さらば岡本真也

和田の人的保障は岡本―。
地元埼玉の佐藤充や中里が有力では、と言われていましたが、
蓋を開けてみたら不動のセットアッパー岡本。
全く考えもしない名前だったので本当に驚きました。

いかにもな馬力タイプのピッチャーで、
150km/hのストレートと鋭く落ちるスライダーが武器。
不動のセットアッパーとなった今ではちょっと信じられませんが、
入団当初は先発で起用されることも。
（実際、03年にナゴドで観戦したときは先発している）

04年の落合政権発足と共にセットアッパーへ。
この年、自己最多の63試合に登板し9勝、防御率2.03で優勝に大きく貢献。
翌05年には中継ぎで10勝をマークするなど、
落合政権4年間では毎年50試合以上に登板。
岩瀬の偉大な記録は岡本の功績によるところも大きいのです。

豪速球と鋭い変化球で捻じ伏せる姿は最高に逞しいのですが、
その反面、全くストライクが入らなくなったり、どでかい一発を浴びたりと
その打たれっぷりもまた見事。
ドキドキハラハラの岡本劇場も、ドラゴンズではもう見れません。

豊田のFA流出以降、ストッパーを確立できずにいる西武ではクローザーの可能性も。
西武でさらに花開く可能性は十分にあると思います。
好漢岡本の活躍を期待しています。
今まで本当にありがとう。