ウォルフのリートの後、今度はR.シュトラウスのリートを聴きたくなった。すでにCD8枚からなる他の全集は持っていたが、それより多い9枚の完璧とある全集が出たので買ってしまった。(画像のもの)これも少し前のことである。しかし見比べたわけではないが、どうも以前所持してないのが入っているように思えない。しかし演奏者は違うからいいか。すでにこれも聴き終えた。この全集はピアノ伴奏のリートのみで、一部ホルンなどが伴奏についているのもあった。シュトラウスには管弦楽伴奏のリートも数多くあり、やはり最後の作品となった「4つの最後の歌」に非常に魅かれる。ヤノヴィッツの歌うカラヤン指揮のもの、シュワルツコップのセル指揮のもの、これらは本当に絶品と言っていいだろう。ヴァイオリンのソロを伴うアイヒェンドルフの詩による「夕映えの中に」は特に素晴らしく思う。このソロの部分をバイオリンで弾けたらなどと思うが、いつかやってみたいと思うが…。頭の中ではすでに始まっている。
以前も書いたが、シュトラウスの作品は、交響詩、歌劇、リートが3本柱と言っていいだろう。幸いすべて、管弦楽伴奏のリートも含めこれらの分野は全部揃ったようだ。室内楽曲、協奏曲、オリンピック賛歌などの吹奏楽、などもCD,LPで所持したので、今後は買うことはないだろう。
いや、オペラは映像を伴わねばとも考える愛好家もいることでしょう。「バラの騎士」などビデオに収めたものもある。「サロメ」と「エレクトラ」はLDを購入していた。しかし、LD(レーザー・ディスク)のハードが故障して、レコード・プレーヤーのようにCD時代でも新たに発売されていればいいが、ブルーレイの時代にLDはご用済みのようで出ることはないので、既にこれらはすべて無駄になってしまった。ヴェルディやベルリオーズなどのオペラも結構あり(マニア故)困ったものだ。その時代VHDなどと言うのもあった。私はLDしか買わなかったが、これらを買った人はどうしているのだろう。ボヤキになってしまった。