話の聴き方(傾聴)教室 傾聴ハピネス

傾聴ハピネスは「聴くこと」(傾聴)の大切さ・素晴しさを皆様に発信していきます。聴き方が変われば生き方が変わります。

出会いの輪

2010-08-31 | 日記
傾聴活動を通じて、本当にたくさんの方と出会い、つながり、お世話になっています。

このご縁には感謝感謝です。

心のバリアが無い分、触れて感じるものが多いのだと思います。

不思議ですね。

心のバリアを頑丈にして自分を守っていたときには、このバリアが耐えられないほどの出来事が津波のように押しかけてきたイメージがあるのですが、このバリアをはずしたとたん、静かな入り江のように、いやだなと思うことや人が、何も押しかけてこなくなりました。

ドーンとぶつかってこられても、傾聴しているうちに相手のパワーを吸収していってしまうのかも知れませんね。
跳ね返そうとするから、何倍もの力が必要だったのだと思います。

吸収してみると、いやなことと同時に愛すべきことも見えてきたりします。

そうなると、人間ってなんて奥が深いのだろうと考えてしまいます。

たくさんの人に出会って、いろいろな思いや価値観に触れることで、私は学ばせていただいてるのだと思っています。

話すことで確かめる

2010-08-30 | 日記
今日は、新しく傾聴ボランティア養成講座をやらせていただく社協さんに打ち合わせでお邪魔しました。

電話で事足りる内容でも、やはり顔を合わせてお話しすると、担当者さんとの信頼関係やお互いの思いなどが伝わりやすく、とても大切でいい時間なのです。

「先生のプロフィールの紹介を」と聞かれて、現在の活動までの経緯を話しているうちに、私の思いを改めて思い出したり再確認したりできました。

いい講座にしようとばかりに気をとられていましたが、実は実は、「何を伝えたいか」がおろそかになっていたように思います。

「傾聴って大切で楽しい、そして素晴しいものなんですよ」
この思いを一生懸命伝えていこうと確認できました。

誰かに聴いてもらうって本当に大事なことなんですね。
こうやって、自分自身でいろいろな経験や失敗を繰り返しながら、講座や傾聴に活かしていけるように。
そして、そういう思いになれる自分がまた好きだったりします。

教えるのではなく、伝える。
心の位置はここからなんですよね。
謙虚に、でも熱く!

素敵な気づきをもらえて、今日はとってもいい日になりました。

聴いてみなくちゃわからないこと

2010-08-26 | 日記
講座でロールプレイをやっていただくときに、自分の「夢・願い・大切なこと・思い」について語っていただいています。

人は見かけによらないではありませんが、聴いてはじめてその方の「人」の部分に触れる気がします。

この方にこんな素敵な夢が。。。
この方って意外!
などと、相手の方の新しい部分を発見したり、心を開いて話してくださったときは、「そんな大切なことを話してくださってありがとうございます」と自然に頭が下がります。

人の素晴しさって、やっぱり聴いてみなくちゃわからない。

だから、傾聴は大切で素晴しいものなんだなあと毎回実感しています。

さりげなく傾聴できること

2010-08-09 | 日記
私は、普段は会社の事務員をしています。

今日は、その仕事の関係で、お取引様にご契約内容の説明に行くことになっていました。

取引先の社長様はとてもご高齢の方ですが、まだまだ現役でご活躍されています。
ただ、電話での対応だとあまり納得がいかないようなことがあるので、今回も直接伺うことにしました。
片道40分の場所です。

事務所に着くと、社員の方が「よく分からないようなのでちゃんと説明してやってください。私が言ってもだめなんですよ」とおっしゃいます。

私自身、どんな説明を求められているのだろうか。。。とあれこれ資料を用意していきましたがちょっと心配です。

社長様とは、以前お会いしたことがあるのでこちらから明るくご挨拶させて頂きました。
すると、社長様も笑顔で応対してくださり、今回の問い合わせの件について簡潔に聞いてこられました。
社員の方から聞いていたのと違う印象です。

とてもしっかりと話され、何が不明なのか何が知りたいのかきちんとご本人は分かっていらっしゃいました。

社長様は「耳が遠いので、言葉がよく聞き取れない」と最初にお話ししてくださったので、ゆっくりと幾分低めの声でお話しをさせていただきました。
私の説明で疑問解決したようで、「社員に何度聞いても良く説明してくれなくて不安でいたので、今日は分かってよかった。遠いのにわざわざ来ていただいて本当にありがとう」と晴れ晴れした笑顔でおっしゃってくださいました。

仕事の話をしながら、社長様の心の内や取り巻く状況を一緒に傾聴していたように思います。
社長様ご自信は、耳がよく聞えないことで不便だけでなく不安を感じることも多いということ。
そして、周りの方は社長様への理解と対応がうまくできないために、すこし煙たく面倒な存在と感じていることなどが伝わってきます。

私に傾聴の知識が無ければ、きっと今日のような説明ができず、社長様を怒らせてしまったかもしれませんね。

傾聴は、大げさに振りかざさなくてもいつでもできる素晴しいスキルです。
身内には難しいかもしれませんが、「傾聴傾聴」と唱えると傾聴モードに入っていけますので、日常の生活にもどんどん活かせるといいなと思います。
さりげなく傾聴する。
そんな自分の在り方が目標です。

変わらない過去を責めるより、明日を一緒に築くことのほうが大切

2010-08-08 | 日記
講座の中で、「変えられないものは過去と他人ですよ」と皆さんにお伝えするのですが、このフレーズ~変わらない過去を責めるより、明日を一緒に築くことのほうが大切~を聞いて、本当にそうだなあと思います。

私自身も、ずっとある人の過去を心の中で責め続けていました。
どんなに責めても何も改善されず、むしろ頑なになられてしまいました。

「苦しんだ自分、かわいそうな自分」の立場を捨てて、未来に目を向けて動き出してみたら、一気に流れが変わりました。
いろいろあったけど、これからまた一つ一つ作り直していけばいいかな。。。
そう思えたら楽になりました。

長い時間恨んでいると、相手のことを許せないのではなく、「許してしまうと自分の思いが無駄になってしまう」と言うことに意地を張ってしまうような気がします。

あなたの大切なこれからの時間、どうぞ無駄にしないように