんとも表現がしがたい書体で、ガムテープで文字が切り貼りされているところを、皆さんはご覧になったことがあるだろうか。
元を辿れば、2004年あたりに、新宿駅東口改良工事の際に、工事現場に突如現れた奇妙なガムテープ文字。
何とも表現しがたい、しかしある種のコンセプトを元に統一された書体、そしてなにより、その書体を、全てガムテープの切り貼りで表現してしまうという芸術性に、ごく一部には熱狂的なファンまで生み出したという。

これが今、3年の時を経て、改良工事中の日暮里駅で、ガムテープ文字が再び姿を現し、ごく一部の熱狂的なファンの注目の的になっている。

この書体は、「修悦体」として、ごく一部の熱狂的ファンからちゃんと書体認定されている(笑)。
「修悦体」の名前の由来は、この書体の考案者であり、実際に現場でガムテープを自由自在に操り、文字を自由自在に生み出している、警備員の佐藤修悦氏の名前から来たもの。
この「修悦体」は、こちらのサイトが詳しい。

修悦体で新宿駅が便利に(佐藤修悦さんのガムテープフォントドキュメント) - トリオフォー

ガムテープを自由自在に切り刻み、自らフォントを設定して文字を形成していくその手法は、まさしく芸術そのもの。ただ単にガムテープを直線的に切り刻んで作り出す文字とは訳が違い、ちゃんとした規則性の本に、綺麗なフォントが生み出されていく。全ては計算づくで、一つ一つ文字が生み出されていく。



ともすれば殺風景となりがちな工事現場を、ガムテープ一つで芸術のキャンパスと変えていくその手法。

それでは、日暮里駅で展開されている「修悦体」の芸術展を、とくとご覧あれ。





修悦体にかかれば、パソコン出力の案内表示などいらぬ。



ガムテープ一つあれば良い。



環境に配慮して紙など要らぬ。
そこに仕切りの鉄板があればいい。





白線で「止まれ」



数字だってマジックなんか要らぬ。
すべてガムテープにお任せあれ。



氏の神の手にかかってしまえば、キオスクだってこの通り。



位置関係だって分かりやすいもんね。



修悦体は、子供達の目印にもばっちり利用されている。
ポケモンスタンプラリーのスタンプ台はどこかなあ…?



ポスターと相まってわかりやすいね。



ご丁寧にも床にも書いてあるから、身長が低い僕たちでも安心だね!



奥まったところに移動したみどりの窓口も、この表示を見れば、どこにあるか一目瞭然。



「窓」という字をアップで撮ってみる。
こうやって切り貼りされてます。



皆さんも、芸術を肌で感じたくなったら、迷わず日暮里駅まで是非どうぞ。
そのガムテープが織りなすアートに、胸を昂ぶらせて下さい。

  

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2 コメント

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Unknown (トリオフォー山下陽光)
2007-08-22 05:53:38
新作動画をUPしたのでどうぞ
http://jp.youtube.com/watch?v=Xoln4SRiy_A

8月26日から高円寺にて佐藤修悦展「現在地」
を開催します。
なんと当日は佐藤さん本人が実演で文字を切ってくれます
お時間ありましたらどうぞ
http://trio4.at.infoseek.co.jp/
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あれま (小馬太郎兵衛)
2007-08-22 10:12:44
>トリオフォー山下陽光様

いらっしゃいませ。
わざわざご訪問&コメントを頂きましてありがとうございます。

展示会まで開催されるのですね。
実演は是が非とも、一度拝見したいものです。
あれだけの字を、どのような腕で切り貼りされておられるのか、興味津々です。
ありがとうございました。
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